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日本の労働者は見捨てられている・野口悠紀雄氏

  先ず、現況は、『主要国の中銀は利上げ・マイナス金利続けるのは日銀だけ・海外物価の高騰は日本では如何ともしがたいが、為替レートはコントロールできる』というのが氏の認識。政府と日銀は無作為状態だという事。円安効果で儲ける企業があるから、現状を良い円安と捉えている。22年4月以降、名目賃金の伸びより物価が上昇したために、再び実質賃金が低下しているのが現状のようだ。ただ、日本特有の現象として、欧米各国よりもインフレが抑えられている。

野口氏の警鐘は、いつまで経っても『実質賃金が上昇することなどあり得ない』ことに対するもので、第二次物価高対策、ガソリン補助金、12月末に延長、輸入小麦の価格を据え置く、住民税非課税世帯に1世帯5万円を給付するは、円安対策になっていない、実質賃金が低下し続けることを指摘している。残念なのは、野党の方からも円安対策、実質賃金低下に対する取り組みの本気度が見えないことだ。連合も体質が変わってしまった。


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