Happy Birthday my HERO

何から言おうか、何を伝えようか。

今日は、お誕生日。

さて、読んで下さってる優しいそこの貴方。“ヒーロー”って言ったら何を、はたまた誰を、思い浮かべますか？

仮面ライダーとかアンパンマンとかウルトラマンとかプリキュアとか、3次元なら父親とか母親、ロールモデルにしてる芸能人とか？

とにかくまあ、世の中の人が俗に言う、〇〇はわたしのヒーローです！……っていう、その言葉にいつも特大級のはてなを掲げて、理解できずにいた。

自分の心も身体も守れるのは自分だけで、自分の人生には守ってくれる誰か、という存在が

穿った物の見方をするわたしにはどうもピンとこなかった。

自分は、敵が現れた時きゃあきゃあと我先にと逃げる脇役で、遠目から懸命に戦うヒーローをみて、ありがたやーとは思っても、何か感銘を受けることもなく、今日も偉大なる凡人の道をいく、そんなちっぽけさ。

ヒーローが颯爽と現れる人生のページは、めくってもめくっても一生こない。

そんな人生だったはずなんだけれど。

前置き長々失礼しました。……出会ったのです。

川尻蓮くん、その人に。

蓮くんは、すっきりと美しい容姿を持ち、物事への視野が広く、正しく優しさを扱える人で、目が離せないしなやかなダンスをこの世に生み出し、手を広げた両手におさまる大切な人たちへ無償の愛を注ぐ、笑顔がとっても可愛い人。

それから好き嫌いがあったり、こだわりが強かったり頑固だったり。人間味溢れる愛おしい人。

そして彼の死生観、目標、己に課してる物、くれる言葉の数々が、

ふにゃふにゃと生きるわたしの手を、力強く引いてくれる。

楽(らく)な方ではなく、楽しい方へ

面倒臭がりな自分を少し奮い立たせるときに

緊張を飼い慣らす

新しいことへ飛び込む不安を楽しみに変えるときに

僕が人に優しくすれば僕のことを好きになってくれたファンの人も人に優しくできるんじゃないかな

意地悪な心が顔を出したときに

死ぬ時は死ぬんよ

心配性をかき消すおまじないに

頑張ると無理するは少し違う

自分で自分を追い込みすぎて心を置いてけぼりにしたときに

立場が人をつくる

その椅子に座る資格の無さに押しつぶされそうなときに

その壁を乗り越えてもいいし回り道をしてよけてもいいしその壁に穴を開けてもいい

無理だなって最初から諦めかけたときに

場面場面に思い出したのは、蓮くんがくれた言葉。悩んだ時、辛い時、暗い方へ手を伸ばしそうになったとき、はたと引き留めてくれるのがこの、言葉たち。

有言実行で、美しい言葉に沿い生きる彼から発せられる言葉に何度助けられただろうか。

………そう、助けられたの。多勢に発した言葉だろうが、蓮くんが自分へ言い聞かせた言葉だろうが、わたしはたくさん、出会ってから本当にたくさん助けられた。

川尻蓮くんは、

わたしの人生のヒーロー。

そう、思える人物は最初で最後かもしれない。

安心をくれ、ぬくぬくとあたたかな光の中に留まらせてくれる推しははじめて。

彼を推すのに相応しい人間になりたいな、なんて思ってる今日この頃。

相応しいとかないよーー！って笑ってくれそうなところも大好き。

たくさんの愛をくれた彼へ、たくさんの恩返しがしたいのに

どんな言葉を贈ろうにも、眩しく輝く蓮くんの前では全てが霞む。

道に迷った時、前に進めず暗闇に堕ちた時、目を閉じて蓮くんを思い浮かべて、世界に“わたし”を連れ戻してくれる。彼はそんな存在。これをヒーローと呼ばずしてなんと呼ぼうか。

蓮くんが現れた今のわたしの人生は、沢山のチャプターを乗り越えて、やっと。脇役じゃなくて主人公として道を進みはじめたんだ………平凡で平坦な毎日をそんな気持ちにすらさせてくれた。

アイドルになってくれて、出会ってくれてありがとうと心からの感謝と

優しく強く、そして優しく泣く、泣き虫な彼に、

どうにか、世界中の愛を、止まない雨のように降り注ぎたい。

歩む道が、花咲く道であるように

幸せが、永遠であるように、願って。

最後に。

川尻蓮くん

また１年、素敵な年にしてね。絶対よ？

お誕生日、おめでとう。

淀んだ世界にも、清く正しく、美しく佇むあなたへ

敬愛を込めて。

2022.03.02