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#東京流星群

起きている間は音楽が鳴っている。

僕が祈りを捧げてるのは 多分神様じゃない
僕が願いを込めるのは いつも星ではない

僕にとっての故郷は 誰かのあこがれ
誰かが鼻で笑ったのが 僕の宝だ

古参の方々よりも随分遅かった、2021年、我が家からSUPER BEAVERへ沸き上がり始めた熱。投稿されたミュージックビデオは私たちの熱に木をくべるよう。

腹の底に響くベース音から、空間を切り裂くようなボーカル。「僕」という言葉ひとつで心揺さぶる音楽があっただろうかと興奮しながら、「ベース音」「僕」しか流れない動画を何度も見た。実は2013年にリリースされた曲の、満を持してのミュージックビデオだったそうで、youtubeコメントには古参の皆様の待望と感謝の声が溢れていた。

何度もバンドメンバーで「東京流星群!」と叫ぶパートがあるのだが、この曲に限らず、彼らは「ボーカル以外の楽器を弾くメンバーも歌う」曲を多く製作されている。我が家は、2020年にリリースされた「突破口」で初めてSUPER BEAVERに触れた。曲の後半で、バンドメンバーが全員歌唱しているのを聴いていて、仲いいバンドだな、程度にしか思わなかったが、それから、この他にも全員が歌うパートを持つたくさんの彼らの曲に出会った。なるほど、ファンからすれば「ライブで一緒に歌えそう」に感じ、それは彼らも意図して製作しているのだと感じたし、彼らのライブとファンへの想いを垣間見ていたのだと確信した。


指で数えるほどしか参戦できていないものの、東京流星群を聴かないライブは無い。彼らと観客との繋がりを感じさせる曲のひとつだからなのか、おそらく、これからもセットリストに並び続けるのだろう。そう感じる。

メンバー全員の顔を視認できるような、横浜アリーナのセンター席。見上げればミラーボールで拡散された光と影が、本当に流星群の中に居るようで、気絶しそうなほど感動的な演出だった。また、今年の二月、ついにライブでの大声での歓声を解禁することを発表し、私もその場で「東京流星群!」と叫んだ。渋谷龍太さんは手を使って、訴えるようにMCを言い放つ。



おれたちと、あなたで、SUPER BEAVER。