パソコン教室の元講師です~~~
初めまして
30歳でパソコンと出会ってから、ずうっ~とパソコン大好きなまま、とうとうプレシニア世代に突入してしまった、いわだってんと申します。
約3年前、60歳で退職してからなかば自宅にこもりきり、在宅で何かできないかと暗中模索のなか『note』の存在を知りまして、『これだ!』と閃いた結果、今ここに至った次第です。
パソコン好きが高じた結果
パソコンが好き過ぎて40歳の頃から8年ほど、パソコン教室の講師をしていました。私が勤めていたのは、ちょいと田舎な町にある個人経営のパソコン教室。
その教室で、私が受け持っていた授業の約1/3はテキストを使用したものでした。つまりはどこの教室でもやっているような内容で、特筆すべきことはございません。
教材を自作したりして
残りの1/3は資格試験対策。オフィス スペシャリスト(MOS)はもちろんのこと、その他の実技試験に対する対策も担当していました。
それで……。
時にはこの実技試験に落ちてしまう生徒さんがいらっしゃったのですよ。それがなんか悔しくて切なくて。私、その対策として、模擬試験を作成したりして。
通常の試験内容より難易度高めに設定……ではなく。出題範囲を念入りにチェックしたうえで、その出題範囲を全方位で網羅した内容てんこ盛りの、『どっからでもかかって来いや~~!』的な模擬試験を作ってみたのです。
その自作の模擬試験を教材として使った結果、おかげ様で~~と自分で言うのもなんですが、その後に実次試験で不合格になった生徒さんはいません。
なんちゃって。
怒涛のお任せコース
そして、授業の最後の1/3ですが、これが『お任せコース』とも言うべきもので、生徒さんの希望、疑問、問題解決に対応するべく、なんでもありの授業となりました。こんな無法地帯な授業を積極的にアピールする教室もちょっと珍しいと思いますが、しばしば教室内ではリアルにそのような様相を呈していたのです。
余談ですが、一例をあげますと。
職場で毎月提出する集計表の作成を、簡単な説明を受けただけで担当することになって困りはて、教室に飛び込んできた生徒さんがいらっしゃいました。職場でのことですから、大事な資料などは持ち出せません。生徒さんのメモや記憶を頼りに、土日で7時間半かけてようやく問題解決にいたりました。振り返ればこれが一番大変な授業となりました。
7時間半かけて解いた謎
正直に言って、その生徒さんのエクセルのスキルは、まだまだ……といったところでした。
のっけからビックリしたのが、エクセルのシート上で範囲選択するじゃないですか。それを見て、『そうです、そうです、こんな風に色が変わりました!』って仰ったんですよ。シート上で範囲選択をすれば、その部分だけグレーな色に変わりますよね? エクセルを使ったことのある方なら誰でも知っている周知の事実……とは限らないのが、世の中の面白いところ。
もとい。
7時間半、あ~でもない、こ~でもないの苦闘の末、明らかになった集計作業の全貌ですが、思っていたより難易度の高いものでした。先ず、そもそもがエクセルデータではなかったし。
業務システムあたりからダウンロードするんでしょうか、csvデータからのスタートだったのです。なので、csvファイルのサンプルを作り、
1. csvデータを範囲選択、コピー → 2. エクセルシートに貼り付け → 3.『テキスト ファイル ウィザード』を起動 → 4. シート上のセルにデータを落とし込む
という作業から始まり。
職場では、なんでだかデータに空白行が生じるというお話だったので、空白行を削除して上に詰めてきれいな表に仕上げる手順を挟み。
その表をもとにピボットテーブルで集計。
1. 出来上がった集計表をコピー → 2. 値の貼り付けで別シートに複製 → 3. 集計表のタイトル、担当者の名前、処理日時などを入力 → 4. 印刷 → 5. 提出
で、終了!
ザッとまとめたらこんな感じ。
細かい作業がその他にもちょいちょいあったし、作業の流れを確認する過程で、先輩同僚の勘違いらしき不要な手順も判明しました。言うまでもなく、そこら辺もキレイに整理しての終了です。
心配性な私
余談の余談ですが、私はその飛び込みの生徒さんがどうなったか心配で、月曜日、職場にまで確認電話をかけたりして。そうしたら、なんかもう、前日の苦闘なんかすっかり忘れたように、『えっ~、大丈夫です~~』って、あっけらかんと。
その声を聞いて、まあ、安心した訳なんですけども。
悩みごとって、その悩みがすっかり解決すると、悩んでいたことさえ忘れてしまうものですよね~~。そう思いませんか?
まあ、そんなこんなで。解決まで辿り着けたのは、本当にラッキーなことでした。今となってはもう良く覚えてないけど、絶対忘れられない授業となりましたとさ。
勉強させていただいて感謝!
色んな生徒さんと出会って色んな授業を担当してきて、エクセル、ワード、パワポ、Weページ作成のスキルは相当鍛えられたと思います。テキストでは見かけないような意外な操作方法を発掘することもできました。
お給料は決して高くはなかったですけども、授業の合間の空き時間はパソコン、テキスト、問題集などを自由に使い放題、勉強のし放題。お金を頂きながら勉強させて貰ったことには大変感謝しております。
そのパソコン教室も徐々に生徒さんの数が減り、今はもう店じまいしてしまいました。
改めて思うこと
もしかしたら、私が身につけた知識やスキルは、もうとっくに時代遅れなのかもしません。それでもまあ、テキストでもなかなか扱わない内容を中心に、皆さんにご紹介していこうと思います。
役に立つかどうかは私には解りません、皆さんが判断することなのです。私の記事に目を通してくださった方々の反応を仰ぎつつ、楽しみながら記事を書いていこうと思います。
という訳で。
プレシニア世代の新人ですが、
よろしくお願いしま~~す。テヘっ! ←(すでに死語?)
※ シニア(高齢者)は何歳から? ですが、色んな枠組みがあるようです。WHOでは65歳以上をシニアとしているので、その定義でいくと、私はプレシニアってことになります。
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