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【葬送のフリーレン】アニオリ要素一覧:第15話・第16話

アニメ『葬送のフリーレン』は、基本的に原作漫画のストーリー・表現を忠実に再現していますが、幾つかアニメオリジナル(アニオリ)の描写が含まれています。

例えば以下記事のように、アニメに登場する世界地図は、原作漫画よりも詳しく描かれています。

本記事では、アニメ『葬送のフリーレン』第15話・第16話に登場する、アニオリ要素を紹介します。

原作漫画の表現の範囲内で、演出として差し込んでいる描写は、対象外とします。(境界線は難しいですが…)

あくまで私が気になった部分なので、全てのアニオリ要素ではないことは、ご了承ください。


漫画「葬送のフリーレン」の単行本全11巻107話までの記述内容を含むので、ネタバレを避けたい方は読むのを止めて下さい。



第15話

馬車での移動のシーン

冒頭にて、フリーレン達が街道を馬車で移動する場面が、アニオリで追加されており、そこでザインがフリーレン達に、旅をしてどれくらいになるかを聞いていました。

旅をしてどれくらいになるかを聞くザイン
原作:山田鐘人・アベツカサ 監督:斎藤圭一郎 アニメ「葬送のフリーレン」第15話より

これはおそらく、後の混沌花との戦闘時に、ザインがフリーレンとまだ信頼関係を築けておらず、目覚めさせるかどうか迷うシーンへの前フリだと考えられます。

フリーレンと信頼関係を築けていないと思うザイン
原作:山田鐘人/作画:アベツカサ 漫画「葬送のフリーレン」第31話より


家の中を調べるフリーレン達

村人が呪いにより眠らされている現場に出会い、ザインが詳細を調べている間、フリーレンがシュタルクに呪いの説明をしつつ、村の家の中を調べるシーンが、アニオリとして追加されていました。

その際に、以下のような女神様の人形と、その周りのお供物が映るシーンも、アニオリとして追加されていました。

女神様へのお供物が腐っている
原作:山田鐘人・アベツカサ 監督:斎藤圭一郎 アニメ「葬送のフリーレン」第15話より

おそらくこれは、村人が呪いにより眠らされている期間が、それなりに長かったことを表現していると考えられます。

また呪いの問題が解決した際に、新鮮なお供物になっていたこととの対比にもなっています。

呪いの問題が解決して新鮮なお供物になっている
原作:山田鐘人・アベツカサ 監督:斎藤圭一郎 アニメ「葬送のフリーレン」第15話より


フェルンの社交会への準備

シュタルクが社交会への準備を進めている間に、フェルンも彼の相手として、準備をする流れになりますが、そのフェルンの準備の様子がアニオリとして追加されていました。

色々追加シーンはありましたが、ドーナツを食べようとして注意されたり、ダンスの練習中に転げてしまったりしたシーンが可愛かったです。

ドーナツを食べようとして注意されるフェルン
原作:山田鐘人・アベツカサ 監督:斎藤圭一郎 アニメ「葬送のフリーレン」第15話より
ダンスの練習中に転げるフェルン
原作:山田鐘人・アベツカサ 監督:斎藤圭一郎 アニメ「葬送のフリーレン」第15話より


シュタルクとフェルンのダンス

原作漫画では1コマ程度だった、社交会でのシュタルクとフェルンのダンスシーンですが、アニメではたっぷり時間をとって描かれていました。

原作漫画では1コマ程度だったダンスシーン
原作:山田鐘人/作画:アベツカサ 漫画「葬送のフリーレン」第32話より

ダンスの動きの滑らかさも良かったですが、以下の引用にあるように、フェルンの表情変化も素晴らしかったですね。


第16話

ザインの手を引くゴリラ

冒頭にて、少年のザインが川で釣りをしている時に、友人のゴリラが来て、魔法使いに写真を撮ってもらうために、ザインの手を取って連れて行く場面が、アニオリとして追加されていました。

ザインに近づくゴリラ
原作:山田鐘人・アベツカサ 監督:斎藤圭一郎 アニメ「葬送のフリーレン」第16話より
ゴリラに手を引かれるザイン
原作:山田鐘人・アベツカサ 監督:斎藤圭一郎 アニメ「葬送のフリーレン」第16話より
写真を撮ってくれる魔法使いの元に向かうザインとゴリラ
原作:山田鐘人・アベツカサ 監督:斎藤圭一郎 アニメ「葬送のフリーレン」第16話より

これはおそらく、第16話後半でのザインの旅の目的を確認する場面の前フリだと考えられます。


フェルンの手を引くシュタルク

フォル爺のいる村を目指す道中にて、丸太を渡ったフェルンの手を、シュタルクが引っ張って支えている場面が、アニオリとして追加されていました。

丸太を渡ったフェルンの手を引くシュタルク
原作:山田鐘人・アベツカサ 監督:斎藤圭一郎 アニメ「葬送のフリーレン」第16話より

この前の話の、社交会でのダンスを経て、二人が仲良くなったことを表現する場面であると同時に、その次の話でシュタルクがフェルンの冷たくなった手を触る理由付けであるとも考えられます。

フェルンの冷たい手を触るシュタルク
原作:山田鐘人/作画:アベツカサ 漫画「葬送のフリーレン」第35話より


細かいシュタルクのツッコミ

ザインが戦士ゴリラの行方を尋ねる場面で、原作漫画ではスルーされていた細かいボケを、シュタルクがツッコんでいたのが、アニオリとして追加されていました。

例えば以下の場面では、戦士ゴリラという名前が村人に通じたことに対して、シュタルクがツッコんでいました。

戦士ゴリラの名前が通じたことにツッコむシュタルク
原作:山田鐘人・アベツカサ 監督:斎藤圭一郎 アニメ「葬送のフリーレン」第16話より

原作漫画では、ツッコまずにシュールに場面が流れることも多いので、ツッコミがあるのは個人的に助かります。


まとめ

本記事では、アニメ『葬送のフリーレン』第15話・第16話に登場する、アニオリ要素を紹介しました。

他に紹介していないアニオリ要素がありましたら、コメント欄にて教えていただけると有り難いです。


長くなりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。


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