スロバキア首相銃撃される

  昨年10月にフィツォ政権は発足している。EUとNATOの加盟国であるが中道左派の立場でロシアに融和的姿勢、ハンガリーの首相と親和的である。政府は、銃撃犯は「政治的動機」だと発表している。政権はウクライナ軍事支援を停止。汚職捜査を担う特別検察官事務所の廃止、公共放送の統制強化を進める等、反EU体制、ロシア的政治への傾向が市民の不安材料になっているようだ。
欧州委員会のフォンデアライエン委員長は、『このような暴力行為はわれわれの社会に存在するべきではなく、われわれの最も貴重な共通の利益である民主主義を損なうものだ』と非難したとあるが、皮肉にもその民主主義を守る為に銃撃犯は決起したのかもしれない。


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