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Internship Report (2022, Eden)



*the report I submitted to my school (translated in Japanese from English)


このインターンシップで学んだこと、得たことは、言葉では言い表せないほどのものだった。GDPの3年間を通して、雑誌のような形式で最終プロジェクトをいくつか仕上げてきたが、その制作過程や他の人からのコメントを受け、大学を卒業する前に「本物の」雑誌業界に挑戦したいと思うようになった。インターンシップをするうえで遭遇するであろうあらゆる葛藤を乗り越える準備はできているつもりだったが、それは実際にインターンシップを始める前から始まっていた。


このインターンシップ全体の”冒険”を通して一番大変だったのは応募の部分かもしれない。10社以上にメールとポートフォリオを送ったが返事をもらえたのほ4社だけだった。そのうち一社はコロナを理由にインターンシップを受け入れてくれず、他の2社は十分なタイ語能力がないと受け入れてくれない。インターンシップを受けられる企業を探すのに2か月ほど要したが、その過程で友人のポートフォリオを参考にし自分のものを改善したり、タイだけではなく世界中の雑誌を知ることができた。


毎日がまるで『プラダを着た悪魔』の世界だった。上司が激しくいつも難しい仕事を任されるという意味ではなく、1つの雑誌という作品を作るのにどれだけ多くの人が関わているか、チームメイトがどれほど大きな意味をもつかという意味で。
カメラマンアシスタントとしての私の主な仕事は技術面と雑用の両面で、名の通りカメラマンをサポートすることであった。色や光の加減で写真の雰囲気は変わり、機材の扱い方も重要である。大学で写真の授業を受けていたとはいえ、新しいテクニックや希望する雰囲気のポートレートを撮る方法を学ぶことができた。

(中略)

「リアル」な雑誌業界は非常にシビアである。すべてが「いいね!」の数、視聴者数、コメント数でみられる。人は見た目だけをみて判断する。ある号が他の号より「いいね!」の数が少なければ、私たちはもっといい方法はないか、次に何ができるかを考える会議をする。美の基準、白人コンプレックス、美容整形、ルッキズム...最近は様々な分野で外見に関する議論が多い。しかし、雑誌業界ではまだ大きな変化はなく、クリエイターとして、私たちは俳優やモデルの外見を判断し、彼らもまた私たちの外見を判断する。
ポジティブやネガティブかは別として、このインターンシップンの冒険は私に雑誌の世界をみる新しい視点を与えてくれた。これまで雑誌はみんなの夢やファンタジーを現実のものにできるものだと思っていたが、実際は多くの人、新しいクリエイティビティ、労力、チームワークが求められる場所でもあった。






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