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映画と映画#2「エブエブ再認識とタイトルの性質」

カオス+エブエブ=コスモス


例えばドラマ「カルテット」では、ラストシーンでそのタイトルの真髄を感じることになります。
これは、一見、視聴者に「カルテット」という一般名詞を彷彿させておいて、鑑賞後に固有名詞だと実感させる技なのです。(知らんけど)

「カルテット(一般)」→「カルテット(固有)」

「大人の恋は、やっかいだ。」

同じようにタイトルというのは、全ての映画にあるわけですから、
そこに注目すると、また新たな映画の魅力を感じられるのではないでしょうか。

本日は、様々なタイトルを挙げながら、その性質と魅力に迫っていきます。

①主人公タイプ
これはちょっと何も言えない

「ハリーポッター」
「ジョン・ウィック」
「アイアンマン」
        等々

この手のタイトルは主人公の内面に進行していく映画が多いようにも思います。(ジョン・ウィックを除く)

②一般→固有タイプ
これは先ほど挙げたようなタイプ
ドラマを経てタイトルの深みが増すようなもの

「セッション」
「joker」
「グリーンブック」
「告白」

そうかぁ、、なるほど、このタイトルにしたのはそういう、、はぁ!というサプライズをもたらしてくれる素敵なタイトルです。
大好きです👍

③要約タイプ
全体の雰囲気を掬って、濾したもの、いくらなんでも濾しすぎじゃねぇか?と思うものもあります。
このタイプは笑えるものなどが多いように思えます。
ドントthink フィール系

「カンフーハッスル」
「カンフーパンダ」
「少林サッカー」
、、、

大好きです。
※少林サッカーの面白さについては後日書かせていただきます。

④抱擁タイプ
このタイプは、とっ散らかって訳がわからないストーリーに対して、画外から収束の手を差し伸べてくれるものです。

「エブリシング・エブリウェア・オールアットワンス」
(原題: Everything Everywhere All at Once
よく原題を守った、、危ねぇ!!
ビートルズの和製タイトルみたいにならなくてよかった、、ふぅ、、)

映画を見終わったあと、あ?なんだ、結局なんだっけ?これはなんの映画だったんだい?と、カオスを潜り抜けて、心が飛散している。
そこで彼ら言うんです。


A24「Everything Everywhere All at Once」


はぁ!!

差し伸べられた優しさで、
心に芽生えたコスモスに、
我々は、涙を流したわけですねぇ、、

Everything Everywhere All at Once

映画を見れば名作に出会える。

映画と映画#2

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