最新版!「水都大阪」水辺視察先リスト
2022年9月現在、水都大阪見に行くならここ。
水都大阪への関心が高まっている。ミズベリングフォーラムでも私のコーナーで、「大阪力」と表現した、大阪の独特の力が、日本を救うヒントに溢れているからに他ならない。あなたの街にはないものを持っている大阪。それはおばちゃんの「あめちゃん」文化じゃない、阪神タイガースでもない、たこやきでもない、「水都大阪」で現れた、「大阪力」なのである。
「大阪力」とは
北浜テラス
水都大阪の快進撃はここから始まったと言っても過言ではない。蕎麦屋のおじさんが天神祭のときにエアコンの修理という理由をつけて、建物の河川敷川に足場をかけて桟敷をつくって楽しんでいたことをきっかけに、有志があつまり建物から河川敷地をまたいで公有地のうえにテラス(川床)をつくれるようにしてしまった、国家政策をまで変えてしまったプロジェクト。現在16店舗が川床をつかっている。どの店もオサレ。
天満橋駅、および川の駅はちけんや周辺
京阪電車の天満橋駅は、中之島線開業に合わせて大幅にリニューアル。その際、河川のインフラ工事も連動して行われまして、駅のコンコースから自動扉をでるとすぐそこに水辺があるというすばらしいロケーションをつくることに成功しました。中之島の剣先から15分おきに放出される安藤忠雄大先生が考案した噴水や、行き交う船、夜のライトアップを眺めているだけでも時間が過ぎてしまう、都会のオアシス。
トコトコダンダン
水都大阪の取り組みの一環で、誰でも応募可能で実現性も高いデザインコンペで一等案が実現した。土木のデザインとしてはかなり意欲的なスキームで、建築家の岩瀬諒子氏の“だんだん畑でハマベをつくる”が実現した。
堤防に張出しスラブを設けて拡幅し、雛壇状にした護岸に、ストライプ状の花壇を配したランドスケープが、まちと水辺をつなぐやわらかな境界の風景を創出し、人々の暮らしを豊かにする水辺環境を創出する。
トコトコダンダンは、市民協働のプロジェクトとしてスタートしました。合言葉は「作って終わりではなく、作った後の維持管理まで地域の人たちでやっていく」=住民共同のプラットフォーム作りをおこなっています。
TUGBOAT TAISHO
大正区、川を挟んで反対側に大阪ドームを望む尻無川河川敷に、水辺の複合施設がある。水上レストラン、コンテナショップ、パン店、バー、野菜販売、ライブが楽しめるフードホール、船着場などからなるTUGBOAT TAISHOはたんに水辺の視察先としてだけでなく、大阪のあたらしい文化を体全身で感じる、流行の最先端スポット。
特にフードホールのお店は気軽にさまざまな料理が楽しめるだけではなくそれぞれがあたらしい大阪を感じそして経営者の進取の気質を感じるすばらしいラインナップで、いついってもたのしい。水辺をながめ、そして仲間と素晴らしい時間をすごす。そんな場所。
これを実現させたギリギリアウト男、前大正区長や区役所の職員のみなさん、そして複合施設をたいへんな時期に開業させてしまったすばらしい経営者の松本さんにリスペクトです。
写真は昼間ですが、夜もおすすめ。
β本町橋
川とまちに潜むポテンシャルを掘り起こし、さまざまな人をつなぎながら、
「遊ぶ」「働く」「学ぶ」「暮らす」喜びが豊かに発芽するような、これからの「パブリック」を耕し、そだてていく。このまちの日常をアップデートし続ける、そんな場所を目指してつくられたのが、β本町橋。
β本町橋は、大阪市との事業協定にもとづく、規制緩和スキームから生まれた新しいパブリックスペース。河川敷公園に拠点を建設し、河川のなかには係留ができる船着場を設置。これらの施設を管理運営しつつ、そこにいけばだれかに会える、を実現する場所として具現化された、新しいタイプの公民館的な施設。
*視察に際しては、お問い合わせ願います。
https://www.homes.co.jp/cont/press/buy/buy_01253/
とんぼりリバーウォーク
大阪の繁華街ミナミのなかでも、川面に映るネオンのきらめきが多くの観光客に親しまれる道頓堀。大阪らしい観光地としてその名を全国に知られる道頓堀に、平成16年12月に誕生した水辺の遊歩道が、とんぼりリバーウォーク。川のそばを歩けるみちができ、建物へのアクセスも確保したことでまちの構造がかわりました。またそれだけではなく、ひとがあつまる水辺の特徴を最大に活かし、イベントや広告などの営業をおこなう管理者を指定し、指定された南海鉄道が地域貢献と地域の価値向上の一環で運営しています。ひっきりなしに行き交う船のチケットはドンキホーテの店舗前で買うことができ、たくさんのひとたちが行き交う船をながめ、座ったりくつろいだりしながら大阪のグルメを楽しんでいます。
中之島公園
中之島公園自体は東洋のマンチェスターと呼ばれた大阪の発展期にできた近代的な公園ですが、いっときはブルーシートに住む方々たちの印象が強く、いまの姿を当時想像することは難しかったといいます。
中之島公園のなかには、GARB weeksやビアガーデンなどができ、食事も楽しめる生活の質を向上させる場所になっています。
また、イベントもたくさんやっていて、水都大阪の象徴いえる、ラバーダックの印象も、中之島公園の魅力に花を添えています。
日常的な風景として、SUPを楽しむ人が川を行き交う姿を毎日見られるというのも楽しい風景です。
https://www.nakanoshima-style.com/walk/7445
あとは、リバーサイドヨガ。
アウトドアヨガ祭りより。
気持ちいい芝生広場で、たくさんのひとたちがヨガをする姿は圧巻。
水辺のイルミネーション、ライトアップ
平成23年、行政・民間・有識者で構成される光のまちづくり企画検討委員会によって、光のまちづくり「大阪光のまちづくり2020構想」が策定されました。これにより、水と光のまちづくりの取り組みを加速し、魅力ある大阪へ進化及び深化させるとともに、都市イメージを刷新し、世界に誇る水都大阪ブランドの確立を目指すことになりました。
湊町リバープレイス
水都大阪スタートの2004年。大阪が水と光をいかしたまちづくりをしていこうとする起点ともなった、リバープレイスの水辺の飲食店複合施設。
中之島バンクス
中之島ラブセントラル
ドリカムのPRプロモーションで華々しくデビューした水辺の複合施設。おもに結婚式需要に応える施設。
中之島ゲートパーク
中央卸売市場のすぐ近く、BBQなどが楽しめる。
CORAL KITCHEN at sea
13の拠点をラインアップしましたが、いかがだったでしょうか?コロナ感染症でいったん一息ついたかにみえますが、2025年大阪万博開催を目指して、水都大阪はまた一段と発展をするはずです。
みなさんの視察の参考になれば。
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