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戦局を変える難しい岐路に立つ

 ウ軍はこれまで典型的な専守防衛態勢で戦ってきた。先月からロシアは全土に及ぶエネルギー関連施設、水源施設等、国民の生活に直結する攻撃をミサイルで行う戦術にシフトしてきた。その為にキーウなども、断水、夜は闇状態の生活を強いられている。各メディアは、ロ軍は真冬に向けてさらに公共インフラを重点的にイラン製ミサイルで攻撃する計画が出されていると報じている。ウ空軍報道官は、これへの対抗策は、『ミサイル発射場はロシア国内にある可能性が高い・発射される場所で破壊しなければならないと述べた。理由としては、弾頭ミサイルと戦う手段は、発射段階での物理的な破壊しかないため』と述べたようだ。今、日本も問題になっている、「反撃能力=敵基地攻撃」保持の問題だ。西側は現段階では、攻撃型ミサイルの提供は行っていないことになっている。西側の今の姿勢は、全面戦争に発展する危険性を排除している。

しかし、今日の状況、水と電気のない国民の惨状を十二分に把握している、打開を図らなければならない。キーウ市長は、首都からの脱出を市民に呼び掛ける準備を始めている。2月の侵攻始め当時より首都全面的危機に陥っていると言えるだろう。西側の判断が迫られている、と同時にウ政府の動向は、世界に与える影響が大きいものとなる。


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