見出し画像

【プロ野球】 練習試合 6月2日 ロッテ vs.日本ハム

こんばんは、岩国です。

6月19日のプロ野球開幕へ向け、いよいよ対外試合(練習試合)がスタート。自分は最近こしらえたワークスペースで視聴していましたが、集中していたせいか、窓を開けるのを忘れてしまい、軽い熱中症になったようで、試合終了後にぐったりしてしまいました。好きな野球が再開し、見入ってしまうかもしれませんが、みなさんも十分お気をつけください。

さて、今日の試合。気になった点があるので、幾つか書き記しておきたいと思います。「取材解禁時のためのメモ」的なものです。人は忘れる生き物なので。(以下、「選手」と「投手」は省略します)

まずは先発・種市のコメント(ベースボールキングより抜粋)
「今日は腕が振れなかった。ストレートでファウルが取れませんでしたし、決め球もなかったです。全てが悪かったと思うので反省しか出てこないのですが、ここから調子を上げていくしかないです」

昨年から取材させていただいているが、普段から自分でいろいろ試行錯誤しながら、技術向上に余念がない彼のことなので、何かを試していたという可能性もあります。しかし、この日の投球フォームは、どこか落ち着きがないように見えてしまった。投げ急いでいるというか。

去年の今頃には「立ち上がりはふわふわしてしまう」という話をしていましたが、今日の投球はそんな「ふわふわ感」があったように見えてしまったので、もっと自分のペースでゆっくり落ち着いて自分のボールを投げることに集中すればいいのになと、画面越しに思いました。

ただ、先ほども書いたように「自分でいろいろ試行錯誤」し、去年結果を残した彼のことなので、次はいろいろ修正してくるんじゃないかと思っています。

取材時には、自分の言葉でものを語れる種市投手。吉井コーチに言わせると「そういう選手は一流になれる。ダルビッシュとかね」ということなので、今季も大いに期待しています。

チーム全体で気になったのは「細かいミスの多さ」。それが4回に集中していました。

数字上のエラーは2つ。捕手・田村の二塁走者への悪送球(三塁進塁)と、投手・フローレスの一塁への牽制悪送球(これも三塁進塁)。それに加え、無死二塁で9番・清水の犠打をフローレスが三塁送球してのフィルダースチョイスや、2死三塁から代打・谷口の三塁ゴロを、鳥谷が待って取っての一塁送球でセーフになり、追加点を許すなど、数字に残らないミスも合わせると4つの「失策」がありました。

数字に残らなかった2つのミス。フィルダースチョイスについては、結果というより、捕手・田村がフローレス投手に送球方向を指示していなかった点。「サード!」の声はしていたように聞こえましたが、ああいう場面で捕手が明確な意志を表明しなかった点は、どう捉えればいいのか。

正捕手と呼ばれる立場であるならば、配球以外の部分でもしっかりリードする姿をこういう試合から見たいなと思いました。

鳥谷の守備は「より丁寧に」という感じで処理していたように見えました。少し送球がそれたことで判定がセーフに。きわどいタイミングだったと思います。しかし、合流したばかりの3月。浦和で見せていた動きからすれば、アウトにして欲しかったなと少し残念に思いました。

練習試合ということで、いろいろ測っているのかもしれないですが、3月に感じた「俺はやってやる!」っていうところが、鈴木大地選手が仙台へ去った今のロッテには必要なことだと思うので、明日以降のプレーに注目しておきたいと思います。

他にも8回2死から7番・石井一に打たれた記録上「右三塁打」は、途中から二塁に入った西巻と右翼・清田がぶつかりそうになり、2人とも捕球できなかったことで三塁まで進まれる結果になったもの。

投げていた投手が楽天から移籍の小野だったということもあり、西巻がより一層、懸命に追ったという可能性もありますが(考えすぎですかね?)、無観客という状況で、声の連携がどうだったのか。

開幕までわずか2週間という実戦調整。どれだけ細かい課題を潰していけるか、注目です。

良いところとしては、2月に怪我をした荻野が今日もヒットを放ち、盗塁を決めたことと、腰の違和感などもあった藤岡が攻守でいい動きをしていたこと。

特に藤岡選手。打撃もさることながら、三塁に回ってから守備動きのよさが目を引きました。失点しなければ負けないのが野球。守備は大事な要素なので、守れる選手がしっかりレギュラーに入って欲しいなと思います。

この日、2軍で無安打だったとはいえ、ここまで大いにアピールしてきたルーキー・福田光輝や、守備は本当にうまいなと練習を見るたびに思っている三木が遊撃に入り、藤岡が三塁でも面白いかも。と、個人的には思いました。

明日も13時からプレーボール。投打ともにこの2週間でベンチ入りメンバーを絞ってくると思われるので、引き続き起用法などに注視していきたいと思います。

追記:2軍では江村選手が満塁ホームランを打ちました。ちょうど江村選手の原稿を書く準備をしていたところで、びっくり。慌ててイレブンスポーツに登録しました。振り返るとちょうど1年前のきょう、プロ入り初となるホームランを満塁の場面でド派手にぶっ放していました。プロ入り節目の10年目、何かを持っている男なんだと思います。すごい!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?