風三子

古代の人々の感性にあこがれる

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最近の記事

インク沼

インク沼を知った。まだ、はまってはいない。

    • 各地に思いを馳せ

      岡本綺堂 「青蛙堂鬼談」 「羊羹色の黒羽織などを着ているのではなく、なかなか立派な風をしてゐた」 なるほど羊羹色とは、黒の色褪せた冴えない色なのだ。 伝統色のいろは #羊羹色 #Youkan-iro #伝統色のいろは 集まった男女が、近しい人からの聞き伝えの話として順に語る不思議な記憶、体験。時代は江戸よりも古くから明治ごろまで。詳しい事情の一部は語られながら、ある細部は明かされず謎が残る。語り手や当事者たち自身にも全ては解明されていないのだから語りようもない。怪奇の中

      • 江戸が すぐそこにあるよう

        岡本綺堂 「三浦老人昔話」 愚かなことではあるが、自分も同じ境遇であれば同じことをしたかも知れない。というのもあれば、どんな心持ちか想像できないけれど芸事への執着と快感などは狂気じみて恐ろしい。人というものはそうなってしまうものか。自分や身近な人がそんなことになったらと怖くなる。全くあり得ないこととは言い切れない。 もっと江戸を味わいたいなら、もちろん「半七捕物帳」 光文社文庫(全6巻)を。ぐるぐると繰り返し読んでみる。江戸の古地図片手に…

        • 「生きる」

          黒澤 明 監督 志村 喬 主演 1952年公開。東宝。 私にとっての公園は、何だろう。 こうやって「書く」ことかな

        インク沼

          The Age of Innocence

          イーディス・ウォートン 原作 マーティン・スコセッシ 監督 1993年公開のアメリカ映画。 恐ろしい。血も流れず、誰も殺されはしないが、真綿で魂を締めつけられるよう。ぞっとする駆け引き、噂話とお世辞、取り繕われた人間関係が、こんなにも華麗な古きよき集いの水面下に澱んでいようとは。 19世紀末ニューヨーク。社会的なメンツと愛欲と信念の狭間で揺れ動く男女の苦悩と、あまりに美しい上流社会の生活。 映像も演技も素晴らしく、私は何よりナレーションが好き。そして燃えさかる炎が暖炉で崩

          The Age of Innocence

          「バベットの晩餐会」

          アイザック・ディネーセン 原作 ガブリエル・アクセル 監督・脚本 デンマークの映画。1987年公開。 お金では決して買えないものの価値が、1万フランという金額を使って表される。バベットがほんの短いあいだ海辺に佇んでくだした決断が、それまでの長い年月の清貧な暮らしを、それがどれほど心穏やかで豊かな日々であったかを物語る。 「わたしのためでもあるのです」と言うバベットのことばと心と、それを受けとめる姉妹が尊い。 何といっても最後まで見終わったあとの清々しさは極上。あの二つの恋

          「バベットの晩餐会」

          「胡椒 暴虐の世界史」

          マージョリー・シェファー 作 栗原 泉 訳 白水社 人を縛るものは何だろう。そして、自由とは。 人間たちは海へと旅し、世界中で様々なモノを、富を手にしてきた。船乗りたちや造船の素晴らしい技術、力を使ってきた。 その過程でも私たちは食べ、飲んで、消費する。商売の失敗や成功、立身出世や没落、国家間の争い、殺し合いを経て、それらの歴史の積み重ねの上に今があり、未来がある。 第八章では犠牲になった動物たちについて語られた。その中でもクジラの親子の話が今も頭から離れない。

          「胡椒 暴虐の世界史」

          "Beyond the Blue Horizon"

          「海を渡った人類の遥かな歴史  古代海洋民の航海」 ブライアン・フェイガン Brian Fagan 著 東郷えりか 訳 河出文庫 深夜に録画した、空からクルージング イタリア・シチリア島一周の旅をみながらソファーで♪

          "Beyond the Blue Horizon"

          家でパンを焼いてみた

          強力粉、塩、砂糖を混ぜた中に、ドライイーストを溶かした牛乳、水をまぜて、2分ほどこねました。 そこに柔らかくしたバターをよく混ぜて、冷蔵庫でひと晩寝かせ(一次発酵)、今朝、パウンド型にいれて室温で1時間くらい二次発酵させてからオーブンで焼いてできあがり!

          家でパンを焼いてみた

          赤いナデシコの花が咲いた

          濃いめの赤

          赤いナデシコの花が咲いた

          「俳句・野菜と果樹の歳時記」

          位田藤郎編、博友社 どのページを開いても野菜やくだものの話は興味深く、俳句は身近でハッとするようなホッとするような句が多いと思います。

          「俳句・野菜と果樹の歳時記」

          カラフルミニトマト♪

          これからふたつ収穫♪♪

          カラフルミニトマト♪

          小さなキュウリたち

          大きく育ちますように。

          小さなキュウリたち

          ちょっとずつ大きくなったナスの実

          収穫まで、あと少し。

          ちょっとずつ大きくなったナスの実

          赤くなったミニトマト

          そろそろ収穫しなければ。ふたつほど。

          赤くなったミニトマト

          もうすぐ開きそうな白いナデシコのつぼみ

          急がず待ってるよ

          もうすぐ開きそうな白いナデシコのつぼみ