「ハマスのテロ否定」は言論の自由範疇

 英政府は「BBC]に対して「テロ」指定を要請しているが、応じていない。国内のイデオロギー摩擦に外部が干渉するのは好ましいことではない。検証は必要であり明確にすべき事柄ではある。米ユダヤ団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」は、日本の一部マスメディア、まして一個人のジャーナリストの言論に対して、政府の指導を要請するのは、基本的に間違っている。反ユダヤ主義云々の話ではない。長崎平和式典へのイスラエル国招聘がないといって政府を批判、要請するのはお門違いである。また、京都でのホテル宿泊拒否も然りだ。
このやり方が今日の火種になる事柄を断ち切れていない現実がある。解決に「金」を前面に出すやり口に歴史的反発があり続けている証左だ。米大統領選を左右する圧力団体ではあっても、日本へのそれは次元の違う認識の問題だ。今日では逆差別を彷彿とさせるものがある。


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