作品の共感性と独自性(ハライチのターン!を聞いての備忘録)
テレビで放送されるようないわゆる世の中で流行っている音楽と、音楽フェスで聴けるような音楽との違いだったり、インディーでやっていたバンドがメジャーになる時にサウンドの感じが変わったりする事象についてモヤモヤしている感情があったのですが、2023年8月3日のハライチのターン!にて岩井さんの会話がなんだか気持ちをすっきりさせてくれたので備忘録までに。
ハライチのターン!にて宮崎駿監督の君たちはどう生きるかを観ての岩井さんの感想の中で、多少中略しているところもありますが次のように話していました。前提として引用長いですが、文章短くすると意味合いも変わってきそうだし、そもそも文章じゃなくてラジオ聴いてほしいという気持ちを添えて以下どうぞ。
これを聴いたときにかなり納得しました。私は作品に対して共感的な一面で好きだ!という気持ちと、全く意味は分からないけど作者独自の創作性が伝わってきて作者の世界を理解できていないけど後ろを追いかけさせてください。好きです!みたいな感情になることがあります。
5年前に小さなライブハウスでたまたま観れたカネコアヤノさんのライブは後者の気持ちでした。
一方で、岩井さんはPodcastのアフタートークでは次のようにも言っていました。
作者が作品を外の世界に出すのならば、多少なりの共感性がもてる余白を残さないと外に出している意味を持たないというのも事実だと思いました。ただ、作者が独自性のある創作をして新しい価値観を民衆に提供してそれがメジャーになっていくということもパターンとしてはあると思います。
創作をする中でこのあたりの絶妙なバランス感覚をもっている人が強いのかなと考えたり。
日本の音楽に色々と影響を与えた細野晴臣さんの泰安洋行だったり。
星野源さんも新しいことをやりつつ大衆が受け入れられる絶妙なところをついていると思います。(Cubeは面白いビートで聴き入ってしまう)
かなり独り言の内容になってしまいましたが、とにかくモヤモヤが少し晴れた気がしてよかったです。以上、ハライチのターン!を聞いての備忘録でした。
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