2012年10月15日の日記


 眠るのに失敗した。完全に失敗してしまった。

 どうして失敗してしまったのかはわからない。今日はそれなりに本を読んで頭を使ったし、ランニングもした。それなりに疲れてはいたはずだ。にも関わらず全く眠れずにベッドの上でひたすら寝返りだけをうつという夜を過ごしてしまった。


 いや、理由らしきものの心あたりはある。実は昨日は昼寝をしてしまったのだ。2時間程度のものであるが。昼間猛烈に眠気が襲ってきて、たまらずにベッドの上に横になったらそのまま眠ってしまったのである。多分そのせいで昨夜は眠れなくなったのではないかと思っている。


 しかし、昼寝はしたといってもほんの2時間程度である。それで5時間だか6時間だかも眠れぬ夜を過ごさなくてはならなくなるなんて、どうも昼寝が罪なのだとしたらその罰としての不眠が重過ぎるようにおもう。

 私は眠りたかったのだ。そして眠るための努力はそれなりにした。にも関わらず眠ることができなかったのだ。私のせいじゃないといいたい。しかしいくら自分の責任ではないといっても眠らなかったことによる身体へのダメージは私が負うことになるのだ。やはりどうしようもなく理不尽な気がしてならない。

 いくら言葉を尽くしても眠ることができなかったという絶望感は伝わるまい。私は本当にこれがいやなのだ。眠れずにベッドでごろごろするのが。不眠ほど辛いものはない。本当に不眠ほど辛いものはない。徹夜なんてしたくしてしたわけじゃない。そんなやつはいない。そんな


 もうわけがわからない。最悪だ。気分が悪い。何もかもがぼやけてみえる。地獄にいるような気分だ。三叉ヤリをもった悪魔が天の裂け目からやってきて人々の頭蓋骨をかすめとっていくのを見ているみたいだ。本当に悪魔は楽しそうにそれをやっている。オスマントルコ帝国の徴税官たちも同じように楽しく税のとりたてをやったことだろう。

 どうでもいいことがおおすぎる。しかしどうでもいいとはどういうことだろう、全くその答えは神のみぞ知るだ。まったく、確かに神は死んだ可能性は高いのかもしれない。しかし少なくともことわざや格言には
神様は必要だと思うのだけれどどうだろうか。


 本当に書いても書いても言葉がまだまだあふれ出してくる。一体これはどうしたことであろう。仮に考えたことを全て書き出したとしても自分の気持ちが整理されることはないというのに。

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