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ろっく・の・れびゅー。

※ロックバンドの曲に対するレビューに、
私がどうこう噛み付く内容ではありません。
最近のことを取り留めなく書いただけです。

少し前、結束バンドの光の中へという曲を聞きまして。

https://youtu.be/29t3pJd75XU


ね、マジでカッコいい。
アニメ「ぼっち•ざ•ろっく!」は3周くらい見たし、
新曲もめっちゃいいなぁ、と思って。

それで、感想を言葉にしたいって思ったんですけど。
ここのギターが良いなとか、MVのここが好きとか、
具体的な感想はあるんですけど。


なんか上手くできなくて。まとまらなくて。


確かに、感情がわーっと湧いたのは事実で。
10年近く前、青春だった頃に聴いた邦ロックのようで、
確かにかっこいいと思ったんですけど。


抱いた感情すら形にできない...。情けない限りです。

けど、昔から音楽レビューなんて見ることもせず、
曲の感想もなんかかっけぇ!だけで済ましてきたので。
こればかりは自分が100%悪いんです。


***


そこで最近は、note含め音楽サイトなどで、
昔よく聴いたアーティストのアルバムや曲を調べて、
どんなレビューがあるのか、勉強で見漁ってました。

具体的に読んだ記事の内容や説明は省きますが、
的を射ていると思うもの、共感できるものも多くて。
めっちゃ分かるわぁ...とかブツブツ言っちゃって。

記事読んで、曲聴いて、一人で盛り上がって。
久しぶりに本当に楽しかったんです。

ずっとレビューって、単なる批評や紹介とか、
そういうものでしかないと考えていたのですが。

レビューを通して、誰かと共感するっていうのも、
重要な側面の一つなんだなぁ、とか思いつつ。


***


それで色々な音楽レビューを読んでいると、
おすすめ記事とか、関連リンクとかも出てきて。

でもそこに載ってるのは、
知らないアーティスト、曲ばかりでして。

これが正直驚きでして。

私もアラサーになっちまいましたが、
学生の頃はそれなりに音楽聴いていまして。
少しは知ってる自信があったんです。

TSUTAYAの陳列棚の端から端までCD借りて聞いて。
学校帰り、駅のトイレで着替えてライブに行ったり。
流行りのバンドならほとんど知ってて。もう無双状態。

特に日本のロックバンドは熱心に聴いていたのに。
思えばここ数年、ほとんど聴かなくなってたな、と。

考えてみると、別に聴くことに限った話ではなくて。
ここ何年もライブ行ってないし、楽器も触らなくなってきてて。

これって、いいアーティストがいないとか、
決してそうでなくて。

多分、自分で勝手に音楽に対するマイナス経験を、
積み重ねてしまったからだと思いまして。

フェスに行って派手に怪我した経験とか。
サークルで私の曲があまり採用されなかった経験とか。
メンバーとあまり曲の趣味が合わず、上手く馴染めず。
頂の見えない演奏者としての道と才能の壁を感じたり。

そして結局社会人になり、仕事の毎日になり。
バンドとか不真面目な経験を大っぴらに語るなと。
評価が下がるから、と上司から全否定を食らい。
妻子持ちで女遊びの止まない上司にね。


なんかこう、ちょっとした些細な、
否定的経験を真摯に受け止めちゃって。

そんな重く受け止めなくてもいいじゃないですか?
世間一般ではこんなの普通のことでしょう?

でも周りの目ばかりを気にして、合わせていくうち。
自分から音楽への情熱を消した自分がいて。

自己紹介、バッツリ音楽好きだと書いてましたが、
胸張って言えるほどの自信もなくなってしまってて。

何となーく、音楽自体は好きなのだけど、
楽しめなくなっていました。


でも、ネットで誰かのレビューみて共感して。
そんな音楽の楽しみ方もありなのかな、
とか思い始めてきました。

ベーシストとして、耳コピの為に聴くのでなく。
音楽知ってんぜ!っていう、自分の知識をひけらかすこともせず。

あくまでピュアな気持ちで。
改めて知ってる好きな音楽だけでなく、まだ知らない、
新しい曲たちも聴いて楽しみたくなりました。

今、私は数年ぶりに音楽を通してワクワクしています。
見知らぬレビュワーたち、本当にありがとう最高だぁ!


***


まぁそんなこんながあって、一応、
「光の中へ」という曲の感想に戻るんですけど。

めっちゃカッコいいギターロック。
昼間の雲一つなく澄みわたる青空って感じではなくて、
分厚い雲間から、夕方の橙色の陽光が射してるような。

私みたいな根暗には、晴天の明るさは刺激的すぎて。
だから日々の隙間に意味を落とせ、っていう歌詞とか、
めっちゃいい歌詞だぁ...と思って聴いてました。


あと、ライブでしか表現できない、
「音楽の輝き」が詰まった曲だと思いまして。

無機質なステージに立ち、ライトが照らされていって。
意外と熱いライトが、チリチリと身を焦がしてきて、
音を重ねる緊張の一瞬があり、ライブが始まる。

ステージに立った経験が多い訳ではないですが、
あの吹っ切れた胸の高鳴りというか高揚というか。
そんな気持ちが、歌詞やMVに詰まってて。

すんごく好きでした!!!


...音楽レビューって、思った以上に難しいですね。
読み漁った勉強の成果、ほとんどなかった。

でも、誰かのレビューを読み共感しながら。
ゆっくりでも着実に、自分の気持ちを上手く表現できる
人間になっていこうと思います。

しかし、10数年前に使ってたリュックの写真。
トプ画にしたけどヤバいな。若っ。今じゃ外出れんわ。


以上、私なりの音楽レビューでした。

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