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世界変える読書法 アクティブブックダイアログで「ARの教科書」13章458ページを3時間で一気読みした話

こんにちは、ARエンジニアのイワケンです。タイトルの通り「ARの教科書」という本をアクティブブックダイアログという手法で一気読みした時の、時間配分や具体的な方法について共有します。

アクティブブックダイアログという読書法、おすすめですよ。

目的

・IwakenLab (XR開発ギルド) のメンバーのAR知識の共通言語を作る
・対話を通じてARの学びを得る
・普段一人じゃ読めない本を読む
・体系的に学ぶことで、知識のインデックスを貼る

本の紹介

ARの技術概要を体系的に学ぶのであれば安定の本だと思っています。ただ、最新のARライブラリの紹介などはあまりないです。論文ベースの技術の歴史を体系的に学ぶイメージです (まさしく教科書)

14章500ページ超あり、読むのに一苦労する本になります。

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どうやって

アクティブブックダイアログという読書法を採用
オンラインバージョンにカスタマイズ

このサイトからアドレスを登録するとマニュアルをダウンロードできます。
そこに進め方など丁寧に書かれていますので、それを踏まえつつオンラインバージョンにカスタマイズしました。

メンバー

8名 
・ARの専門知識が深い人 5名
・ARに興味がある人/勉強したい人 3名

進め方の方針

・一つの本を切り裂くのではなく、一人一冊準備してもらう
・事前要約パターンと、当日要約パターンどちらも実践
・事前要約パターン1人1章要約担当
・要約は1つのGoogle Slideにまとめる (それぞれ準備しない)
・1章につきスライド4枚までにまとめる

当日の進行

オープニング
・チェックイン (自己紹介) 1分×8
・オリエンテーション、この会の主旨 5分

メイン
・サマライズ 30分
・リレープレゼン (3分×13章分)
・(休憩)
・ダイアローグ (30分)

エンディング
・チーム感想共有
・チェックアウト

オープニング 20分

Zoomで8人集合。まずはチェックインで自己紹介。「最近気になっていること」で1分くらいで話す。ワクチンの話題などで盛り上がりました。

チェックインが終わったら、この会の主旨や大事にしたい価値観を共有します。

サマライズタイム 30分

今回事前要約で1人1章で8章分スライド準備してもらいました。(これだけでもすごい量)
しかし、まだ終わっていない人もいたのと、まだ読んでいない章があったため、5人に1人1章割り当てて、当日要約にもチャレンジしました。
初めて読む文章を4枚のスライドにまとめます。時間は30分取りました。

こんな感じに要約していきます。

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リレープレゼン 3分×13

ここは厳格に3分計りました。3分経ったら「はいありがとうございました〜」と切ります。発表数が多いので、サクサク進めます。

ダイアローグのチーム分け 4人でワンチーム

8人で対話するのはしんどいため、4:4に分かれました。
オンラインでは4人が良い単位だと思っています。

ダイアローグ 30分

ダイアローグの対話タイムに入るまでに、各自気になった表現に印をつけてもらいました。Googleスライドのコメント機能を使いました。

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コメントを入れたら、上から気になる言葉を深ぼっていきます。これはZoomでのディスカッションになります。

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多感覚ディスプレイの音声ディスプレイについては、どのような手法が適切か議論が盛り上がりました。

エンディング

ダイアローグが終わったら、各々のチームの盛り上がった議論を共有します。

最後はチェックアウトタイムでみんなの感想を共有しました。

・網羅的な知識を得られてよかった
・一気に脳みそを使った
・共通言語を作れてよかった
・やってよかったという気持ちになっている

など、ポジティブな意見が多く良かったです。

改善点としては

・時間が短かった、もっと議論したい
・網羅するのには良かったが、深く理解するためには別の手法のほうがいいかも
・分量が多く大変だった

などの意見がありました。

まとめ

今回、アクティブブックダイアログという読書法でARの教科書を一気読みしました。読もうと思ってなかなか読めなかった本だったので、今回一気読みできて満足です。またチーム内で共通言語ができたのもよかったです。

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アクティブブックダイアログは今後も活用していきたい読書法ですね!
最後に、ABDマニュアルから引用して、アクティブブックダイアログの特徴についてシェアして終わりにしたいと思います。

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