楠木ともり at 日比谷野音
前段
声優・シンガーソングライターの楠木ともりさんが2024年7月15日に日比谷野外大音楽堂で単独ライブを行った。これは当日に感想を書いているが、ネタバレを避けるため大阪城野外音楽堂公演が終わってから公開した。
天候への不安
夏の野外ライブは恐ろしい。まず熱中症。それだけではない、雷雨。とにかく天気が不安なのである。今回は直前まで小雨の予報だったが、運良く曇りになってくれた。本当に助かった。
マナーの良い観客
楠木さんのライブはあまり荒れないのだが、いつもにも増してマナーが良かった。求められていないシーンでの発声もないし、静かなタイミングでの手拍子もほとんどない。これは楠木さんのライブへのスタンスが広まった成果だと思う。
観客の顔が見えるライブ
通常の単独ライブは屋内で行われ、客席は暗いので観客の顔は客席からもステージからも見えずらい。しかし、野外ライブは日没までは双方の顔が見える。しかも今回は日没が遅い7月なので、本編最後までステージから客の顔が見えていたと思う。客席の笑顔が楠木さんへのパワーになっていたらなあと思うところである。
安定したライブ運び
楠木さんのライブはアンコール含めて2時間。15曲前後を歌唱する。今回もその例に漏れなかった。
登場して数曲歌う
軽めのMC
怒濤の歌唱
真面目なMC
本編最後
アンコール冒頭から歌唱
長めのグッズ紹介
締めの一曲
このような決まったパターンでありながらも、曲順の妙で毎回私は飽きることがなかった。
特に印象的だったのは、本編最後に歌唱された『バニラ』である。この曲は楠木さんが成人するころに作った曲で、家族とファンに向けた歌詞である。私はこの曲が大好きなので、本編最後に聞けてとてもうれしかった。黄昏時に歌われたので照明の演出も印象深かった。
ここ最近ネタにされがちな長めのグッズ紹介では、今回は「”Tomori”って書いてあるグッズは某バンドに持ってけるかもね。」とジョークを飛ばしていた。(おそらくはMyGO!!!!!のことであろう。ボーカルの名前が「燈(ともり)」であるので。)
余談であるが、ここ数年ステージにあった休憩用の椅子がなかったように思える。楠木さんにとっていい方向に進んでいるのだと思いたい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?