混沌と整然
「社会不適合者」という言葉があったがもうこれは既に死語になりつつある。なぜなら社会、そのものが今まったく定まっていない変容の禍津の最中。自分の本質を突き詰めることが、今後何年かのメインストリームとなるのであろう。
「社会」が先にあるのではない。
「私」が先にここにある。
そんなことに本当の意味で気が付き、行動する人が増える。
世界は最初、混沌から始まった。
整然とした美しさは、混沌が産み出す副産物である禍津による悲しみ憎しみ怒りを、なんとか最小限にしたかったがために人間が編み出した極上の策。
混沌も整然も美しく、そして両方必要なもの。
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