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今まさに有事の時の"星占い"との付き合い方 -マズローの欲求5段階説の底辺と向き合う-

【有事】国家や企業の危機管理において戦争や事変、武力衝突、大規模な自然災害などの非常事態を指す概念。[weblio辞書 より]


皆さんこんにちは!アイビー茜です。

ここ一ヶ月で新型ウィルスの世界そして日本を取り巻く状況がめまぐるしいスピードで変わっております。エイプリル・フールよりもよっほどエイプリル・フールみたいな厳しい現実に、4月1日は普段大喜利に沸くタイムラインも今年は見られませんでした。嘘がつけるって平和なことでしたよね...。

かくいう当方も息子(3)を自主的な判断で保育園お休みにしたりして、なるべく外に出ないように生活しています。その間普段の業務も在宅でやっているわけなのですが、正直普段の倍以上の時間と気力を使って占いの原稿を書いております

初めて私のことを知る方もいらっしゃるかも知れないので改めてお伝えしますと、私は占星術師/タロットリーダーとして約10年前から占い鑑定・占いに関する執筆(アストロロジーライター)を生業としております。web誌面問わず様々な媒体さんで毎月の12星座占い他、占術に基づいた運勢等の文章を書いております。

自分の生死に関しては「いつ死んでも後悔ない」くらいには毎日全力で生きていたのですが、いかんせんまだ小さい息子のことを考えるとまず息子に何かあっちゃいけない!ここで保護者が死ねるかい!っていう緊張感があり、珍しく生に対して執着している自分に日々驚いています。

そんな中、日々の業務の中で「今月の恋愛運♡」「今日の運勢は最高潮♪」といったニュアンスを書く項目がありまして、

ぶっちゃけ、全然書けないんですよ....。

筆が、、、乗らない。

逆にこの状況下に置かれて、前と同じような精神状態で書けるアストロロジーライターさん居るのかな?って思っているんです。

とはいえですよ!私もプロのアストロロジーライターを長くやってきた意地もプライドもあるので「この安心安全が脅かされている状況下の中でも、少しでも気分が上がる星占いを、読者さんの光となる文章を書きたい!」って思って書いています。(また"外出を推奨するキーワード"デート、飲み会、イベント...などが出せないこともキツイです。これはクリエイティブ能力への挑戦だと思っております。)

しかし、いち星占いの読者としても、外出なかなかできないし明日の生活費にも困窮して家でフラストレーション溜まっているところにテレビの占いとかで

「今日のあなたは絶好調♪ラッキーカラーはレッド!」ってハイテンションで伝えられても、「ホントかよ!?」って思うような気がする。

今このタイミングで2020年下半期、あなたの恋愛運や金運は好調!って伝えられても懐疑しちゃう気がする。

とはいえ世のアストロロジーライターはみんな頑張っています。少なくとも私の周りの知り合いの占い関係執筆者さんは占星術の鑑定士でもあり研究家でもありライターで「星のメッセージを読者へ分かりやすく、そして筆者の個性を持って伝える」という努力を、とてもとてもしている。

▲今日の昼間にこんなツイートをしました。

個人の、例えば毎日の運勢だったら”月”っていう惑星がどの星座に今日は滞在しているかで、自分の太陽星座(一般的な12星座占い)とどんな角度でどんな相性か?っていうのを見ていくんですよね。占い期間のスパンが6ヶ月とか1年とかだったら、現在運行中の太陽、水星、金星、火星、木星...との角度なんかも絡めていく。(他にも運勢については割り出し方様々あります)

でも今ってもうその個人の運勢の音が聞こえないくらいの爆音(冥王星)が鳴り響いてるよなーっていう感覚を覚えています。


数年前からご縁をいただき、敬愛する先生のお一人でいらっしゃるビギー・ネプテューン先生が数日前にこんな投稿をされておりまして...

なるほど確かに...。今の日本人はこの三角形の底辺を脅かされる経験してないっていうことに改めて気付かされました...。

少し前の三角形の底辺が強固である状態でみる星占いと、今現在底辺ぐっらぐらの状態でみる星占いは全くの別物であって仕方がない

それに、インスタのいいね!集めとか、フォロワー数とか競い合っているような...パーティーに行ってどっちがイケてる!?とかやれるのは、めちゃくちゃ贅沢なことなんだなって思うんです。

商業としての"星占い"もものすごく贅沢で、そもそも「悩める」「選択肢がたくさんある」っていうこと自体がとても贅沢なことだったんだなって。


最後に...ビギー・ネプテューン先生が過去にSNSで「国の有事のときは個人の運勢など吹き飛んでしまう」といった趣旨の文章を投稿されていたのが印象に残っておりまして、まさに有事である現在をどう見ていらっしゃるのか?がどうしても気になって、先程先生御本人にコンタクトさせていただきました。

私の「社会の運勢」についての考え方は祖父母や母から聞いた戦争中の経験から大きな影響を受けています。それは新コロとは比較にならない、「死」と背中合わせの状況でした。そのような中でも、生き残る者、亡くなる者、色々なわけです。では、「死ぬことは運が悪いのか?」これも一概には言えません。占星術的にはその影響の強さは「マンディーン*」のチャートと個人のチャートの関係である程度推測できると思います。今年の最もハードな状況は火星の牡羊座入り→逆行→順行の時期です。これは1988年以来(その前は1941年)の配置です。何か世界に影響を与えることが起こるでしょう。しかし、基本的には宇宙の進化の方向性は変わりませんから「痛みを伴う変化」になると思います。どう考えても今の世界は歪んでいますからね。-------(中略)-----「マズローの法則」が参考になると思いますが、恋愛などは「生命の安全が確保されないと」進展のしようがないので、これ、ビジネスもそうですが、一度、全て見直すべき時期なんですよね。今は、それがかなり強引な形で「運命の修正」を迫られている状態ですね。                      (by ビギー・ネプテューン先生)                                                                  *マンディーン...マンディーン占星術。組織や集団を考える時に有効な占星術への考え方

急なコンタクトでしたのにお答えいただき、先生に感謝です。

書き手である私もそうですが、今後星占いやアストロロジーライティングというものにどう向き合っていくか?また社会の変化を受けてどんな表現が適切か?を改めて考えるきっかけに、今回の有事がなっています。






頂いたサポートはありがたく頂戴し、今後の占星術の研究や各種創作や勉学に使わせていただきます。いつもありがとうございます。今日も佳き日をお過ごしくださいませ。