否定は時に自らの描こうとした夢を壊したがるんだ②(小説もどき)
ただ、今回のボヤキに関しては大きく心を揺さぶられる。
自分には得意なネットを生かして起業したいという元々の夢があったが、親や周りの人から大きな反対にあって断念した過去を持っていた。
親友だったさつきには、少し前に詳細を話していた。
『ねぇ、あなたはもう夢を追わないの?』
さつきのそんな問いに過去のトラウマを思いだす。
『もういいんだよ、あの夢は』
そういいながら、ビールを呑んだ。
その瞬間、さつきが呑み干したビールのジョッキーをいきなりたたつきつけてこう言った。