ジェフ・ベゾスのインタビュー要約
普段投稿しているジャンルと全然違いますが、YouTubeにジェフ・ベゾスさんのインタビュー(レックス・フリードマンさんがホスト)がアップされていたので、その内容の要約を紹介したいと思います。
といっても、動画は2時間ちょっとあるので、個人的に気になった話題のみを抜粋して紹介します。
一応付言しますが、ジェフ・ベゾスさんはAmazonの創業者で、現在世界3位の資産家です。
真実を伝えることについて
ベゾスさんが自身の会社の文化について話していた際に、どのように本当のことを共有しているのか、という話題になり、そのことについてベゾスさんは以下のように答えています。
人間は元々、真実を追い求める動物ではなく、群れで仲良くする動物であり、故に真実を共有するのは不快である場合があると、ベゾスさんは言っています。
ただ、どんな組織であれ、高い業績を保つには、真実を共有する仕組みや文化を持つべきだとも言っています。
では、どのような仕組みや文化を作れば良いのでしょうか。
その仕組みの具体例として、ベゾスさん自身が実践していることは、会議では必ず自分が最後に喋るということです。
どんなに意思が強く賢い人でも、会議の中で最も偉い人が最初に発言してしまうと、どうしてもその後の議論が歪んでしまう、とベゾスさんは考えています。
故に、会議に参加している最も経験の浅い人から順に発言し、最後にベゾスさんが発言することが理想的で、それが会議で真実を追求する上ではベストだと考えています。
ちなみに、筆者の参加してきた会議の多くは、会議の中で一番役職の高い人が、まず意見を言うというスタイルだったので、上記とは逆ですね(笑)
生産的な会議について
また、生産的な会議についての会話にて、ベゾスさんは以下のように意見を述べています。
彼が好きなのは、簡潔で明瞭な文書と、ごちゃごちゃした会議だそうです。
会議を行うのに、簡潔で明瞭な文章が必要なのは言わずもがなですが、以下リンクの彼の著書のタイトルにもあるように、彼は"Wander(うろうろする)"という行動を大事にしており、会議でもそうなることを望んでいます。
彼は難しい問題に対しては、直線的な答えはないと考えており、会議の参加者全員の意見を元に、ああでもないこうでもないと、議題をうろうろすることが、実は解決策への近道だと考えているようです。
また自身の会社での会議の仕方について、ベゾスさんは以下のようにその様子を説明しています。
アマゾンやブルーオリジン(宇宙船の会社)での会議は、最初の30分は参加者がそれぞれ、静かに6ページの会議の資料を読むことから始まるそうです。
そして資料にメモを書き込んだりして、会議の内容を整理した後に、ようやく議論が始まるという流れです。
もちろん会議が始まる前に、それぞれが事前に資料を読むのが理想だけど、皆そんな時間はないのは分かっているので、現実的に考えてそのような会議のルールにしたほうが、長期的に見て生産的だとのことです。
私は知らなかったので、へーと思いましたが、本まで出ているので、有名な話らしいですね。
また、会議でパワーポイントを使わないことについて、ベゾスさんは以下のように述べています。
パワーポイントは説得のツールではあるけど、社内会議ではそれよりも真実を発見することが大事なので、それは使わないとのことです。
また、パワーポイントは図表などを使って簡単に資料を作成できてしまいますが、会議参加者にとっては読み解くのが難しいので、それよりかは時間を掛けて文章を推敲した文書を作ったほうが会議には有用だ、とベゾスさんは考えています。
これらのインタビューの内容は、要点だけを抜粋しているので、実際にAmazon流の会議を実践したい方は、既刊の書籍などを参考にすると良いと思います。
その他
他の話題についても、書きたいことはありますが、ちょっと長くなりすぎるので、面白かった話題を言及するだけに留めます。
・宇宙開発について
・Amazonの創業時の話について
・10,000年時計について
まとめ
本記事では、YouTubeにアップされている、ジェフ・ベゾスさんのインタビューについて、個人的に気になった話題を選んで、内容を紹介しました。
長くなりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。
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