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映画「シン・ウルトラマン」at イオンシネマ海老名第7スクリーン レビュー 追記あり

上映前

さて、今日からシン・ウルトラマンの公開ということでイオンシネマ海老名まで。普通に考えればIMAXで見るべきなんだろうけど、今回は一般スクリーン。音響はTHXサウンドシステムだけど、おそらくそれ用のチューニングはされていないはず。この劇場で以前見た「この世界の片隅に」の音響は確かになかなかのものだったけど。ちなみに私は主戦場をTOHOシネマズからイオンシネマに変えた。TOHOが夫婦50割を廃止したからだ。イオンシネマの場合、特定のイオンカードを持っていれば年間30本を1000円で見ることができる。特大のULTILAスクリーンでも追加料金は発生しない。ラインナップがTOHOや109に比べて多少見劣りするが、そこは割り切りだ。さて、シン・ウルトラマン、どうだろう。私は特撮以外の樋口真嗣の演出をまったく評価していないので、あまり期待はしないでおく。

鑑賞後に追記します、それでは。

--- 以下追記 ---

鑑賞後

まず、イオンシネマ海老名の第7スクリーン、画面デカイわ音良いわ座席広いわ空いてるわで大満足。IMAXもULTILAもいらない、私はこれで十分です。

で、肝心のシン・ウルトラマンですが、まー、「見たいものは見せてくれた」という点では合格点ですが、シン・ゴジラのようなカタルシスは無かったかなあ。私には冒頭10分がピークでした。まあシン・ゴジラと同じことをやろうともしておらず、庵野、樋口プラスいつもの顔ぶれが作りたい画を好き放題作っててバカ怪獣映画にはなってます。でも相手が人型の宇宙人となると急につまらなくなる。戦闘シーンで苦労してる様子が伝わってきます。そしてラスボス、既視感ありありで私はまったくダメでした。特にラスボスとの戦闘が何がどうしてああなったのか私にはさっぱりわからず…。

実は本作の最初のイメージ写真(水辺にぬぼーっとウルトラマンが佇むあれ)を見た時はもの凄く期待したんです。あの写真のウルトラマンは辺境の星にたった一人たどり着いた異邦人の孤独みたいななんとも言えない雰囲気が漂っていて、これは何か新しい物語が語られるのではないかと。
ですが本作は初代ウルトラマンの物語をしっかり踏襲していて、ある意味そこがとても残念でした。あのスチール写真で感じた不気味さはなりを潜め、正しいウルトラマンに戻ってしまったように感じます。そこがウルトラマンを作る上での庵野、樋口、両氏の誠意だったのかもしれないけれど、私は「あのウルトラマン」の物語が見たかった。

役者さんたちはよく付き合ってくれたと思います。ただ長澤まさみさんはあの役を演じるには大御所感がありすぎて、もう少し若手の女優さんのほうが良かったのではないかと思います。確かに上手いんですけど、あのクラスの女優さんが演じるにはちょっと脚本が幼なすぎるんですよね(ちなみにシン・仮面ライダーの浜辺美波さんはドンピシャ。予告編を見て浜辺美波を愛でるためだけに劇場に足を運ぶことを決意しましたよ、私は)。振り返るとウルトラマンティガの高樹澪さんって凄かったんだなと思いますねえ。映画とテレビシリーズを比べるのは酷ですが、本作と同じようにウルトラマンを死地に送り出す場面がありますが、やっぱりあの「必ず勝って」は愛情の量が段違いだったなと。
山本耕史さん、高橋一生さんの声はナイスキャスティングでした。

あえて点数をつけるなら50点。リピートは無さそうです。

それにしても、観客席は白髪頭が多い。

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