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フリーランス獣医師とお金の話


先日のウェビナー、たくさんの暖かいリアクションを頂きありがとうございました!
このブログからFacebookのグループへ参加していただいた方もいらっしゃり、感無量で胸がはち切れました!(治りました)

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写真:2020年12月年内最後の仕事を終えた森田

今回のブログではフリーランスの獣医師の働き方について時間とお金を軸にお話ししていきたいと思います。

興味のある方は是非お付き合い下さい。

✳︎本記事は2019年に作成され、2021年1月の情報を元に更新しております。

そもそもフリーランスとは

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フリーランス(英: freelance)は、特定の企業や団体、組織に専従しておらず、自らの技能を提供することにより社会的に独立した個人事業主もしくは個人企業法人である。日本では『自由業』『自由職業』[1]『フリーランス』と呼ばれる。請け負った業務を実際に遂行する本人はフリーランサー、フリーエージェントと呼ばれる。

引用:Wikipediaより

フリーランスの獣医師について、
混乱を防ぐためにこのブログでは
・会社や病院に所属していない
・複数箇所の病院と提携し診療業務を行う獣医師
と定義します。

僕がフリーランスになってから感じた最大のメリットは働くのも休むのも自分の自由という所でした。

受ける印象は人それぞれだと思いますが、
新しい選択肢として"面白い!"と思って頂けたら幸いです!

フリーランス獣医師の1ヶ月

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僕のスケジュールを例にフリーランス獣医師の1ヶ月を具体的に見てみましょう

僕は8カ所の動物病院と提携して診療業務を中心に活動しています。


業務内容は、臨床5年目の獣医さんレベルの一般診療代診専門診療施設での診療補助です。

また、記事の執筆監修や動画撮影、イベントでの登壇など企業様からの案件を頂くこともあります。

2020年11月のお仕事はこんな感じ

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文字うっす!!!
見辛くてごめんなさい!

11月は診療日が22日間、企業さんの案件が7件休みが8日間でした。

正社員ではないので有給休暇が無いというデメリットの反面、休みたい日を自分で決められる点は大きなメリットだと思います。

フリー獣医師の収入

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続いて、収入について解説していきます。

自分の収入の話をオープンにするのは鼻の穴をのぞき込まれるくらい恥ずかしいのですが、まだ実態がクリアではないフリーランス獣医師の情報を同業の皆様に知って頂くきっかけになれば幸いです。

2019年、2020年、2021年の実働日数
社会保障、各種税金、事業運営で出て行くお金を差し引いた手取りの報酬から算出した日当あたりの平均報酬をまとめてみました。

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僕の場合、収入は勤務医時代より上がりました。
そして、ありがたいことにフリーランスになってからも1年目、2年目、3年目と増え続けています。

ついでに体重の変化も載せておきます。

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こちらもありがたいことに(?)右肩上がりです。
ラーメンって美味しいですよね!

話は戻りますが、フリーランスは契約更新時に報酬が下がったり契約自体を打ち切られるリスクもあります。

また、会社員が得られる公的保証(怪我して働けなくなったときの)や将来的な年金受給と同じレベルの社会保障をフリーランスが得るとしたら、民間の保険や資産運用を組み合わせて少なくとも月に10万円以上は将来対策費を備えなければいけません。

さらに、ボーナスが無い等のデメリットもありますが、今の仕事内容と、得られる報酬・時間のバランスに関して僕はめちゃめちゃ満足しています。

自分に合った働き方探し

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ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。

最後にポエムみたいなブログ書いて終わりますので、
もしご興味がありましたらもう少しだけお付き合いください。

今回のブログは時間とお金のお話がメインでしたが、時間の有無、収入の多少に関わらず獣医師という職業自体は等しく尊いものだと思います。

院長、勤務医、フリーランスに関係なく、
お金や時間はあくまで獣医師が手にする付加価値の1つだと思います。


数字では測れない経験、スキル、思い出はむしろそれ以上に価値があるものかもしれません。


大切なのは自分が何を求めるかだと僕は思いますこれは社会が何を求めるかと表裏一体です。

やりがいや成長の機会が多い職業にも関わらず、動物医療業界がブラックだとかホワイトだとかブラックピンクだとかいろいろ言われる背景には、それらの魅力が霞んでしまう程、お金や時間の付加価値が満たされていない現状が少なからず存在するのかもしれません。

僕はそれが当たり前だとは思いたくありません。
同じように考える獣医師の先生はきっとたくさんいて、業界も変わりつつあります。

獣医師を夢見た中学生の自分が今の自分を見て
「獣医さんはやっぱやめとく」
なんて言わないように、胸をはってこの仕事が楽しいと言いたいです。


動物病院と獣医師の共利共生
を目標に、森田慶は獣医師、看護師、トリマーさんの自由な働き方を心から応援しています。

"なんか変なやつおるな" 
"ちょっと味方になってやろうかな" 
"いや、俺はそれ違うと思う"

などなど、いろんなご意見お待ちしております!
少しでも興味を持ってくださる方がいましたら、
お酒でも飲みながら画面越しに語り合いましょう!

以上、フリー獣医師のお金と時間でした!

ここまで読んで下さった方、ありがとうございました!

おまけ

現在、森田はフリーランスを目指す獣医師の独立を支援し人手不足に悩む動物病院との繋がりを整える社団法人 獣医フリーランスネットワークの立ち上げに勤しんでます!

まだまだ立ち上げたばかりの団体ではありますが、皆様の力をお借りして2022年4月の社団法人化実現に少しずつ向かっています。

「森田のこと応援してるぞ!」

という優しい殿方・姫君はぜひぜひ個人SNSのフォローやFacebookグループ(無料です)へのご参加や記事のシェアやいいね!をして頂けたらとってもとっても嬉しいです。

ここまで読んでくださった方、ありがとうございました!

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