見出し画像

ホテルレポ #The Royal Park Canvas - Ginza 8

ホテルレポ第2弾は、
東京・銀座の" The Royal Park Canvas - Ginza 8 "を紹介します。
全国各地にホテルを展開するロイヤルパークホテルズが手がけるキャンバスブランドのホテルの1つ。

実は、大学の授業でロイヤルパークホテルズの講義を受けたことがあって、おもてなしや接客のレベルが高いホテルというイメージを当初から持っていました。気軽に泊まりに行くというよりは、何か目的があって誰かと泊まりに行くような感じ?を抱いてました。(伝わることを願います...)
でも、今回宿泊したCANVASブランドはどちらかというとそのイメージを覆すようなコンセプトホテル。

The Royal Park Canvas - Ginza 8
東京・銀座 2019年3月オープン
ホテル / カフェ / レストラン
館内は現代アートとヴィンテージ感が融合した新しいスタイルのホテル。

画像1

ABOUT CANVAS

ロイヤルパークホテルズが展開するCANVASブランドのコンセプトは、
『人が集うことで何かが生まれる場所』

その名前には、「ホテル」の文字がありません。私たちが目指すおもてなしは拡張や形式を伴った伝統的なものではないからです。そこにいるだけで何かが生まれる場をお届けすること、それがCANVASのおもてなしです。

宿泊前、私が想像していたロイヤルパークホテルのおもてなしのイメージとは違ったコンセプトで少し驚きました。確かにフロントのスタッフの方はフレンドリーで、温かさがあって、着ていたユニフォームもセットアップのカジュアルなもので、私は敷居が高すぎなくて居心地がよかったです。

ABOUT Canvas Ginza 8

数あるCANVASブランドの中で、銀座にあるCanvas 8のコンセプトは
" VINTAGE MODERN & TIMELESS "

銀座400年の歴史の中で培われてきた伝統と確信。日本のショウルームのような街、銀座。
伝統を受け継ぎ、進化 / 深化させる街、銀座に相応しい、普遍的で「間合いのある空間」を提供します。

Canvas Ginza 8のお部屋

私が今回宿泊したのは、SUPERIORツインのお部屋。
スーペリアの客室は、"自然から抽出した色"に包まれる洗練されたデザインが特徴で、ムーンとミストの2パターンあるみたい。

客室でいいなと思ったのは枕側に大きな窓があったこと。(意外とこの間取りの客室に出会ったことがなかった)
そこから大都会銀座の夜の夜景が素敵だったのと、そこから差し込む朝の日差しも良い目覚めを演出してくれた気がします。二面採光はやっぱり良いですね。

他にも、「GINZA MODERN」「クリエイターズルーム」と呼ばれるCONCEPT ROOMがあったり、セーフティ機能を備えた誰にでもやさしいUNIVERSAL ROOMなど幅広い用途で使える客室が揃っています。

Canvas Ginza 8のレストラン / ショップ /カフェ

今回、印象的だったのは館内設備やレストラン・カフェ。
まずは、レストラン Opus(オーパス)
"銀座の眺望が楽しめるホテル最上階のオールデイダイニング"

スクリーンショット 2021-02-15 16.17.34

宿泊ゲストでなくても誰でも利用可能。
日本的かつ現代的なエッセンスを織り交ぜた芸術的なメニューが愉しめるモダンシーフードグリルを提供していて、専用テラスも。
内装も器も好みだな〜と思っていたら、トランジット・ジェネラルオフィスのプロデュースでした。(好きな会社の1つ)
今回は利用できなかったのですが、女子会やデートにもぴったりなおしゃれさを兼ね備えたレストランだと思いました。(次はレストラン目当てに来ようと心に誓った)

次は、1Fにあるボトルショップについて。

デザイン性にこだわったティーやジュース、グローサリーやギフトアイテムをセレクトしています。
写真を撮り忘れてしまったのですが、クラフトビールや各地のこだわりの商品がズラリと並んでいて、セレクトショップに来たかのような気持ちに。
個人的には、そのセレクトショップ的な雰囲気や空間がホテル内にあるのが素敵だなと感じたので、それを利用してもっと宿泊ゲスト以外に向けた集客の手段としても活用できるんじゃないかなと思いました。
大きなガラス窓側に設置して、街に開けた雰囲気を作っていくのも面白いのではないかと、、、!個人的に銀座の街は好きなのですが、クローズなお店が多くて入るお店をかなり慎重に選びがち。街にひらけたボーダレスなホテルほど、オープンな空間だったら素敵だなと私は思います。

画像4

そして同じフロアにあったカフェ TEA SALON も印象的でした。

無農薬有機栽培嚢胞にこだわった静岡県藤枝市の茶葉が代表的なティーサロン。なんと、私のお気に入りの蔵前にある「NAKAMURA TEA LIFE STORE」の監修の元、6品種をセレクトしているそうです。鮮やかでユニークなモクテルやティーカクテルをお茶菓子とともに楽しめます。
あとはバーカウンターだったので、スタッフの方と気軽にコミュニケーションが取りやすかったのがとてもよかったな〜

画像3

Canvas Ginza 8のアート / ラウンジ

Canvas 8の至る所に散りばめられたアートは、「仕掛ける」がテーマ。

「仕掛ける」から「紡ぐ」へ。それぞれの作品が見る側の目や耳に「仕掛ける」。そしてそこから生まれる作品との対話を、別の場所に持ち帰り、ホテルの中だけでは終わらない物語を紡いでいってもらいたい。

2階の共有ラウンジには、
・MUSIC LIBRARY
・キャンバスキッチン
が備え付けられています。

MUSIC LIBRARYには、スタッフが厳選したレコードが並びゲストが自由に聞くことが可能。音楽好きには堪らない空間なんだろうな。

画像5

そして、ミーティングルームにも変化する広々キッチンが私のお気にいり。
ゲストが自由に交流できる動線が作られていて、シックなデザインも、家電のセレクトも、とっても素敵だった。
改めてホテルで働いていた時のことを思い返すと、キッチンでのゲストとの会話が一番ニュートラルで、素の気持ちで、心地の良い会話をしていた気がします。
きっと、キッチンという空間の不思議なパワー。

画像6

Canvas Ginza 8での体験

実はこれは宿泊後にホームページを見て知ったのですが、CANVASではありきたりの情報ではなく、ちょっとした会話からも「街を歩きたい」をサポートするという視点から、ホームページ上に目的別のおすすめスポットと地図が掲載されています。

これを宿泊前に見ておくべきだった....
というのも、ホテル内にはオリジナルマップのようなものは見当たらなかったからです。宿泊している時に出会いたかったよー!(笑)
実は宿泊した日の朝、フロントの方に「銀座エリアのおすすめの朝食スポット」を伺ったのですが、その際に白黒印刷の簡単な用紙を渡されたことに少しがっかりしていました。
私には、そこにワクワクする新しい出会いがなかったので少し悲しかった。

でも、自分はどうだろうと見直すきっかけになりました。
私が浅草のホテルで働いていた時、街とのコミュニティを大切にするホテルだったので、自分の足で浅草中を巡って、ゲストにおすすめしたいジャンル別のお店をピックアップし、メモにまとめていたという街のお店への思い入れが強い方でした。エンドユーザーの視点にたった今、あの頃にやっていたことは間違いではなかったとわかったし、もっとゲストの視点に立って考えてみることも必要だとも思いました。
例えば、ゲストのどんな気分にも合わせられるレパートリーを持ち合わせていたかな、もしその日がゲストにとって思い出の日や記念日だったとしたら、などなど....
想定できる限りのゲストのシチュエーションに合わせて最高の提案ができるようになりたい!と再認識できました。

Canvas Ginza 8の感想

館内の雰囲気やカフェ / バー、ラウンジがとても素敵でした。
ホテルマンの方も、丁寧さの中にフレンドリーさがあって、心温まる安心する空間。想像していた敷居の高さや固さのようなものはあまり感じずに、リラックスできた居心地の良いホテルでした。
それに、ホテルの客室から見る銀座の街も新鮮で、朝の銀座も、夜の銀座も好きな景色になりました。
街に繋がる仕掛けがあればもっと楽しい!と思えたし、自分の姿を見つめ直すきっかけにもなり、良いステイでした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?