ドル円レート・論理がほぼゼロ

 小幡 績 氏の為替変動の話は実にしっくりくる説明に終始していた。全くの素人であるからして、小幡氏の金融の話は理解出来ないでいた。また、現況の相場観は常に違ったものと感じるしかなかったが、今回の株価暴落の背景にある為替変動のメカニズム、仕組みではなく、仕掛けの運動で起るものだと漠然と理解できた。
その根拠は、株価、為替は『前提を置けば、水準について何らかの論理的な予想、議論、説明ができる』という指摘だ。飛躍するが、自分の人生が論理的であった例がなく、あったとしても仕掛けぐらいで結果論でしか説明できないものだ。金融市場において説明が分かっていれば誰も苦労するものがいない、我が身のことが分からない以上に判らないものだ。

小幡氏の指摘、『為替水準は、常に365日、正しくないところにあるのであって、なぜその水準かというと、たまたまそこに為替水準があった、ということだけなのだ。既成事実として存在していた、という以外のことは何もないのである』。


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