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【プロ野球】怒涛の攻撃、楽天打線 〜6月30日 楽天 15-4 ロッテ〜

こんばんは、岩国です。なかなかハードにスケジュールをこなしています。
観客を入れた試合が7月10日から再開。そこに合わせて、球場取材規制も緩和されるような話もあったのですが、現時点でそういった情報も、連絡もなし。仕方ないです。

さて、敗戦の影響などもあって、すっ飛ばしてしまった楽天との6連戦を1試合ずつ。今回は衝撃的だった初戦について、徒然と。

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衝撃の2回裏だった。

初回、いい形で2点を先制したロッテだが、2回裏。先発・二木が4番・浅村に初球を痛打されると、そこから怒涛の4連打を浴び、あっという間に同点に追いつかれた。打者4人に投じた球数はわずか6球。すべて真ん中近辺へのボール。各打者へのファーストストライクで、球威も感じられないものだった。

ここで田村がマウンドの二木を指差し、ベンチの方を見た。

しかし、ベンチから何かアクションがあったような感じはなく、そのまま続投。8番太田の初球で銀次に盗塁された際には、セカンド、ショート共にベースに入らず、虚を突かれるなど、作戦面でも、精神面でも完全に気圧されているような印象をすでに受けた。

太田のショートゴロで勝ち越しを許したロッテは、9番辰己に再び初球を強振されると、トップに戻って茂木の4球目に盗塁。その茂木にも最終的には抜け球でフォアボールを許し、先発二木がなんと29球で降板する運びとなった。

アクシデントを疑うような内容だったが、降板後もベンチに残っており、その後球団からなんら発表もないことから、怪我ではなかったようだが、二木独特の踏み出す前の左足の貯めが、なかったように見えたので、そのあたりが球威が出なかった要因かもしれない。真相はわからない。

その後、ファーム落ちし、先日登板したようだが、背番号を18に変えた今シーズン。しっかりローテーションで投げられるコンディションに整え直して、復帰していくることを期待したい。

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二木のあとを受けた中村稔弥は、鈴木大地に完全に初球を狙われてしまった。いろんな思いを抱えてのこのカード。その初戦で強烈なパンチを食らわせた鈴木に唸ると同時に、これほどの選手に出て行かれてしまったことを、いろいろ考えさせられた。

2月のキャンプでは、全体練習が終わり、さらに個別にあのロングティーのような(ロングティではないと本人が言っているので)練習をしていた鈴木。

時間と体調の関係で話を聞くことができなかったが、どこへいっても変わらない姿があったのだが、それをどんな状況でも継続してきたことが、この日とそれ以降の結果につながっているような気がしてならない。

どこへいっても大地は大地。やっぱりいい選手だと、改めて思った。

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大量得点の楽天は、先発・弓削が6回で降板。2番手に酒居をマウンドに送ってくれた。昨年、いろいろ話を聞かせていただいた思い入れの強い投手だ。キャンプでも彼には話を聞くことができ、記事も書かせていただいた。

その時のブルペンでも思ったのだが、今年の酒居は、昨年あった投球動作の中で一度股関節にクッと入れるような仕草が見受けられず、スムーズに投球動作を行えているように見えた。

そのせいかはわかりませんが、ストレートも強く見え、何より表情が、去年の最後の方の時と全然違って、意志を持った力強いものだった。

昨年も語っていたが、ロッテのブルペンで多くの学びを得た彼が、その経験をしっかり糧にできているように見えた。とても喜ばしい反面、それが相手チームのマウンドで実践されているというのが・・・。とにかく、昨年のようなことはなさそうで、今季は活躍が大いに期待できそうだ。

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ロッテ側でいいところを・・・となると、こういう試合展開でも気持ちを切らしているようなゆるいプレーをしていた選手がいなかったことだろう。

そういう姿勢を最後まで続けられるのであれば、突ッパの可能性も現実味を帯びてくるのではないかと思う。

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【おまけ】
楽天の小深田選手がプロ初ヒット。途中出場が多い中、走塁や守備で存在感を見せる試合も多かっただけに、ここで一本出たことで、ますます三木監督は使いやすくなったんじゃないかと思った次第です。いい選手。

あと、最後に登板してきた安楽投手。豪腕のイメージがありましたが、今回のマウンドでは力感なくふわりと投球動作に入る感じの独特なフォームでした。制球を意識してのものだったのか、実際にコントロールはよくなっており、とても印象に残りました。ホームランを打たれたマーティン以外は抑えていたので、今後もこの投げ方なのかなと思います。

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