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失敗。100万円の差で、土地仕入できなかった話。

みなさん、おはようございます。
わたしは、一都三県で、3年で
100棟以上の建売住宅(戸建)を
開発しています。

ブラック企業あがりのわたしは、不動産営業の
「孤独なつらさ」が死ぬほどわかるゆえ、
不動産営業の「味方になれば」と発信してます。
(わたしの経験を活かしきって、死にます。笑)

この記事は「朝活」と題して
毎週木曜日AM7:00に、不動産ビジネスに関する
無料記事を投稿するシリーズです。


今回は「買えなかった土地の話」
をテーマに「反省文」を書きました。笑

不動産の仕入営業をする、みなさんは
これを読んで「失敗」を防いでください。

二度と同じ轍を踏みません。
(まじ反省)

安く買う努力

みなさんは、
『不動産を安く買う努力』していますか?

わたしは、しています。
とっても、しています。

なぜか?

適正な価格で、
すこしでも「いい戸建住宅」に
住んでもらいたいからです。

※わたしが安く土地を買う(仕入)ことで、
いい戸建を安く市場に届けることが可能なのだ。

それと、もうひとつ。

わたし自身、
「お金を稼ぎたいから」です。

本音を言うと、
7対3の割合でこっちが大きい。笑

不動産を安く買う(仕入)と
利益が多くとれるから、
インセンティブ(報酬)が増えます。

くわえて、会社がまわる。

だから、できるだけ、
不動産(戸建がたつ土地)を
「安く買おう」とがんばっているんです。

会社もわたしも、経済的に豊かになり、
そのうえで、ご家族が幸せそうな様子をみると、
さいっこーに幸せな気持ちになるのだ!

高買い合戦

ただ、みなさん、考えてみて下さい。

同じ不動産は、
世の中に2つありませんよね?

そんな、価値の高い不動産を、
所有する人(オーナー)は、
「少しでも高く売りたい」もの。

そうなると、不動産を安く買うのは
とても「難しいこと」なのが分かりますよね。

不動産の仕入営業は、
不動産を買うために、
「多くお金をだしますよ!」と
所有者(オーナー)にアピールします。

こうして「高買い合戦」が始まる。

安く買いたい気持ちとは裏腹に、
現実は「おおくお金を出さなければいけない」

この葛藤が、不動産仕入営業のツラさです。
(競合他社は、すぐに撲滅してほしい)

※ちなみに、家をつくりまくったわたしが、
「まじ考察」した記事は、コチラ。
(エビデンス付きです。)

敗北

舞台は、東京都。

おおきな土地が売り出されたから、
わたしは、是非、買わせて下さいと
仲介業者に連絡をいれました。

聞くと、声をあげた仕入営業は
「わたしのほかにもう1人だけ」

つまり、がちんこの「一対一」です。

どちらが、高い買取金額をだすのか?
それで、決着がつきます。
(買う条件は、まったく同じでした)

どっちが、その不動産(戸建がたつ土地)を
買えたでしょうか?

はい。

題名にあります通り、
わたしは、負けました。

他社のほうが、高い金額を提示していて、
「そちらに売ります」と言われたのです。

仲介に聞くと、おそらく僅差。
(推測では、100万円程度)

もうね、
めちゃくちゃ悔しい想いをしましたよ。

なにが悔しいって?

金額を出し惜しみしたんです。」

わたしが勤める会社からは、
「高いお金を出すから買え」と
許可をもらっていたんですよね。

それなのに、会社から許可をもらった
『マックスの購入金額』よりも、
安い金額を提示してしまった。

つまり、
他の仕入営業よりも高いお金を出して
「土地を買えていたかもしれない」んです。

ほら、はじめに書いた通り、
「すこしでも安く買う」という気持ちが
ありますから、欲をかきました。

きれいごとですけど,,,

「わたしが、少しでも安く土地を買えば、
新築の戸建住宅が、安く市場にだせます」

腹の底では,,,

「少しでも安く土地を買えば
利益が多くでて、報酬が増えます。」

これらの気持ちが先行して、
結局は、土地を買えずに失敗。

「この金額でも買えそうだ。」

「ほかの仕入営業は、
ここまでの金額を提示しないだろう」

と、高を括ってしまったんですよね。
(ファック)

戸建住宅をおおく開発してきたわたしは、
「安く土地を買う美学」
に、酔いしれていたのかもしれません。

こだわりが強すぎて、
他社に敗北することが増えてきました。

土地は、買えなければ、
戸建住宅も建たなければ、報酬もゼロです。

「まずは、買う」

この初心の気持ちを、忘れてはいけませんね。
(まじ、悔しい想いをしています)

いいわけ

ただね、いいわけもします。

この案件、
「仲介業者もひどい」んです。

「どれくらいの金額をだせば、
土地を買えそうでしょうか?」

という、わたしの問いに対して、

「高い金額をだしたほうが、
買える可能性は高まると思いますよ?」

みたいな言い方をしてきました。

これ、なにがむかつくって、
「あくまで、わたしは第三者です。
どうすれば買えるのかは、わかりません」

という立場を、譲らない姿勢なんです。
徹底的に『深入りしない』みたいな,,,

不動産の所有者(オーナー)からは、
「〇〇円なら売る」という話をもらっていて、
その金額には、達していた。

あとは、他の仕入営業とわたしの
『どちらが高い金額を提示するのか?』
という勝負。

もうさ、仲介はさ、

「めいっぱい高い金額を出して下さい。
高いほうで契約をすすめます!」
ぐらい、ハッキリと言ってほしいわけですよ。

じゃないと、こちらも判断がつきません!
(子供のいいわけをぶちまけています。笑)

コンプラがあるから、仲介の立場も分かります。

「われわれは、あくまで第三者。」

「『土地の売り先』を判断するのは、
所有者(オーナー)でっせ」ですよね?

しかし、これでは、
仲介の立場もクソもありません。

じゃあ、わたしたちからすると、
「所有者(オーナー)と直接、お話します」
と言いたい。

現に、買い逃したあとに、わたしは、
仲介に対して、そう言いました。笑

「うんざりですよ!
仲介の存在意義が、ないじゃないか!」
というふうに。。。笑
(さかうらみ)

おわりに

まあ、そうは言っても、
仲介業者としての仕事を全うしていて、
無事に契約して(されて)いるから
「おめでとうございます」ですけどね。

『仲介業者のせいにされない』ような
仕事の進め方をされていましたよ。

これは、これで、プロなのでしょう。

責任をうまくかわすのも、
不動産取引においては大切です。
※参考までに「他責にするテクニック記事」

金額を出し惜しみして、
少しでも安く不動産を買うのか?

確実に買うために、高買いするのか?

この見極めが、とても肝心です。

不動産の仕入営業は、
いつもこの『二択』に悩まされますね。

わたしは、ベースとして
「少しでも安く買う」がありますが、
それだけでは、買えなくなってきました。
(バカみたいに高く買う業者が増えた)

こだわりをすてて、少しは高く買うか?
いや、そこは、まだ、ゆずれません!

ご家族のみなさんに、
少しでもいい家を安く届けるために!
(報酬を、たくさんもらうために!笑)

日々、工夫をこらして、がんばります。

不動産仕入営業のみなさん、
これからもどうぞ宜しくおねがいします。

わたしの失敗談でした。

PS、、、

パスタがマジで優秀です。

麺はゆでるだけ、
お腹にはたまるし、
価格も安いです。

具は、トマト缶をぶちまれば
それだけで美味しいし、
洗い物は、フォークとお皿だけ。

パスタがマジで優秀です。

このままだと、
3食ともパスタ生活になってしまいそう。




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