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涙袋で殺されたい、西野七瀬

先日、アマプラで藤原竜也さん主演の「鳩の撃退法」という映画を見ていてすごくいい女優さんだなと感心したのが、この西野七瀬さんです。

私、坂道界隈は全然詳しくないし、興味もない上、映画賞レースとかにも興味が無いので、西野さんが乃木坂46にいたことも、「孤狼の血 LEVEL2」で映画賞を取ったことも全く知らなかったわけですが、それでも今回初めて彼女の演技を見たときにはすぐに「おや、これは?」と光るものを感じたので、これはもう間違いなく本物だなと。

「鳩の撃退法」では主人公の行きつけのドーナツショップのアルバイト店員の役で、物語のメインというより要所要所でちょいちょい関わってくるような役どころなんですが、とても印象に残ります。

話は少しそれますが私は長く派遣SEという仕事をしていて、プロジェクトごとに勤務地が変わります。ここのプロジェクトが終われば、次はここのプロジェクト、というわけです。とうぜん、勤務地だけではなくて一緒に働く仲間も変わります。つまり、常にアウェイで働く感じです。これはある意味しがらみが無くてよいのですが、軽口を叩くような相手や、仕事に関係のない話をする相手に恵まれないと、なかなか息が詰まります。

そこで僕は大抵の場合、食事を取る店を1か所に定めて、行きつけを作ります。そしてほぼ8割くらいの確率で店員さんと仲良くなります。飲食店のスタッフというのは賃金以上に私たちお客の反応がやりがいにつながっているものなので、「ごちそうさま」とか「おいしかった」とかを直接言葉に出して伝えると、比較的簡単に顔も覚えてもらえるし、それなりに仲良くなれて、こちらとしても良い気分転換になったりするのです。それはファミレスのようなチェーン店でも全然可能で、多少いい思いをできたりします。

で、「鳩の撃退法」の西野さんなんですが、藤原竜也との掛け合いの中でバイトと常連客のすごく微妙な距離感というのを自然に演じていて、それが好印象だったんです。もちろん脚本の良さも、相手の藤原竜也のリードも素晴らしくて、その中で西野さんが生かされているのは確かなんですが、とにかく見ていてすごくいいんですよ。なんとなく毎日あんまり楽しいこともなくて、おかしな常連客を面倒くさいと思いながらも、何か面白いことがあるんじゃないかと少しだけ期待してしまう気持ちが、彼女の印象的な目元にあふれてるんです。

西野さんは単に美人というだけでなく、なんとなくひと目見たら忘れられない個性的な顔立ちをしています。特に特徴的なのが目元で、すごく涙袋が目立っています。ちなみに私はあの涙袋こそ、彼女の最強の武器だと思ってます。

涙袋というのは目の下にあるふくらみで、もちろん「たるみ」ではありません。最近はここを強調するメイクが流行のようですが、西野さんはナチュラルに涙袋が際立っていて、常にどこか瞳が潤んでいるように見えます。そのせいかすごく目力が強くて、華やかな表情や、愁いを含んだ表情をする時に、目元から気持ちがすごく伝わってくるんです。こんな目で見つめられたら、大抵の男はイチコロです。ある意味最強の涙袋の使い手と言っても過言ではないでしょう。とても魅力的な女優さんだと思います。

彼女がいるお店なら、私だって常連目指しちゃいます。


ご紹介した映画はこちら。アマゾンプライム、有料ですね。
ちょっと最初難解に感じるかもしれませんが、かなり面白いです。
藤原竜也はダメな男の役が本当に上手です。

近いうちに、「孤狼の血 LEVEL2」を見てみようと思います。

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