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日欧地域間イノベーション協力事業ウェビナーシリーズNo.5 EUと日本のフードテック 開催報告

日時:2012年5月24日(水)
9:00~10:30(CEST)、16:00~17:30(JST)
オンライン開催(Zoom)

5月24日、9:00-10:30(日本時間)、日欧地域間イノベーション協力事業のウェビナー「EUと日本のフードテック」が開催されました。フードイノベーション、すなわちフードテックに関する欧州地域と日本の自治体のそれぞれの取り組みを紹介することを目的とし、日欧の各地域における食品産業に関するこれまでの取組みや支援等が紹介され議論されました。

本ウェビナー開催の背景には、農業、食品生産、流通、外食、調理、小売、配送、レストランなど、食のバリューチェーン全体を包括する「フードイノベーション」と「フードテクノロジー」に近年注目が集まっていることがあります。食は地域の伝統や文化に深く根ざしているため、フードイノベーションは、地域に新しい価値を生み出し、観光、健康、農業といった関連分野のバリューチェーンを改善することで、地域経済や観光を促進することが期待されます。

セミナーではまず、欧州2地域(ヴァルドワーズ県、バスク自治州)が基調講演を行いました。フランス ロジスティクス・イノベーション・開発部 (SEMMARIS) の 開発プロジェクトマネージャーであるGwenaëlle Brandelet氏がパリ地方におけるフードイノベーションの実績を紹介し、AZTI 技術研究センター(バスク自治州非営利財団)のマネージング・ディレクター、Regelio Pozo氏がバスク地域のフードエコシステムに関する発表を行いました。
次に、京都府農林水産部流通・ブランド戦略課の加茂雅紀課長が、京都府のフードテックへの取り組みについて講演を行いました。

これらの発表の後はオープンディスカッションに移り、欧州と日本双方における産業革新の優先順位について、また、このような重要な分野における政策決定プロセスについても議論が交わされました。


こちらの記事は2023年6月1日にIURCのウェブサイトに掲載されたNewsの和訳です。原文はこちらからご参照ください。
https://www.iurc.eu/2023/06/01/food-tech-in-the-eu-and-japan-webinar-by-eu-japan-region-to-region-innovation-cooperation/