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自給自足を体験してきました。

 現在絶賛電磁波過敏症の自分にとって、5Gが全国普及して日本のどこにも住めないくらい状況が悪化してしまったらどうしようと戦々恐々としています。😫これだけ社会の変化が加速している今、未来のことを憂いていても仕方がないとは思いますが、今のうちに必要な知識・技術を総合的に身に付けて、どこに居ても自活できる自分になった方が良いのかなと考えていて、少しずつ準備に取りかかっています。

 場所を選ばず働けるノマドワーカーになりたくてWEB関係の勉強をしていたのですが、四六時中パソコンを使用する過酷な環境に耐えられずいったん断念。転職へと進めず迂回を迫られました。都会は空気が悪く、人口密度が高いので敏感な自分が住むのは厳しいだろうし、とにかくお金がかかる。私は体質上そんなに長時間働けないし、これから先どうしよう。それならば田舎の自然の中での生活はどうだと思い、とある工房さんに農業や物づくりの体験をさせてもらいに行きました。普段から豊かな自然が好きで、オーガニックや自然栽培が好きな自分。そんな安心・安全なお野菜やお米が自給自足出来て、地球環境も良くして行けたらすごく良いな。そんな自分になれたらスゴイね! と思い期待に胸膨らませて県外へ遠出したのですが、現実は厳しかった。😂

田舎暮らしってやっぱり大変だ

 自分が描いていた空気と景色が綺麗で牧歌的な田舎のイメージとは違い、自活できるようになるための作業はとても大変でした。自然は豊かなのですが、とにかくびっくりするほど虫が多いのです。普段見ないような巨大な蚊がぶんぶん飛んでいて、殺虫剤を使用しないで環境に優しい蚊取り線香をたくのですが、蚊の量が多くて間に合わない。ボコボコに腫れ上がるまで刺されます。が、誰もあまり文句を言わない。(雰囲気上言えないのか)テラスにはこれまた巨大な蝿がぶんぶん飛んでいて、食事中に普通に箸やら食べ物にとまってきますが、誰もあまり以下同文。どこもかしこも虫だらけで、虫が嫌いな私は精神的にこたえました。巨大でカラフルな模様の蜘蛛が収穫物の中に普通に紛れ込んでカサカサしています。虫がそんなに住居に進入してこない暮らしに慣れていたけど、環境や人に優しいというのは、こういう側面もあるのか。😅

肉体労働が想像以上にきつかった

 仕事等複数の要因が重なり体調を崩しているので、体質改善と共に身体を鍛えたいという思いもありました。そこであえて自給自足生活を通して自分の心身を鍛え直したいと思っていたのですが、作業はきつめでした。木を電気ノコギリで切断して、釘を機械で埋め込むという作業を日が暮れるまで繰り返していました。機械を使うのでそんなに力は必要ないのに、立ったりしゃがんだり結構疲れます。そりゃ運動習慣、散歩くらいしかないのだから当たり前だよね。体力があるのが基本で、ないとどこに行っても相手にされません。体力ってメンタルの強さに比例しているし、この世は本当に弱肉強食。筋肉が全く付かない体質の私は筋トレから始めるしかないなと思いました。

夜が暗くて怖い

 その地域では、9月末の夜はすでにかなり冷え込みます。夜中トイレに行きたくなったのですが、宿泊部屋にはトイレがなかったので、道を歩いて別棟のほうへ行く必要がありました。外灯がないので暗く、スマホのライトを頼りに草むらの中を進みますが、寒いし怖い。白い蛾が飛んでる伸び放題の草むらから何かが飛び出てきそう。笑 灯りがあってあたり前の生活をしていますが、暗闇って本来とても怖いものなんだな、と思いました。暗闇の怖さをすっかり忘れていた。

水も節約

 そこでの体験のお風呂は、窯に薪を割って火を通す昔風のお風呂でした。燃料の薪割りは最低1時間はかかるみたいなのですが、私は体験だったので、炊いていただいたお風呂に先に失礼させていただきました。水質汚染になる界面活性剤を使用をできないため、基本は石鹸で全身洗います。シャワーはないので、風呂釜のお湯を水で薄めて掛け湯で使用するのですが、あまり使うと他の人の分が無くなってしまうので、かなり気兼ねした。笑 寒いので窯に浸かりたかったのですが、お湯が熱すぎて入れませんでした。両足を入れた時点で火傷しそうに熱くて飛び上がった。ベテランの皆さんは水で薄めて上手に入っているみたいでした。窯のお風呂熱過ぎてきついわ、と思っていたのですが、掛け湯だけなのに時間が経つと爽快感がありました。やっぱり自宅で短時間で沸かしたお風呂とはパワーが違うみたいです。

HSPで集団生活はきついぞ

 集団生活って濃ゆい人間関係生まれそうでちょっと憧れてます。泊まり込みの自給自足生活の醍醐味だと思うのですが、私はHSPでさらに巫女体質属性もあるので、四六時中誰かと一緒は厳しいです。本当はみんなと一緒に苦楽を共にしたいのですが、いつも自分の特殊体質が邪魔して長時間の協調性を発揮することができません。周囲を気にしすぎて過敏性大腸炎ぽくなるし、すぐに神経が疲れ果ててしまうため、ずっ通しの作業は集中力が切れてできない。小休憩を挟めないと周囲に全く気を配れない駄目人間と化します。特に夜個室で一人になる時間がないと身体と心をリセットするのが難しいです。それじゃ集団生活やっぱ無理じゃんという話なので、ここをどう解決していくかが課題ですね!😀

そして邪気ってしまった

 普段は毎晩あら塩風呂に入って浄化・エネルギーリセットをしているのですが、今回はあら塩どころか窯のお風呂に熱くて浸かれませんでした。1日くらい大丈夫だろと思っていたのですが、やはり邪気に当てられました。😅工房の中に広い池があって、夜中トイレに行く時に水辺を通過したのですが、それが良くなかったみたいです。あと立地自体がかなり野ざらしの自然で、宿泊施設も掘立て小屋のようなので、そういう場所だと私の場合、高確率で邪気ります。結果はいつも同じで体調不良・無気力で何もできなくなる感じです。帰宅後すぐにあら塩風呂に入浴して早めの対策をしましたが、やっぱり影響ありました。寝てる時に歪んだ知らない人間の顔やら人体の一部やらのヴィジョンが次々見えたので怖かった。😅 田舎や辺境って霊的に整備されてない場所多いから、私的に苦手なのです。逆に都内の方が人多くても意図的に清められてて楽だったりします。都庁とか皇居なんて何重にも結界はってあると思うので、清浄過ぎるくらい清浄です。田舎はそういう意味で巫女体質さんはちょっと注意です。

総合的に体調は良くなった

 作業中は大変だと思いましたが、数時間後はいつもより身体の調子が良くなっていました。普段使わない筋肉をまんべんなく動かせたからだと思います。また、寒かったので、早朝入れていただいた熱々のレモンティーがとても美味しく感じました。他の学びに来ている方々が皆とても親切でした。年齢も場合によって10代から40代まで様々な経験をされた方が集まって切磋琢磨しているので、色々な話を聞けて面白かったです。

今の生活のありがたさに気づく

 帰宅後は以前より自分が良い意味で適当になった感じがしました。ちょっとくらいの汚れや不衛生さは気にならなくなったというか、図太くなりました。また、綺麗に洗ってある野菜や食品がスーパーですぐ手に入ること、すぐに水道が使えてお風呂にも毎日入れることがどんなにありがたいかも身にしみて感じました。1晩泊まっただけで、ここまで自分に変化があったのは驚きでした。綺麗で衛生的な生活に慣れているけど、心身はある程度の汚れや雑菌も欲していることがわかったので、意図的に不衛生さを取り入れていくのも大事なんだなと思いました。虫とか含めて慣れないと精神的にキツイですが、1日でここまで慣れたので、1週間もいれば意外とすぐ慣れてしまうのではと思いました。😅人間の順応性ってすごいですね。

まとめ

 今回の自給自足の経験から、都会が好きか田舎が好きかでただ単純にざっくり分けられるものでもないんだなぁ、と思いました。自分は自然が好きだと思っていたけど、そのまんまの自然だと荒々しすぎて肉体的な逞しさが必要だった。商品化されたオーガニックの食材は大変な苦労を経て綺麗でお洒落なイメージで売り出されているのだ、ということも良くわかりました。😭自然と人工物のバランス、自分にとっての匙加減を見極めて行きたいです。


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