凡人の私が夫婦別姓について考えたこと（わたしが名字を変えたくない理由）

2022年4月8日 00:32

なぜ結婚しても名字を変えたくないのか、仕事に支障が…なんてかっこいい理由はありません。わがままでも子どもっぽくてもしょうもなくても、本音の本音を記しておきます。

（なかなか書き進まないので、あまり練れていないですが暫定版で公開してみます・・随時改変します。）

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①名前より名字で認識されることが多いから

私は昔から友人や周りの人に名字で呼ばれることが多かった。あだなも名字をもじったもの。

性格上、下の名前で呼ばれるのがなんとなくくすぐったいと思ってしまう質だ。男友達が多かったのもあり、名字で呼ばれるのが当たり前だった。

だから名字は、もはや名前より私を表しているように感じている。気持ち的には絵里奈という名前が花子という名前に急に変えられたようなもので（逆も然り）、新しい名字は私だと思えない。

愛着のある名字が失われて、急に新しい名字を押し付けられるのは、とても悲しいのだ。

②今の名字と名前のバランスがとてもいいから

わたしの名前は難しい。親がこだわってつけた名前で、画数がすごく多くて迫力がある。

その字面から、男性に間違えられることもよくある。

反面、私の名字はとても簡単でありがちなものだ。

簡単な名字と複雑な名前。そのバランスがとても丁度いい。

例えば難しい名字になったりすれば、そのバランスが崩れて、ただの迫力のある強そうな名前になるだけ。今の名字のバランスが一番心地よくて変えたくない。

③今の名字と名前の組み合わせが姓名判断的にも最高だから

両親は私の名前をつけるとき、画数にとてもこだわったらしい。ネットでどの姓名判断サイトを見ても、私の名前は最強の運勢だ。

占いなんてばかばかしいと思われるかもしれないけれど、親ががんばって調べて私が幸せになるようにと考えてくれた。そんな氏名を捨てるのは悲しい。

私の親は離婚している。私を育てた母は、私と妹の名字が変わるのがかわいそうだと思って、旧姓には戻さず、離婚した父の名字を使うことにした。

でもこれは特殊な事例で、残念ながら離婚することになった場合、名字を元に戻す選択をする人が大半だと思う。

名字を元に戻せば、周りから離婚したことに気づかれてしまう可能性が高いし、フリーランスなど名前を出す仕事であれば、また１から名前を覚えてもらう必要も出てくる可能性もある。

たとえ相手の浮気で離婚することになっても、その損害をうけることになるのは名字を変えた側だけだ。

なぜ一方だけそのリスクを負って結婚しなければいけないのか、わからない。

母と離婚した実父には私と妹以外の子どもはおらず、実父のきょうだいは名字を変えている。私の妹もすでに結婚して姓を変えており、把握している限りでは、私がこの名字の最後のひとりになる。

離婚したあとも変えずに母が残してくれたこの名字が唯一、離婚して疎遠になった父方の家とのつながりのように感じられて、わたしでこの名字を終わりにしたくないと思う。

私は私であって、働いていて一人でも生きていける独立した人間。

決して彼に養ってもらっているわけではなく、二人で協力して生きていこうとしているのに、なぜ片方の名字を名乗らなければいけないのか。

失敗しながらも色々な経験を積んで、ようやく一人でも生きていけるだけの自信がついたから、結婚できる、結婚しようと思ったのに。名字を彼のものにするというのは、なんだかまるで彼の付属品になったかのような、彼のなかに包摂されたような気分になってしまう。

私は私で、結婚してもちゃんと独立した一人の人間でいたい。

やっぱり名字が相手のものになると、嫌だけれどまるで相手の家に嫁ぐような気持ちになる。

妹が結婚した今、私が名字を変えてしまうと、なんだか母が一人ぼっちになってしまうようで気になってしまう。

どちらかの家に嫁ぐのではなくて、まったく新しい家庭をつくる、という気持ちで結婚するのに、どちらかの名字だけを使うというのは違和感を感じる。

上に書いた理由を彼に話したところ、彼も、仕事などで支障はないが、私と同じような理由で名字を変えたくない、という返事でした。

彼も私も結局感情的な部分を主な理由として「変えたくない」と言っていて、議論は平行線をたどるしかなかったです。

もうどちらかが折れるしかない、となった結果、私が折れることになりました。（詳細はまた書きます）

でも、どちらかがこんな嫌な思いをしなきゃ結婚ってできないものなんでしょうか。

そうまでして守らなきゃいけない戸籍制度って一体なんなのでしょうか。

まだ私も勉強が足りないところがあるので、これから勉強しようと思います。

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