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CSP440(国内14位)/ホウオウ杯7-2/シティリーグS6準優勝/白馬コントロール(ver0629)

(更新内容)
⇒6月29日:新型公開

(はじめに)
 日に日に、カードゲーム業界への、急激なユーザー数の増加や、シングルカードの価格も高騰化しております。SNS等を通じてプロプレイヤーのデッキレシピにも容易にアクセスをしやすくなりました。
 今後ますます、プロプレイヤー側もそのデータを基に対策を検討し、公式大会へと持ち込むため、「情報」はますますその価値を増すことになると思われます。

 なぜ?それを採用したのか?
 なぜ、今それを使うのか?
 何をどう見ているのか?

 これは非常に、重要であり、その価値は増す一方でしょう。
 最近、私もよくプロプレイヤーのnoteを購入し拝読しておりますが、その価格も日々値上がりしております。ゲームの世界では「情報」はとにかく重要であると考えています。トランプでも、相手が何を持っているかで圧倒的な差ができますし、「デッキレシピ」の公開で情報操作も可能です。

 その為、今回の公開も、これからポケモンカードを上手くなりたい人や、教員でゲーム研究する者が、どのように考えているか?を多く知ってもらいく、執筆しました。できる限りプレイヤー間での価格差が生じないよう、この値段で設定させて頂きました。
内容も、大学生が卒業時に提出する学士論文と同量のボリュームですので、価格分の読み応えはあるかと思います。
 基本的な部分も踏まえておりますので、白馬バドレックスの教科書にもなるかと思います。

 ご理解頂けたらと思います。
 宜しくお願い致します。

本記事では、
1.環境考察
2.デッキレシピ
3.デッキ選択および採用カードの選択考察
4.各デッキの立ち回りについて
5.本デッキの強みと弱み、今後課題

を掲載します。

(自己紹介)
 今更ではありますが、私の実績と活動について簡単にまとめます。

【実績】
 シティリーグS1:準優勝(セキタンザンマグカルゴ)
 シティリーグS2:準優勝(セキタンザンコントロール)
 シティリーグS3:ベスト5(れんげきウーラオス)
 シティリーグS4:優勝(ザマゼンタ&ザシアン)
 シティリーグS5:9位(れんげきインテレオン)
 シティリーグS6:準優勝(白馬コントロール)
 CL京都:25位(ザマゼンタ&ザシアン) 

 2021年CSP:24位
 2022年CSP:440pt(5月9日現在:7位)
 リザードンHR争奪戦:準優勝
 富山夏ポケカ争奪戦:4位 
 https://twitter.com/i/broadcasts/1rmxPgngBXEJ

【活動】
 株式会社アーク(宝島高蔵寺/長久手店)にて、
ポケモンカードの交流会イベント、デッキ相談、ティーチングなど、初心者から上級者、親子連れでも楽しめるイベントを実施しております。
 競技プレイヤーとして活動していますが、強さ以上にまずはお互いが楽しむこと、そして優しいプレイヤーでありたいと思っています。いずれはゲーム研究で学びにくる学生を待っております。
 医療施設や児童養護施設などにイベントの実施を現在検討中です。ご協力頂ける方がいたらご連絡ください。


(白馬コントロールの実績
 ①シティリーグS6:準優勝
 ②愛知県の超大型自主大会イベント:予選1位、本選8位
 ③愛知県の自主大会イベント:8-1(3位)
 ④岐阜県の大型自主大会イベント:予選1位、本選8位
 ⑤2022CL横浜:5-3

 本デッキは、2022CL横浜でも使用しましたが、マッチングやサイド落ちなど運をしっかり掴むことができず、5-3の結果となりましたが、
負けた理由もしっかり根拠もあり、そのケアができていれば、勝てる試合であったため、このデッキは更に上を目指すことが可能である為、是非さらにブラッシュアップさせて頂けたら幸いです。

1.環境考察
 新弾が発売されてからは、まずは私は「情報収集」です。CLでは強いプレイヤー以外にも多くの人が参加するため、集められるだけ分布データは揃えて、更に本選に出場しているデッキの種類が所謂、強いデッキとなる為、対策には配慮が必要になります。
 今回は、集めたデータの一部として、野望杯のデータをアップしております。

図1
図2

 図1より全体で50%がVSTARとマッチングすることが予想されます。「ミュウ」を含めると、70%でVSTAR3種、ミュウとマッチングする為、2試合でマッチングする可能性は90%、3試合では、97%に達するため、この4対面は無視することはできません。
 環境考察をする上で、簡易的な考え方ですが、シェア率5%のデッキと9回戦の中で、対面しない可能性は60%です。3%のデッキは75%となるため参考にしてください。
 このデータから、
①「パルキア」、②「ミュウ」、③「アルセウス」、④「ディアルガ」に有利なデッキ選択が必要になります。
また、⑤「レジギガス」も対面しない可能性がありますが、5%を超えるのであれば解決策を模索する必要があります。

2.デッキレシピ
 では、デッキレシピの紹介です。
 以下、有料となります。
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(4月:シティリーグ使用)

図3.シティ使用デッキ

※シティ用の構築で、「安定」を重視しています。裏工作による脳への負担を軽減するため、カードも種類も少なく使いやすい構築にしています。

(5月:横浜CL使用)

図4.CL使用デッキ

※一転して、こちらはCL用の構築は、本選出場を目指した為、幅広く環境に対応できるように調整しました。新弾発売から期間が空いたため、環境のシェア率が広がったことが理由となりますが、9回戦以上戦うには、脳への疲労を覚悟する構築となります。その為、「経口補水液」や「ブドウ糖」を携帯し集中力を切らさない様、配慮しましたがサイド落ち確認が大変な為、練習が必要です。

(6月:ホウオウ杯使用)真白馬コントロール
 ホウオウ杯では9戦7勝2敗の結果で終了しています。
PTCGOでも、同様のデッキを使用しており、100戦以上で7割以上の勝率を維持しております。
 5月に使用していた白馬コントロールの弱点と課題部分を強化した内容になっています。採用カードについての根拠は、最後に執筆しますのでご確認下さい。

ホウオウ杯/PTCGOで現在使用


3.デッキ選択および採用カードの選択考察
(目的:コンセプト)
安定して、こだわりベルト込の280のダイランスの継続

①はくばバドレックスVMAX 2枚
 デッキのメインアタッカー。「こだわりベルト」により、ダイランス280により「VSTAR」が全員1パンすることが可能です。1体で、サイド4枚まで取ることができ、サイドレースも有利に進めることができます。
 また、エンペラーライドも160~190と「インテレオン(裏工作)」、「ゲノセクト」を倒すことも可能であり、全てにおいて現環境では技が強力な為、採用しました。「ミュウ」対面では「オドリドリ」の存在に気を付けましょう。また、2枚ですとサイド落ちする可能性があり注意しましょう。その場合、パルキアのプランを取りましたが、今回のCLでは雷対面の際に、サイド2枚落ちをやらかした為、サイド落ち確認は非常に重要です。
 確認しやすい様、UR仕様としました。


②はくばバドレックスV 3枚
 こちらは3枚採用です。相手に先行を取られた時の、想定として「アルセウス」では、ベルト込のトリニティノヴァ210でワンパンされてしまうため、また、初動に大事なカードである為、サイド落ちは避けたいカードな為、本来は2体のみ使用しますが、サイド落ちをケアして3枚としました。ヒスイヘビーボールは後半に使いにくいカードになると練習で分かったため、不採用としています。※サイド落ち確認の練習を甘えると判断。
 「ミュウ」では、後1メロディアスエコーで確実にやられるため、絶対に3枚あると安心です。
 また技も強力で1エネ「つきさす40」は、ベルトがなく「ダイランス」と合わせて290まで延び、後にベルトがつけば320とVMAXまで届くことができる為、非常に優秀な技です。またブリザードランスも200~230(ベルト込)で調整が可能です。ハピナス以外のVポケモンをワンパンすることができるため、こちらも優秀な技になります。

 これは余談ですが、「ミュウ」に限らず、ボスで先に下が取られそうなときは、私はよくわざとベンチに置かず、下のVを2体目をサーチして、揃えてからベンチに出してボスの判断を迷わせることや使わせてしまうテクニックを用いて盤面をひっくり返す起点としています。

③パルキアVSTAR 2枚
 「ミュウ」対面でメインアタッカーとなることが多いですが、基本的にはサブアタッカー及び役割としてはメロンやキバナ以外のサポートを打ち、盤面をコントロールする際に、スターポータルにより「ダイランス」の連打を試みる際に、使います。このデッキはエネルギー切れを起こす事も多く、「クラッシュハンマー」に弱い弱点があります。その為、勝てるプランが取れる確信がとれるタイミングや後半まで「スターポータル」は使わず取っておくことが多いです。
 「パルキア」を見て雷デッキを使用するシェア率はあがると考えていたため、積極的には出さず、盤面を見てパルキアは置きます。※打点の計算には注意しましょう。

④パルキアV 2~3枚
 採用枚数に悩む部分です。2枚でもストレスはなかった為、2枚で十分でしょう。シティリーグでは、世界権利を獲るため、本選への出場に全身全霊を注いだため、「マリガン」発生率の予防や「ミュウ」のタブレット打たれなかったお祈りで10耐えたこともあるため、3枚としました。シティの構築はかなり安定を取りました。
「りょういきしはい」で山札の圧縮や「頂への雪道」をサーチして、相手にマリィを使わせたり、「ハイドロブレイク」もエネルギーを温存し200~230期待できるため、Vもサブアタッカーとなります。

⑤インテレオン 2枚(うらこうさく)
 うらこうさく系統のデッキはよく最初の手札が弱いことが弱点にあがります。その為、最初の手札にあると困るカードはぎりぎりの枚数採用にするように私は調整します。クイックシュターインテレオンを不採用にした理由もこれに該当します。クイックシュターインテレオンを1枚採用するとうらこうさく2枚では、初手が弱くなる可能性があがります。両方を1:1採用にすると確定サーチが弱くなる他、インテレオン(うらこうさく)のアクアバレットは「ミルタンク」を突破する上で重要です。
サイドプランも3-1-1-2(3)の押し付けも可能な為、粘り強く戦うためにも2枚は最低ラインとしました。

⑥ジメレオン 3枚(うらこうさく)
 4枚採用は基本的には考えていません。初手にたくさん来ると、イージゲームで終了する可能性があがります。安定した勝利を収める為には初手が弱くなる採用枚数を避けます。

⑦メッソン 4枚(どんどんよぶ)
 あまり「どんどんよぶ」を使ってメッソンを広げると、「セイボリー」や「ゲッコウシュリケン」で取られてしまうので、使うことは使うのですが、「HP70」のメッソンを今後採用する可能性があります。「ヒスイオオニューラ」と「バットポイズン」の組み合わせが強力な為。
 あとはメッソンを採用するデッキは幅広いため、何のエネルギーを付けたかで、今後のプランが変わるのでこれも念頭に置いてください。
 ※例えば、今回のCLでは先行でメッソンに「悪エネルギー」を手貼りした段階で「ゼラオラファイヤー」と予想して、後攻でモクローの技を回避するため、マナフィを置いています。

⑧かがやくゲッコウガ
 ゲッコウシュリケンも強力ですが、特性の「かくしふだ」がとても高く評価しています。本デッキは「博士の研究」を採用しておらず、サポートでのドロソが細くならない為にも必要なカードになります。水エネルギーをトラッシュすることで「メロン」、「キバナ」、「スターポータル」との相性がとても良い点が評価されます。
 私が参加したシティリーグの当初では、「はくばバドレックス」は「かがやくルチャブル」が採用されることが一般的であり、「ついケアを忘れる」、「意表」をつくカードでもあります。
 また、「ゲッコウシュリケン」はサポートの「セイボリー」や「崩れたスタジアム」と相性がよく、「セイボリー」や「崩れたスタジアム」を置くと「マナフィ」をトラッシュするプレイヤーが多く、初見殺しの「ゲッコウシュリケン」で「メッソン」や「ジメレオン」などのシステムをしっかりサイド2枚取っていきます。また、VMAXにダメージをのせておくと、ダイランスの圏内に入るのもとても強力です。
 しかし、その反面、「エネルギー破壊」のデッキに弱くなる為、しっかりとしたエネルギー管理が必要になります。

⑨マナフィ
 すっかり、「れんげきウーラオス」が環境から姿を消しましたが、「かがくゲッコウガ」および「モクロー」のケアとして絶対に必要になります。「ゼラオラファイヤー」と予測出来たら、すぐにサーチして準備しましょう。
 また、このカードの弱点は「キャンセルコロン」であり、「あなぬけのひひも」または「ボスの指令」などでバトル場に置かれると、もれなく「ゲッコウシュリケン」が飛んでくるので注意が必要です。ベンチに置くタイミングはデッキタイプによって異なります。

【トレーナーズ:グッズ】
①ボール系統10枚
 必要なたねポケモンを4枚デッキに入れ、ボールを12枚入れると90%以上の再現性を保つことができます。その為、最近ではボール系統は12枚の構築が増えてきました。ボール系統は多い方が初動に強くなりますが、種類によっては手札が細くなる点と、「カイ」が2枚入っていることで12枚と考えました。
(レベルボール) 3~4枚
 1:1。等価交換できるカードであり、可能なら4枚まで入れたいです。ジメレオンを4枚するよりも、「ジメレオン」、「メッソン」、「マナフィ」に触れるカードとして、山札の圧縮にもなります。しかし、「ツツジ」をケアするために、「レベルボール」の枚数や、その対象となるポケモンの数を試合中は常に覚えておく必要があります。

(クイックボール)2枚
 水エネルギーなどをトラッシュし、「メロン」や「スターポータル」と相性がよく、対面によっては使用しないカードをトラッシュすることで、「ツツジケア」や2ターン目以降の「バトルVIPパス」などをトラッシュします。 
 「ツツジ」を打たれる前には「バトルVIPパス」はトラッシュしておきたいです。

(バトルVIPパス)2枚
 シティリーグでは、S5の時に大事故をかまして、それがトラウマとなりS6では0枚採用としましたが、決勝でミュウVMAXと対面し、ベンチ展開が追い付かなかったため、「カイ」との相性を考慮し、2枚採用しました。2枚採用は、クイックボールでトラッシュできる枚数としたことや、「カイ」の枚数と揃えました。後攻でVIPパスを引く確率が、40%程度担保できたので、今の環境は後攻が不利である為、少しでも展開力を強くするために2枚採用としました。

(ハイパーボール)0~1枚
 横浜CLの前日まで1枚採用しておりましたが、初手にあると邪魔になることがあり、全てのカードに採用の根拠を持たせており、トラッシュが困難となる為、不採用としました。当初は「バトルVIPパス」をトラッシュする目的で採用しました。

(しんかのおこう)2~3枚
 シティリーグの決勝で、「しんかのおこう」が手札に3枚来てしまい。それが原因で敗北となってしまったため、練習時は「しんかのおこう」2枚、「ハイパーボール」1枚で調整しておりました。
 しかし、なんだかんだで、「しんかのおこう」を3回使うことが多く、サイド落ちによって、泣く泣く「ハイパーボール」を使わないといけない場面もあったため、そこは日頃の行いでカバーしようと3枚構築に戻しました。

②クロススイッチャー4枚
 初手にあると動きを圧迫するカードではありますが、サポート権を使用せずに、「ポケモンいれかえ」+「ボスの指令」を打てるカードです。絶対に4枚です。
 クロススイッチャーの上手な使い方として、相性が良いカードは

「セイボリー」:相手が残した大事なポケモンをスイッチャーで取ります。V系が2体いると大体1体はトラッシュしてくれるので、そのまま「クロススイッチャー」を打ち込みます。「ウォーターツールボックス」ではひたすら「モスノウ」や、「モミインテ」では「オクタン」をこれで処理します。「パルキア」対面では、相手の手札トラッシュから何を取られると厳しいかを予想します。
 
 また、「ミュウ」では、「VMAX」は無視して、「ゲノセクト」をひたすら狩りに行きます。
 現行の環境は、「ポケモンいれかえ」や「あなぬけのひも」の採用枚数が減少しており、「パルキア」が増加すると、「カプコケコ」が増加すると予想しております。「ダイショック」による「麻痺」のロックから逃げる為には、「しんか」または「いれかえ」が要求されるため、「状態異常」から回避する為に4枚入れております。

「カイ」:非常に相性がよく、自分の展開とボスを打てるため。「カイ」を採用するなら「クロススイッチャー」は必要となると考えています。

「マリィ」+「ツツジ」:「モミインテ」では、「オクタン」選択、手札の連撃エネルギーを流すことができるほか、うらこうさく系統のデッキも、手札にあるカードを予想して、重要なポケモンを取りながらハンド干渉はかなり強く、妨害行為として、クロススイッチャーは相性が良いです。

「崩れたスタジアム」:初見殺しのカードになります。一般的には「頂への雪道」、「シンオウ神殿」、「トレーニングコート」が入っていると、多くのプレイヤーは思い込んでいます。クロススイッチャーからベンチに戻った「はくばバドレックスVMAX」を「崩れたスタジアム」でトラッシュする、サイドプランの変更を強制する動きが非常に強力で、これを後半に行うと相手のデッキのリソースが足りなくなる為、このコンボが非常に強力です。

③回収ネット 1枚
 本当は2枚あったら嬉しいなと思うカードの1つです。でも大体2枚あると思い込んでいます。クイックシュターインテレオンが採用されておらず、アクアバレットで殴る為、そんなに手札に戻す必要もないため1枚としております。その為、使い方が非常に重要です。ベンチを埋めて「回収ネット」⇒「かがやくゲッコウガ」の動きも強いです。ベンチが埋まっているとつい忘れているプレイヤーも多く見られます。

④ツールスクラッパー 1枚
 「VSTAR」系のデッキでは「おおきなおまもり」や、最近では再び「ツールジャマー」の採用が増えた為、絶対に1枚必要です。このデッキのコンセプトを達成するために抜くことはできません。「こだわりベルト」を破壊することにも貢献します。また、自分の「ツールジャマー」をトラッシュしてから「こだわりベルト」を貼る動きも非常に強く、「はくばバドレックスVMAX」や「パルキア」に「ツールジャマー」を貼ると、なぜか打点を甘えるプレイヤーも多く、「ツールスクラッパー」でトラッシュして、「こだわりベルト」に張り替えて勝利することがよくあります。ミスを誘発するカードです。

⑤こだわりベルト 2枚
 「ツールジャマー」の枠を作る為、1枚にしたことがありますがサイド落ちで状況が一変し、コンセプトから外れてしまうため、絶対に2枚です。VSTARはこいつで全部ワンパンです。インテレオンも150まで打点がでることやマナフィでも50でることは忘れずにいましょう。

⑥ツールジャマー 1枚
 CLから使用したカードであり、意表を突くために入れております。見ている対面は「ハピナスミルタンク」です。
 「ハピナスミルタンク」は東海地方ではCL直前のとある大型自主大会でシェア率3位となった為、無視はできないこととなりました。練習でも「ツールスクラッパー」で「タフネスマント」をトラッシュしても、残り3枚の「タフネスマント」をトラッシュする術を無くすため、

「タフネスマント」あり「ミルタンク」:アクアバレット120
「タフネスマント」あり「ハピナス」:ダイランス250

できちんと倒せるようにしております。
 しかし、CL当日でマッチングしたのが「トゲキッス」だったのはダイゴサンでした。「ハピナスミルタンク」のマッチング求めてました。
また、「ミュウ」対面では、「こだわりベルト」で「テクノバスター」を「パルキアV」が耐える為、「アルセウス」対面では「はくばバドレックスV」がベルトありの「トリニティノヴァ」を耐える目的で採用されております。
 まれにいますが、「ツールジャマー」はしばらく環境から見ていなかったため、「ふうせん」をつけたポケモンが甘えてバトル場に出てきて、「にげる」ができません。ということがあったので、ミスを誘発し相手の盤面を見る強制力の負荷を与えるカードなため強いです。
 ただでさえ、うらこうさく系統が多い環境では、自分の盤面を見ることが多く相手の盤面の見落としが目立つ環境です。それは配信を通じでも感じているかと思います。

⑦たっぷりバケツ 2~3枚
 従来、水エネルギー8枚に対して「たっぷりバケツ」2枚の採用が一般的でした。その採用理由にずっと疑問があり、エネルギーを10枚と考えるのであれば、たっぷりバケツで2枚のエネルギーをサーチしながら、
①山札の圧縮を図れる
②1枚は手貼りで使用できる。
③もう1枚は「かくしふだ」等のコストに利用できる。
④メロンを使いやすくできる
など、メリットが大きく、「たっぷりバケツ」3枚に対して、効果を無駄なく利用できるようエネルギーを7枚としました。
 しかし、CLでは断腸の思いで、「たっぷりバケツ」を2枚としており、正直「ツールジャマー」の枠を取れず、ここを不本意ながら2枚としました。

【トレーナーズ:サポート】
①カイ 2枚
 「クロススイッチャー」や「回収ネット」、「バトルVIPパス」などと相性が良いカードであり、うらこうさく系統デッキでは、このカードで展開力がさらに強化されました。
 当初は4枚採用も考えたこともありますが、「はくばバドレックス」では「メロン」などのサポートを「パルキア」とは異なり打ち続けないといけないことや、試合の中で「カイ」を使うタイミングが2回と、先行2~3、後攻1~2ターン目の2回と限られるため使う枚数分のみ採用です。
 また、「カイ」のカードの弱点として考えているのは「手札が読まれやすい」という点が気掛かりです。
 これは私が出場した京都CLになりますが、これは私のプレイング手法ですが、他のプレイヤー以上に相手を挙動と表情を観察しています。「不正対策」も兼ねていますが、

 常に相手の立場に立って、何を考え、どう動くかを常に予想して、次自分がどう動くかを考えています。

 その為、「カイ」でサーチしたカードの内容では、その返しで「マリィ」を打つことがあります。 

②メロン 2枚
 ダイランスを継続に打つために、2枚採用。3枚採用を検討しましたが、3枚目の「メロン」は「キバナ」としました。エネルギーなしの状態で「ダイランス」を打つタイミングは3回と判断した為、キバナと合わせて3枚としました。
 1)手貼りできない状態で、進化して最初の攻撃の時
 2)相手の攻撃を受けた後の再度「ダイランス」※2パンで倒されると想定
 3)「はくばバドレックス」の後続となるポケモンで攻撃する際に使用
※足りない分や、サイド落ちの分は「スターポータル」でフォローする。

③セイボリー 1枚
 「意表」となるカードです。「はくばバドレックス」では「エンペラーライド」と相性が悪い為、デッキに入っていないと思われがちですが、これがまたベンチを置き方を雑になる他、「マナフィ」がトラッシュされ、「ゲッコウシュリケン」が打ちやすくなるきっかけになるカードでもあります。
 また、現環境では「すごいつりざお」が「パルキア」には採用されていない為、一度システムポケモンがトラッシュされると回収手段がないことが弱点である為、「セイボリー」が強いカードになりますが、使用プレイヤーが増えたことや、「アルセウスジュラルドン」や「ハピナスミルタンク」には効果がない為、1枚採用としました。

④キバナ 1枚
 メロンと同様にエネルギー加速として使用します。メロンとは異なり確定サーチとなる為、「インテレオン」と繋げると、「こだわりベルト」+「スクラッパー」/「クロススイッチャー」×2枚をサーチできる為、本デッキとの相性は非常に良いです。

⑤ツツジ 1枚
 「頂への雪道」と組み合わせて使う「雪道ツツジ」を行います。「はくばバドレックスVMAX」が気絶した後や残りサイド2枚の段階で使用します。残りサイド1枚では「メッソン」で簡単に終わってしまい、「ボスの指令」や「あなぬけのひも」で解決してしまうため、サイド2~3枚で使用するのが理想です。
 今回のCLでは、雪道マリィ、雪道ツツジが「ウッウロボ」で全部解決してしまったことが悔やまれます(´;ω;`)
 私の「ツツジ」はあまり刺さらないです(笑)

⑥マリィ 1枚
 シティリーグでは採用はしておりませんでした。理由としては、トレッキングシューズミュウ(ありぽけさん型)の流行により、以前よりも「雪道マリィ」による遭難頻度が低下したことにあります。うらこうさく系統では「マリィ」を使用することで、自分が遭難する可能性もあり、手札も計画的に揃えている為、妨害よりも自分の動きを優先することで「マリィ」を不採用としましたが、しかしCL横浜では採用した理由があります。
 1)爆発的な動きをしたミュウへの逆転の可能性を少しでも上げるため
 2)そもそも「うらこうさく系統」は手札を揃えていくデッキである為、「パルキア」も「マリィ」を打つことで妨害となり、盤面によっては「雪道マリィ」で遭難する。
 3)ハピナスミルタンクでは手札が溜まり、回復カードを多く抱える為、こちらが動く時の起点に「マリィ」を使用する。
 4)「アルセウス系統」にも先行2、後攻1で「雪道マリィ」を決めれたらイージーゲームが可能になる。

などのメリットを考慮し、1枚だけ入れることとしました。使い方を間違えなければ、強力なカードになります。縦引き目的ではなく、あくまで「コントロール」として妨害を目的として使用しましょう。
 マリィでは正直、必要札は引けません。

⑦ボスの指令 1枚
 クロススイッチャーを使う必要がない盤面で使用します。「はくばバドレックス」がバトル場にいる時に、後ろのポケモンVや重要なシステムポケモンを気絶させましょう。こだわりベルトがない時は無理に、前のVSTARにダメージを乗せるのはあまりお勧めしないプレイングです。まだ、見ませんが「モミ」を採用した「パルキア」や「アルセウス」では「チェレン」で回収されるため、「ボスの指令」で後ろのポケモンVを取って、次のターンで「こだわりベルト」をサーチして、VSTARを倒しましょう。

※サポートは1枚刺しのカードが多いため、山札を見た時は必ず、サイド落ち確認はしましょう。対面によって必要なカードを予め決めておくと、サイド落ち確認の時間の短縮にもつながります。

【トレーナーズ:スタジアム】
①頂への雪道 2枚
 1番お気に入りのカードです。最近では、1枚しか入っていない構築や採用されないケースもありますが、1枚が一般的であれば、油断するので2枚入れます。油断だけではなく、明確な根拠もあります。

 1)マリィと組み合わせる
 2)ツツジと組み合わせ

 所謂、「雪道マリィ」や「雪道ツツジ」をゲーム中に1回ずつ再現することを目的としています。この再現は特に「ミュウ」対面では意識します。
 またスタジアムが「パルキア」は2枚採用が一般的なため、3枚入ると自分のスタジアムが最後に残せるのも大きく、「トレーニングコート」で「パルキア」はエネルギー切れを予防するため、エネルギー切れで勝つことも可能になります。

②崩れたスタジアム 1枚
 本デッキの「意表」であり、サイドプランをコントロールする重要なカードです。今の環境は、VMAXをワンパンは難しい(一部のデッキを除くw)ので、「はくばバドレックスVMAX」はダイランスに生き残る場合があります。その際に2つの選択肢があります。

 1)気絶後、「ツツジ」を使用して手札コントロールする。
 2)「クロススイッチャー」を使用して、次のアタッカーでサイドを取りながら「崩れたスタジアム」でサイド3枚の「はくばバドレックスVMAX」をトラッシュする。盤面コントロール。

 これは特に、2体目の「はくばバドレックスVMAX」で行うと強力です。2体目の「はくばバドレックスVMAX」が現れたら、3-3プランを取りたいと思います。私の得意なプレイングの「誘引」です。
 ダメージを乗せられたら、即座に「にげる」や「クロススイッチャー」でベンチに戻し「崩れたスタジアム」を場に貼りましょう。モミよりも強力です。相手のサイドプランを妨害しつつ、相手が前のターン「はくばバドレックスVMAX」に「ボスの指令」を使っていれば、そのサポートをトラッシュさせ、1ターン何もしなかったことにさせてしまいます。
 しかもこの動きはまだ、一般的ではなく、殆どのプレイヤーが「シンオウ神殿」、「トレーニングコート」、「頂への雪道」と思い込んでいるからこその強みがあります。
 「頂への雪道」を事前に2枚見せておくことも重要であり、スタジアムが2枚構築が一般的だからこそ、3枚目のこのカードは非常に強力なカードに化けるというわけです。
 この動きで、自主大会やシティでも何度も勝利に繋がっている立役者になっております。「クロススイッチャー」との相性が良いカードです。
 これはただの巻き沿いなんですが、「セイボリー」と「崩れたスタジアム」で「レジギガス」は意識してなくても勝手に刺さってしまう漁夫の利となりました。

※余談ですが、「ボスの指令」よりも「グズマ」欲しいです。

【エネルギー枚数】
①水エネルギー7枚

技で使用する枚数で考えます。
 ダイランス2回~3回(4枚~6枚)
 あくうのうねり(2枚)
 アクアバレット2体分(4枚)

 10枚~12枚は使用することになります。よって試合中は、「スターポータル」3枚、「メロン」2回分で2枚、「キバナ」1枚、合計6枚でトラッシュからエネルギーを加速するため、エネルギーのサイド落ちは厳しく、この枚数はめちゃくちゃぎりぎりになっております。うっかり、「メロン」や「キバナ」をトラッシュしないように注意しましょう。エネルギー切れを起こします。

4.各デッキの立ち回りについて
 基本的に、「先行」とります。「ミュウ」以外は先行がとにかく有利なので、「ミュウ」も後攻1メロディアスエコーがなければよいのですが、当たり前ですが、「ミュウ」も先行が有利なので先行取ります。
 先に進化して、相手のキーポケモンを2ターン目にダイランスで取ってしまいましょう。とにかく、「はくばバドレックスV」に手貼り水エネルギーの圧力が半端ないです。

①ミュウ
 このデッキには「ダンデ」を採用していません。理由は初手に来ると動きが阻害されるからです。「クロススイッチャー」が1枚あると手札が1枚少ない状態と同じなので、少しでも初手の事故を減らすために、後半使うカードや上振れを狙うカードの採用は避ける傾向があります。
 本デッキでは、ミュウは、2-2-2プランが基本で「ミュウVMAX」は無視して「ミュウV」と「ゲノセクトV」をさっさと3体気絶させて終了させます。
 その為、「クロススイッチャー」の枚数と「ボスの指令」の枚数は注意しましょう。3回ベンチからバトル場に引きずり出します。
 しかし、「フュージョンエネルギー」が4枚あるとメロディアスエコーの打点が280となり「はくばバドレックスVMAX」や「パルキアVSTAR」がワンパンされる危険性があるため、後攻1メロディアスエコーを打ったメロエッタは早急に気絶させ、2枚はフュージョンエネルギーをトラッシュに送りたいです。また、フュージョンエネルギーをトラッシュするプレイヤーがちらほら見られます。「シマボシ」採用の可能性が高いため、「パワータブレット」の枚数も注意し、最大上限2枚増えると考えておきましょう。
 基本的には、自分からサイドを取りに行く時は「パルキアVSTAR」の方が「はくばバドレックスVMAX」よりも攻撃力が高くなる為、「パルキアVSTAR」は2体あれば、準備したいです。難しければ「はくばバドレックスVMAX」でもよいですが、2体の「パルキアVSTAR」がやられてから使用はしたいです。
 運任せになりますが、そもそも「ミュウ」は運に依存する傾向が強いデッキです。その運を下げる為にも「雪道マリィ」や「雪道ツツジ」はしっかりと決めていきたいです。その為、「ミュウ」はサイドの取られ方も注意してください。2-2-2をされると、絶対に追いつかなくなるので、ベンチの置き方も注意して、きちんと「インテレオン」をはさんだりサイドプランを遅らせるようなプレイングが必要になります。

②パルキア
 先行を取れれば、「はくばバドレックスVMAX」を準備してひたらす「ダイランス」で2-2-2プランを狙います。後攻の場合、つきさすでも40乗せておくと次のダイランスで「こだわりベルト」が要求されないので、後攻でも強いです。
 しかし、後攻の場合、パルキアVSTARにはくばバドレックスVが進化する前に倒されることがあります。それを想定して「バトルVIPパス」では「はくばバドレックスV」をベンチに2体出して準備しておきましょう。「はくばバドレックスV」を2体出すことが後攻では優先が高く、よくミスするプレイヤーでは、はくばバドレックスVを1体だけ手札から出す人がいます。
 私の場合は、「はくばバドレックスV」を2体同時に出すことが難しい状況では、あえて出さずに1ターン待って、とりあえずメッソンを優先して並べて、次のターンで「うらこうさく」⇒「カイ」で「はくばバドレックスV」と「クイックボール」でもう1体の「はくばバドレックスV」をサーチして準備します。このプレイングはすると、次に相手は、「はくばバドレックスV」を気絶させてきますが、前のターンで「メッソン」、このターンで「はくばバドレックスV」とすでにサイドが3枚取られているので、ここで「ツツジ」をはさむか(パルキアVSTARがたてれるなら)、「はくばバドレックスVMAX」に進化させ、「崩れたスタジアム」によるサイドプランをずらすプレイングをします。「はくばバドレックスVMAX」に進化する場合、「パルキア」には「ダンデ」は入っていることがあるため、ベンチを並べすぎないことや「回収ネット」でこちらのベンチを減らしておくか、「ツールジャマー」を使うことも検討しておきましょう。相手が何の道具を貼っているかも注意します。
 また、隙あらば「かがやくゲッコウガ」の技が飛んでくるので、トラッシュにエネルギーが落ち始めたら、「マナフィ」もすぐにサーチできるようにしましょう。
 サイド落ち確認では「はくばバドレックスVMAX」、「はくばバドレックスV」、「ツールスクラッパー」、「こだわりベルト」、「マナフィ」の枚数確認が大事な対面です。

③ハピナスミルタンク
 一番怖いカードは「クラッシュハンマー」です。このデッキは、エネルギーをぎりぎりにしているため、「スターポータル」でも3枚加速することが望ましく、「クラッシュハンマー」の1枚の表ですべてがひっくり返ります。CL横浜も8回戦目の「トゲキッス」も「クラッシュハンマー」で逆転されました。
 戦い方はエネルギーは場に残さないようにします。ダイランスでしっかりと「ハピナスV」を倒しましょう。その為には「ツールジャマー」と「ツールスクラッパー」の確認は全体に大事です。これでサイドは4枚までは取ることができます。ダイランスを打つことで、エネルギーをトラッシュするので、「クラッシュハンマー」を使わせないようなプレイングも可能です。
 ミルタンクが登場したら、インテレオンのアクアバレットで倒しますが、その際の注意点は2つ。ますは「キバナ」のサイド落ち確認。手貼り「キバナ」でアクアバレットの使用回数は1回は約束されます。インテレオンに「ツールジャマー」を貼れば、「タフネスマント」も無効にしてワンパンすることが可能です。しかし、ジメレオンが倒される可能があるため、ベンチのポケモンの数は注意して置きましょう。
 練習をすれば難しくない対面です。エネルギー切れを起こしそうなら「パルキア」の進化ラインと「崩れたスタジアム」のサイド落ち確認はしましょう。ハピナスミルタンクは「温泉」または「雪道」が3~4枚なので、相手が「温泉型」ならダイランスやアクアバレットを耐えるので「雪道」で、温まった体を凍らせましょう。「雪道」なら1回の「スターポータル」を使うために「崩れたスタジアム」を使います。その際に傷ついた「はくばバドレックスVMAX」もトラッシュ出来たらグッドです。

④ゼラオラファイヤー
 「メッソン」スタートから入ってきます。「ゼラオラ」が見えたり「悪エネルギー」や「雷エネルギー」が見えたら、この対面と考えましょう。上手い人はこれを見えないようにプレイングして、「とりつかい」&「モクロー」を使ってきます。本当にCL横浜前のnote公開で助かりました。初見殺しの「意表」を突くデッキタイプです。
 この対面は「マナフィ」の有無が最初重要であり、早急にマナフィを置いてメッソンを守ります。
 このデッキタイプの弱点は「初見殺し」であることであり、なぜ「メッソン」をすぐに倒したいのか?相手の動きを妨害するからでしょうか?
 このデッキは1枚だけのカードが非常に多く、かつで京都CLにも出現した「クワガノン」と同様にサイド落ちが厳しく、サイドをどんどん取らないと攻撃力が低いため、サイドを取ることができなくなることです。いつかは息切れして「回収ネット」や「レスキューキャリー」、「つりざお」などのリソースを失いがちです。戦い方として「サイドを取らせないように戦う」、「モクロー」から進化する「ヒスイジュナイパー」はダメージカウンターがのっていないと攻撃力が低いため、焦らず「モクロー」を倒す「ヒスイジュナイパー」を倒すように心がけましょう。「不思議なアメ」は1枚であることが一般的で2回目の登場は考えにくいです。残りはゼラオラやファイヤーに頼る為、「マリィ」でハンド干渉したり、「トレーニングコート」はしっかりと張り替える。「ばつぐんグラス」や「こだわりベルト」で「パルキア」がやられないように「ツールジャマー」をきちんと使うといった丁寧に冷静に対処すると相手がめちゃくちゃ困ります。
 「セイボリー」の通りもよいので、レスキューキャリーを使った後などに使用すると詰みに入ることができます。「セイボリー」で「マナフィ」をトラッシュしたら「かがやくゲッコウガ」の準備に入りましょう。

⑤アルセウス系統
 「はくばバドレックスVMAX」でダイランス+こだわりベルトで280ダメージを出して気絶させましょう。ジュラルドンの場合、ジュラルドンが「カリンの信念」で一撃を狙ってくるため、アルセウスVSTARをワンパンできたとしても我慢して、アルセウスジュラルドン対面ならまずはジュラルドン2体を進化する前に気絶させます。アルセウスに中途半端にダメージを乗せても、「すごい傷薬」や「チェレン」で戻されるため、まずはジュラルドンを倒します。ダイランスが特性込みでも220で気絶させることができるのは非常に強みがあります。
 アルセウスジュラルドンに限らず、アルセウスインテレオンは「うらこうさく」があり、回避することがありますが、「雪道マリィ」の通りは良い対面です。「うらこうさく系統」はサポートが少なく「グッズ」が多めなので、「雪道マリィ」で事故を起こす事が多く、狙いに行っても強く、いきなり雪道を貼られて「スターバース」が宣言できないということもよくある話だと思います。
 インテレオンが入る場合、「ゲッコウシュリケン」で「メッソン」「ジメレオン」で2枚、アルセウス2体でサイドを4枚、合わせて6枚取りたい対面なので、「かがやくゲッコウガ」をあまり見せない様、「セイボリー」を工夫して隙あらば撃つようにしましょう。

⑥ディアルガ
 弱点を突かれる対面で、質問が多かったので追記しました。「パルキア」ではなく、臆せず「はくばバドレックスVMAX」を立てて攻めていきます。その際に、必ず2体Vは置いておきましょう。一撃で倒される可能性があり、3-3プランは絶対に取られたらいけません。
 進化させるタイミングは必ず「ダイランス」で相手の「ディアルガV」、「ディアルガVSTAR」を気絶させる時です。3枚のエネルギーで気絶することは覚えておきましょう。相手の手札から「キバナ」や「メタルソーサー」、「ジバコイル」を使って加速するのか、相手の札を予想しながら攻めると良いでしょう。
 多くのプレイヤーは「キバナ」を狙う時は、大抵サポートを打たずに、ポケモンをバトル場に出してくる場合があります。よく「キバナ」を読んであえて倒さない動きも私は良くやります。「ディアルガ」では、「ディアンシー」を使って「ボスの司令」を予防しますが、こちらには「クロススイッチャー」があるので、それでアタッカーまたは「ジバコイル」を倒します。2体アタッカーがいれば、「ジバコイル」や「ドータクン」のようなシステムを優先し、システムが2体用意されたら、アタッカーを積極的に狙い、2-2-2で終わらせたいです。
 「クロバットV」は占めに気絶させたいので、残しておくことも大事です。稀に進化することがありますが、鋼エネルギーとの噛み合わせが悪いため、悪れんげきでは注意しますが、この対面ではそれは視野に入れなくても良いでしょう。
 またこのデッキは最初の動きを大事にする為、「クロバットV」や「ザシアンV」などを積極的に使います。いきなり「頂きへの雪道」を貼られると辛そうな顔をするので見逃さないようにしておきましょう。
「スタークロノス」を打たれたら、負け筋に繋がるので、「スタークロノス」を打たれないように立ち回りさっさと倒すを目標にしましょう。
「スタークロノス」で「はくばバドレックスVMAX」が気絶されると、次の相手のエクストラターンでエネルギーがつくと280でパルキアも耐えられなくなり、ここでサイドカードを5枚取られてしまい、挽回は絶望感になります。とにかく丁寧にすぐに倒して「雪道」を上手に使いましょう。

5.本デッキの強みと弱み、今後課題
(強み)
 本デッキの強みは、特性を使う環境だからこそ 
①雪道マリィで妨害が可能
②雪道ツツジで妨害が可能

 という基本的な妨害行為を「うらこうさく」で再現しやすい点。

③サイドを積極的に取ることもできる。
 通常、コントロール系のデッキはじっくりせめてじわじわと盤面を詰めていく印象があると思います。コントロールにも様々なタイプが存在し、これは既存のはくばバドレックスの速度を大事にし、攻撃力を下げた分、コントロール要素を加えたデッキタイプとなります。今の環境を見て、無理に「ダンデ」などで攻撃力を上げず、流行のカードを「対策」するようにしております。また「うらこうさく系統」の流行は再現性を高めることにあり、今の環境で「マリィ」はそれを妨害するとても強いカードにもなります。

④広く環境を見ており戦い方の柔軟性が高い
 入っていると予想されにくいカードを入れていることで、相手のプランをコントロールし、逆転の起点となる「頂への雪道」、「崩れたスタジアム」、「マリィ」、「ツツジ」、「セイボリー」、「クロススイッチャー」などが無理なく入っており、サイドプランも1~3枚のポケモンがいることで、粘り強く戦うことができる為、逆転勝ちもしやすい構築になっています。最初勝っていたのに、途中から挽回されて、試合後にショックを受ける人が多くいましたが、その際には嫌味になってしまうので運がよかったと伝えましたが、きちんと逆転や相手が焦って、攻めた際に使ったカードを見落とさず、ここで何を使えば勝ち筋がなくなるか慎重に攻めることで逆転を計画的にできるようにした構築となっています。60枚のカードにすべて意味を持たせているデッキの為、かつて京都CLで使用した「ザマザシ」と同様に自信のあるデッキです。

(弱み、今後の課題)
 本デッキの弱点は明確です。「エネルギー破壊に弱すぎる」。クラッシュハンマー1枚ですべてが変わるほど、ぎりぎりの構築にしている為、デッキを回すと窮屈を感じます。この辺りの改善を現在検討中になります。また今後の、VSTARが増えることで「はくばバドレックスVMAX」の数が増える可能性があります。きちんと「はくばバドレックスVMAX」の対策に対策できるような工夫が必要になると思います。

 そして、最後にこのデッキの弱点は

 「脳が疲れる」

 サイド落ち確認がめちゃくちゃ疲れるのとゲーム中に考えること、覚えて置くこと+して相手の盤面や挙動も観察するため、9回戦戦うには日々の練習とサイド落ち確認の練習、体力や集中力をつけておくこととスポ根のようなことを言っていますが。とにかく丁寧に繊細なプレイングが要求されるため、ミスをしない練習、サイド落ち確認、冷静に盤面を見れる力が高く要求されます。
 正直、このデッキで相手のミスを見つけて冷静に対処して戦えるようになるまでに1カ月はかかりました。シティリーグS6では、1度プレイングミスをしましたがそれ以外では全くミスはなく常に相手のミスとハンド予測に脳をフルで働かせていた為、このデッキを使った後は爆睡です。

 今回はこれで以上になります。要望があれば追記はしますので、読み応えのある内容になったかと思います。

 今後とも皆様ともポケモンカードでもっと親睦を深めることができたら幸いです。宜しくお願い致します。

【更新分:6月29日】
(5月:横浜CL使用)

5月:CL横浜使用デッキ

【真白馬コントロール】

ホウオウ杯/PTCGOで現在使用

 では、一緒に変更点を確認します。
 新型の特徴は、課題であった「エネルギーなどのリソース管理の強化」そして、パルキアに匹敵するほどの「安定感」の追求と、サイドを積極的に取りに行く「スピード」を強化することにウエイトを置いています。

+「エネルギーなどのリソース管理の強化」
+「安定感」
+「スピード」

大きな変更箇所
1)マナフィ抜き
 勇気ある決断で試したところ。ターボ構築が多く、あまり使う機会がありませんでした。ゲッコウシュリケンに弱くなるのは必然ですが、マナフィサーチするよりも盤面を強化することに、注力を置きました。普通「マナフィ」は入っているものだと思い込ませることが重要であり、ゲッコウシュリケンも打つとエネルギー2枚トラッシュ、次ににげるエネルギーで3枚のエネルギーをトラッシュするため、ゲーム中でも最大2回が限界となり、通常は1回のみとなります。メッソンを3枚盤面において、後に「ルリナ」で回収して即座に「うらこうさく」に繋ぎます。

2)クイックボール1枚追加、バトルVIPパス減少
 最初のトップドローを弱くしない目的です。2ターン目以降「バトルVIPパス」のハズレ感が半端なく、捲りを意識する私のプレイングに合わない為、その分「クイックボール」や「カイ」の枚数を増やして再現性をより高めました。「クイックボール」は「ルリナ」があるため、トラッシュしたポケモンやエネルギーを後に回収できます。

3)たっぷりバケツ1枚追加(3枚)
 初案と同じく、はくばバドレックスVに水エネルギーを1枚つけての圧力をより確率で高めることや、「かがやくゲッコウガ」の「かくりふだ」を強く使うために3枚にしています。4枚あっても個人的には好きです。

4)キャンセルコロン
 攻めのカードで相手のプレイングを妨害する強力なカードです。このカードで、かつてはテラダケイト選手に大会で勝利を収めており、強力なカードです。
採用理由は
①はくばバドレックスやパルキアを「にげる」、「スイッチャー」を使用せずにミルタンクを突破すること
②「ガラルマタドガス」の「かがくへんかガス」などがすぐに思いつくと思います。
 私は以下の理由で採用しております。
③ミュウ対面⇒「クロススイッチャー」⇒「オドリドリ」⇒「キャンセルコロン」⇒「ゲッコウガ:ゲッコウシュリケン」⇒「オドリドリ」と「メロエッタ」きぜつ⇒「サイド2枚」⇒「残り4枚はゲノVまたはミュウV」で終了。

④パルキア対面⇒「クロススイッチャー」⇒「マナフィ」⇒「キャンセルコロン」⇒「ゲッコウガ:ゲッコウシュリケン」⇒「メッソンまたはジメレオン」きぜつ⇒「サイド2枚」⇒「残り4枚はパルキアVまたはVSTAR」で終了。

と、2-2-2プランの再現性を高めるための採用としております。

5)カイ1枚追加(3枚目)
 2枚しか使わないとよく言われるプレイヤーがいますが、私は後攻の初手に欲しいですし、何だかんだで「クロススイッチャー」を「うらこうさく」で強引にサイドを取る時に「カイ」をガンガン使います。一時期は4枚採用で回していました。安定感と再現性を高め、初動をとにかく強くする目的です。

6)ルリナ
 CL横浜での最終戦で「クラッシュハンマー」でエネルギーを全部トラッシュされ逆転されたトラウマで採用。「クイックボール」でのコスト回収やエネルギーの枚数をゲーム中意識しすぎることもなく「ゲッコウガ:かくしふだ」がより使いやすくなり、

 個人的に最も好きなプレイングで、わざと「かがやくゲッコウガ」をトラッシュすることで、「セイボリー」や「崩れたスタジアム」で相手は「マナフィ」をトラッシュするので、サポ権があれば「ルリナ」⇒「スターポータル」⇒「ゲッコウシュリケン」と繋げます。

7)頂への雪道1枚減少
 「かがやくゲッコウガ」の特性を積極的に使用する為、1枚しぶしぶ減少。ミュウを考慮すると2枚採用したい。

8)トレーニングコート
 初見のプレイヤーに効果がある為、調整メンバー的にはここを別カードに採用するそうです。⇒相手を幸せにするカードだから。
 私の採用理由は、「うらこうさく」や「りょういきしはい」で

デッキに「トレーニングコート」が採用されていることを公開する 

ことが目的にあります。
 「トレーニングコート」をサーチすると、次のターン相手はなぜか躊躇せず、「クイックボール」や「ハイパーボール」、「博士の研究」でエネルギーカードを積極的に、自らトラッシュしてくれます。
 また「トレーニングコート」を置いてほしいため、相手の「マリィ」の予防になることもあります。特に苦手な「アルジュラ」対面では、このブラフ(誘引)が強く確認できたため、採用しております。

こういうプレイングと駆け引きが大好きなので、参考にしてみてください。

ではでは


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