【アニメ感想】Dr. STONE:観る人の分だけ話が創造される危険なアニメ
普段は葬送のフリーレンに関する投稿をしていますが、今日は最近観たアニメ「Dr. STONE」の感想を投稿します。
あらすじを説明するのは、以下の漫画公式サイトの紹介文に任せます。
本記事とは関係ないですが、もう漫画は完結してるんですね。まだ結末は見てないですが。
現時点では、アニメの第24話まで観ている段階です。
率直な感想としては、んなこたないやろ~~、というものでした。
詳細には言及しませんが、ゼロから文明を作るSFサバイバルということもあり、生死が掛かった数々の困難を、主に主人公の科学知識と機転で乗り越えていきます。
その乗り越える際に、本当にそれで良かったのか、という疑問が所々で思い浮かびました。
私が化学系出身ということもあり、なまじ化学の知識があるために、それって本当に現実的な解決策なのか、ということが常に頭をよぎりました。
ただおそらく、そこがこの漫画の意図的な仕掛けだと考えられ、まんまと罠に引っかかった感じですね。
昔流行った空想科学読本が好きな方は、罠にハマりがちだと思います。
上手く作られているなと思ったのは、理系的な要素だけではなく、文系的な要素も文明を作る際に重要だということも、きちんと描かれており、多様な読者を引き込む工夫がされていたところです。
それ故、Dr. STONEを観たほぼすべての視聴者が、それぞれに得意な分野で仮想の話を創造することができ、どこかの時点でキリを付けないと、止まらなくなる危険なアニメだなと思いました。
最後に、ちょっと話は変わりますが、Dr. STONEや転スラなど、文明を作る系の漫画・アニメは私の大好物で、そういうものを観るたびに、Civilizationというゲームに似ているなと思います。
Civilizationというゲームの面白いところは、文明を作る際の最終的なゴールが複数設定されているところで、武力だけでなく、科学力、文化力、外交力などに特化した文明を作ることでゲームをクリア可能なところです。
つまり、文明を作る際に何を重視するかは、指導者である自分の好み次第であり、Dr. STONEを鑑賞する際も、登場する科学知識に囚われることなく、自分の好みに従って鑑賞することをオススメします。
長くなりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。
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