旅するボランティア 久米島編レポート
はじめに
旅するボランティアとして久米島に行って10ヶ月くらい経って今更だが、暇な時間ができたので忘れないうちにレポートを書いてみる。
あまり深いことは言えないが、こんな活動をしたよっていうのを報告します。いわゆる日記やね。
旅するボランティアを知るまで
ある日いつものようにインスタグラムを見てると、旅費無料!沖縄で3泊4日過ごせますっていう広告が目に留まった。無料ほど怖いものはないけど、まあ無料ならいっかって気持ちで友達と一緒に応募した。応募の内容としては志望理由100字程度書きなさい。とかだった気がする。なんて書いたかは忘れたけどボランティアをするきっかけが欲しいって書いたかな。そしたら数週間した時謎の電話番号から何回も電話がかかってきた。流石に大事そうなので電話に出ると、旅するボランティアから採用の連絡だった。選ばれると思わなかったから、余計にこれは全員に電話してて個人情報を集めるのが目的なのかなとか勘繰ってしまった。今となっては謝罪したい。友達に送られてきた落選メールを見て、自分が選ばれたんだ沖縄行くんだってだいぶウキウキになった。落選メールには600人ほどの応募があった(確か)って記載されていて、600分の10に入ったのか!周りにだいぶ自慢した笑。大した志望理由は書いてなかった気がするけど...
顔合わせ 旅ボラ0日目?
出発前にズームで顔合わせミーティングが開催された。みんなほぼ大学生、学年も住んでる場所もバラバラ、馴染めるかなあという緊張の方が強かったのを覚えている。ミーティング後に参加者だけで話す時間があり、沖縄に行く時もスムーズに話ができた。就活のインターンをしている時期だったから、グループディスカッションみたいでちょっと疲れるなとか思ってしまった😅
ついに旅ボラが始まる 1日目
早朝に関空集合!大学生に早朝集合はキツいってと思いながらも、修学旅行前のワクワクみたいなのがあってほぼオール状態。俺人見知りだしな、どうやったら仲良くなれるかなとか考えてたら寝れなかった。
飛行機で関空から那覇へ、乗り継いで那覇から30分ほどの久米島へ。
当初久米島って名前は聞いたことなく、沖縄に行くのも中学生ぶりだった。写真とか何もないから民宿で人生ゲームしたくらいしか思い出せなかった。この旅はいっぱい写真撮って記録に残すぞーって思って自分らしくないメモを取ったりした。
生ぬるい風が吹く久米島空港に到着。
まず初めに「やんぐゎー」で昼飯を食べる。もやしもりもりの沖縄そば。ちっさい「わ」が入ってるのってシークヮーサーだけじゃないんだと知識が増えた。味は優しいけどスパイシーで角煮とかもあって最高だった。(後日マツコの知らない世界で紹介されててびっくりした)初対面で探り合いながらも、美味い飯を一緒に食えば話が弾む。次は草刈り、牛に餌をやり、与那国馬の乗馬体験をした。イクイノックスみたいにスタイリッシュではないが、ぼてっとしてて可愛いかった。宿は絶景のオーシャンビューで、学童と兼用で、夕方までは島の小学生が遊びにきていた。部屋は広く、風呂も見たことないくらい大きかった笑。良すぎて無料でいいんですか?って感動した。夜はみんなでオードブルを囲み、島の和気あいあいとした雰囲気に癒された。移動が多く疲れたのか、みんなサクッと就寝。1日目終わり。
2日目
2日目も同様早起きして、宿の前の広場で海を見る。朝ごはんも用意されており、これがまた美味しいのよな。ミネストローネとベーグルだったのだが、このベーグルが人生でいっちばん美味しかった。ご飯を食べたら、いよいよボランティア?サトウキビ狩りを行う。自分の背ほどのサトウキビをどんどん薙ぎ倒していく。これが個人的には快感で、よく焚き火を見てたら癒されるとか水の音に癒されるとかいう人いるけど、サトウキビの根本をカッって切り落とす度に癒された。収穫したサトウキビが黒糖になる様子も学べた。
お昼は島のオリジナルカレー、よくわからない材料が色々あったけど美味しかった!
午後は学童に来てた小学生たちと、サッカーをしたり、ボードゲームしたり交流。僕たちの遊び相手になってくれてありがとうね笑。
自分が小学生の立場なら、いきなり来た大学生とサッカーしよなんて言われたらびびってまうよ。子供も大人もフレンドリーだなって実感した。夜はお酒を飲んで現地の人とあっつい話を交わした。フランス人の方がいたのだが、「イルフェ ボ」今日は晴れですくらいしか言えなかったのが悔しかった。結構勉強してたのにアウトプットの場がなければ話せないんだなと。
食事会が終わって泡盛「ちゅらぼたる」を飲んで2日目終了。ボランティアしに来てるのにめっちゃお酒飲んだよぅ😫
3日目
3日目も早起きして海を眺める。海より山派だが、こんな景色が家の前にあれば海派だったろうな。今日は朝から久米島のまぐろ定食!朝から刺身て最高だぜぇ。
引き続き一日中サトウキビ狩り。2日目の経験活かして、効率よく作業ができた。ただ現地の人の早さには敵わないのか。
作業のルールが決められており、締め切りに追われる大学生だったので、のんびり作業できるこの環境はゆるく楽しかった。
お昼はジューシー(炊き込みご飯?)とそばを食べ、ビーチを見にいく。日本の渚100選?よくわからんが綺麗なことだけはわかった。
午後からもサトウキビを狩り、作業を終え近くの公園で中学生たちとサッカーをする。
宿に帰り、今日は来客者おらず旅ボラメンバーだけで晩御飯を食べる。めっちゃうまそうなチキン弁当をじゃんけんに負け食えんかった😩
食後は最後の活動?グループワークを行う。
メンバーの1人と、ここに来た理由やバックグラウンド、悩みなどお互いに話し合う。普段は自分のことをそんなに話すタイプではないので、悩みなどを口に出すだけで割と頭の中が整理されていった。主に就活をしていたときで、周りがだんだん内定を取っていくけど、自分自身何がしたいかよくわかっていないってのが悩みだった。何人かと話してみて、とりあえずいろんなこと経験してから何かひらめきがあるかなって構えすぎず楽観的に過ごそうって答えを選んだ。全員とは深く話せていないけど、それぞれがどんなことを感じたのか、得たのかは気になるね。
グループワークを終え、久米島に来て初めて星空が見えたので、芝生に寝っ転がって星空鑑賞。星の数が多すぎて逆にオリオン座見つけるのが難しかった。そこからは夜中最寄のコンビニまで買い物に🚶
2、30分かけてファミマまで行ったものの、まさかのその曜日だけ時短営業。なんの成果も得られずに踵を返す。ただ、のんびり散歩するだけでも、気持ちいい。もう久米島の虜に。ただ道が暗すぎて、肝試しみたいになってごめんなさい島民の方。
夜空を見て大夜ふかしをして3日目は終了。
4日目
寝るのが遅くても起きるのは早い。今日は青空が広がり、朝日と海が輝く素晴らしい景色。
宿の前で集合写真を撮り、島内の観光へ出かける。久米島と調べれば出てくる畳石へ。地面が六角形状に割れており、ごつごつしい岩と透き通った綺麗な海の対比がいい!
トゥンナハという見晴らしがいい東家に行くと、風が気持ちよく、景色がいいのか全員が黄昏ていた笑。自然ってやっぱ偉大だなって痛感した。その後はラジオFMくめじまに出演できることに。ラジオはよく聞くけど、聞くのとやるのは違うな。でもいい経験させてもらいました。
最後はメンバーみんなに旅の感想を話す。それぞれが1分ほど感想を話し、さまざまな思いを持ちながら生きているんだなと視野が広がった。旅を通して、みんな初対面なのに気を使わずに話せたなと思う。久米島に別れを告げ、久米島から沖縄へ、大阪へと無事に到着し旅が終わった。
旅するボランティアから帰ってきて
自分は今回の旅で「出会い・縁」について考えるようになった。出会いって溢れているからこそ、一つ一つの出会いを大切にできていないなって感じていた。一時的なグループや団体、学校のクラスメイトにも、どうせ今後会わないし次はないんだろうなって考えていた。離れる時も、とりあえず「またどこかで」って言ってたけども本気で自分から会いに行こうとは思わなかった。数日だけの関わりでこんなに仲良くなったのに、関係が切れてしまうのはもったいないなって思わない?自分だけでは出会えなかった人達なんだから与えられたチャンス大事にしよう。自分ももう大人だし、どこへだっていけるし、なんでもできる。縁がなかったなら勝手に離れていくだろうし、自分ができることはとりあえず積極的に関係を続けること。だと考えるようになった。「さよならじゃなく、またね」ていう言葉を信じてね。
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