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『幸せ』と『豊かさ』について

「あなたは”幸せ”をどのようなときに感じますか?」

昇給した時、趣味に没頭した時、旅行に行った時、恋人と過ごした時。様々あると思います。

しかし、その「幸せ」というのはその瞬間、瞬間に感じた「感情」です。

そのため、幸せと思った次の瞬間には自分から幸せは離れていき、また次の幸せを手に入れようとするのです。

そして、この「幸せ」という感情は相対的なものでより感じやすくなるのです。

例えば、事故で大けがをした人がいれば「私は健康で良かった」

テレビや週刊誌で有名人や政治家が批判され、叩かれるのを見る

自分の人生は明るくならないにも関わらず、常に自分よりも悪い境遇の「誰かの不幸」を探し回る。

さらには率先して誰かを不幸にして「幸せ」を感じようとする人も現れる。
今の時代、ネットの匿名での誹謗中傷などはその表れである。


僕らにとって本当に必要なのは「幸せ」なのか?

そこで、ある価値基準を与えてくれるのがこの本です。

大きな噓の木の下で


「人生にとって大切なのは『幸せ』ではなく『豊かさ』である」

「豊かさ」は相対的な要素が少なくてもきちんと実感でき、絶対的な基準を
持つことができる。

「人生についての豊かさ」とは
30万の給料が50万になったといったお金に限ったものだけではない。
「新しい知識を学んだ、新しい技術を学んだ、海外に行ったことがなかったけれど、見知らぬ土地に行って新しい体験をした、新しい友達ができた、新しい考え方を学んだ…。こういったもの全部、人生において大切な『豊かさ』だ。そしてお互いに認識が一致する『客観的なこと』でもある。」
「昨日まで自分になかったものが、今日、新しく増えた状態。お金だけじゃなく、知識や技術に経験、地位や名声、人脈チャレンジする勇気、行動力…様々なものを自分にプラスして成長していけること、それら全部が「豊かさ」なのだ。

「大きな嘘の木の下で」

僕らが今、必要な価値基準とは「豊かさ」なのだ。
それまでなかったものを新しく増やす。それが「豊かさ」
そうすることによって僕らの選択肢はどんどん増えていく。

「豊かさ」≒「自分の選択肢が増える」

だから、誰かと比べたり、誰かを傷つけて幸せを感じることよりも
知識も経験も色々身に付けて豊かにならなければならない。

この価値観の人が少しでも増えればこの世界も変わるだろう。

だから僕は今日も「幸せ」ではなく、「豊かさ」を目指す。


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