マガジンのカバー画像

冷静さを欠いた映画レビュー

59
冷静さのかけらもない、感情にまかせた映画レビューをちょいちょい書いています。
運営しているクリエイター

2022年8月の記事一覧

割と神様こんな感じだよね。---映画「神様メール」レビュー 多少ネタバレあり

先日、雨が降るように人が死ぬという記事を書きました。私ももういつ死んでもおかしくない年齢に差し掛かってきたせいか、あとどれくらい生きられるのかということを結構リアルに考えるようになってきて、そんな気分から書いた記事だったんですが、この記事を書いた直後に呼んだ記事が私の気分にピタリとハマってしまいました。こちらの記事です。 日々有益な映画関連の記事を書いておられてフォローもさせていただいている松重ひろさんの記事です。一読して「これは見るべき作品だ!」とビビッと来まして、即Am

スピルバーグの長回し

以前書いた映画のレビューで私が長回しが好きだと書きましたが、その理由の一つがわかったのでご紹介します。 私は自分で映画を撮ろうとしたことは無いし、映画論を勉強したこともありません。むしろ一観客として一本の映画について撮影テクニックの分析をしたりするのは野暮なことだと思っているくらいです。 しかしYoutubeをザッピングしていて下の動画に出会ってこれはこれでとても興味深い内容だと思いました。 スティーブン・スピルバーグの長回しについて解説している動画です。 私の人生に

燃やす前にヤらせてやれよ! --- 映画「ウィッカーマン」AmazonPrimeVideo版 レビュー ネタバレあり

それにしてもなんとかならないものだろうか。 Googleの課金制限の話です。うちのテレビにはandroidTVが内蔵されていて非常に重宝しているのですが、いままで普通に有料コンテンツも視聴できていたのに、スマホに続いてこっちまで課金制限されてしまいました。今後はいちいちアマゾンのアプリをスマホで立ち上げて支払いを済ませないといけません。実に使い勝手が悪いし、面倒くさがりはこれだけで有料コンテンツは見る気が失せると思います。OSレベルで「かつてないユーザー体験」とか言ってるの

伝えるって事を考えさせられた。--- 映画「長崎の郵便配達」レビュー

最近ドキュメンタリー映画がちょっと面白いなーと思っていて、上映中の「長崎の郵便配達」を観てきました。 英国人ジャーナリスト、ピーター・タウンゼント氏が戦後の長崎で原爆の惨禍を生き延びた郵便配達員の谷口稜曄氏と出会い、取材を通して交流を深め、やがて一冊のノンフィクション小説を上梓します。タイトルは「THE POSTMAN OF NAGASAKI(長崎の郵便配達)」。映画はピーター・タウンゼント氏の娘のイザベルさんが、タウンゼント氏の没後に長崎を訪れ、父親の記憶を追体験する姿を