葛根廟事件を知ってますか…

 私は初めて知った。昭和20年8月9日、ソ連が満州に侵攻、興安街から葛根廟まで徒歩で移動中にソ連軍戦車隊に暴虐され、約1300人だった避難民が逃げ生き延びたのは112人だったという、残留孤児もでた満州引き上げ時の残酷物語だ。ソ連、ロシア軍の本質は一向に変わっていないと詰ることもできるが、戦争自体が人間を畜生の世界に変えるものとして再認識したい。ところが、高齢の為に今回の「興安街命日会」は最後になるという。又もや忘れることに成り兼ねない残念なことだ。今のご時世、高齢者においても、「戦う覚悟は必要だ」などと吹聴する無神経な人間もいる。日本は「戦争を放棄」したことを改めて学び直す必要がるように思われる。


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