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【FM店主日記Day21】新しいことを頑なに学ばない、という信念と、常に新しいことを学び続ける、という信念。

noteの更新を始めて今日で21日になる。

新しい習慣をつけるには最初の21日が肝心で、そこまで走れたならその後は走ることが日常となっているので、そこまで気合いを入れてなくてもその習慣は維持できるようになる、というのがよく言われている定説だ。

行動心理学では「インキュベートの法則(21日間の法則)」と言うらしい。

そもそも書くことはもう仕事でも仕事以外でも何十年も日々やっていることなので、不慣れな作業ではなく、それほど大変な作業ではないのだけれど、noteを毎日書いて投稿する、というのはそれなりに労力を使うわけだし、ゴロゴロしていたとしても、「今日はまだnote書いてないなぁ」と頭の隅にちょっとオフになりきれないスペースができてしまっていて、そこに脳みその数%のリソースが常に注がれていたりする。ちょうど21日経過してみて、その状態が通常運転であることにたしかに慣れてきたような気がする。

新しい習慣を作るには21日だけれど、新しいことを始めるのにはとりあえず20時間、という説もある。

TEDの動画を見てもらうのが手っ取り早いのだけれど、20時間ほどとりあえずやってみればめちゃくちゃ基本的なことを一通り学ぶことができる。楽器の練習もそうだし、言語の学習もそうだ。たぶんルービックキューブのような比較的単純なものであれば、20時間ほどちゃんとレクチャーを受けるなり、練習をするなりすればかなりの上級者になれるはずだ。

ただ新しいことを始める、という心理的ハードルはまあまあ高い。新しいことを始めるための心理的ハードルを下げるためには常に新しいことを始め続けるくらいしか方法はない。しかし新しいことを始め続ける、ということは控えめに言ってメリットしかない。それは考え方であり、生活習慣であり、ライフスタイルであり、やがてそれは精神状態や信念になっていく。

新しいことを始めないデメリットもなかなか多い。新しいことを学ばないと人は考え方が凝り固まる。根拠なく自分が正しいと思ってしまうことが増える。新しいことを頑なに学ばないというのも、それはそれで、その人の考え方であり、生活習慣であり、ライフスタイルであり、それはその人の精神状態となり、その人の信念となる。

新しいことを頑なに学ばない、という信念と、常に新しいことを学び続ける、という信念。これからやってくる新しい時代、新しいライフスタイル、新しい常識に立ち向かっていくにあたりどちらの信念の方が「楽」か、あるいは「楽しい」か、というのは明白な気がするが、まぁ、そうは言っても、どんなにおすすめしても、新しいことを頑なに学ばない人の信念は曲がることがなく、そういう人に限って他の人が新しいことを学んでいるのをみて「あいつは飽きっぽいダメな人間だ」とか「あいつの話はムカつく」とか「何にでも手をだす安っぽい人間だ」とかそんなことを思ったり、考えたり、ついつい口に出してしまったりする。

飲食店の経験も知識もなく、なんとなく店を始めてもうすぐ2年経つ。そろそろまた新しいことをやりたい、という気持ちが湧いてきている部分もあり、最近はイタリアのシチリア島に行ってみたいと思っていたりするので、イタリア語でもちょっと勉強してみようかと思っていたりする。

ま、思っていたりするだけで、特に具体的な計画はない(笑)。少なくともnoteの投稿は割と続いているし、まだまだ新しいことを学びたいという欲は時々湧き上がってくる。老けてしまわないように、できるだけ長く人生を謳歌できるように、できることはやる。知らないことを知る。作ったことがないものを作ってみる。知らない場所に行き、知らない人と話、知らない言葉の響きに身を預ける。好奇心さえあれば心は若く保てる。内側に閉ざすのではなく、外に向かって開け。

ちゃお!

フェルマータ店主 KAORU

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