公開回答状「数百~数千円くらいでコジレックを強化したい!」
いってつです。
ツイッターではDMを開放していて、日々「ママ活のお誘い」「スマホだけでできる副業!」が届くのですが、ときどきマジックやEDHの悩み相談が届きます。
今回も届きました。うれしい!
なるほどなるほど。
おそらくご覧いただいたのはこちらの記事だろう。
今回はこの記事で紹介しなかった安価なおすすめカードや、「カードパワー/価格」コストパフォーマンスに注目しながらカードを紹介します。
茶単は高いか?
質問者さんは「かつてモダンで憧れたエルドラージデッキを統率者戦で楽しみたい」という想いで茶単統率者の門戸をたたかれている。
モダンのエルドラージデッキと言えば、プロツアー『ゲートウォッチの誓い』だろうか。
トップ8のうち6人がエルドラージデッキを選択し、優勝したのもJiachen Tao選手の青赤エルドラージだった。
しかし、統率者戦といえど10マナをひねり出すのはそう簡単なことではない。モダンのエルドラージトロンのように、ウルザトロンから膨大なマナをひねり出すことは難しい。《ウギンの目》《エルドラージの寺院》も1枚しか使えない。
そこで重要なのが強力なマナ・アーティファクトなのだが、その一部は再録禁止カードでもあり、高価だ。
ではコジレックデッキは安価に組めないのかというと、そんなことはない。
最強のコジレックデッキを!と望むのなら際限がないが、ほどほどのレベルで楽しむなら、再録禁止カードは必要ない。
現在僕はパイオニアプールで楽しむ統率者戦「パイオニアEDH」に夢中になっている。パイオニアプールのカードだけで構築しても、早ければコジレックが4~5ターン目に登場するように組むことができるのだ。
コストパフォーマンスのいいカード
さて、ここから本題だ。晴れる屋の記事では紹介しなかった「数千円するが強力なカード」「選択肢になる優良で安価なカード」を紹介していく。
他のデッキを組む時にも使えるかどうか→汎用性
コジレックデッキがどれだけ強くなるか→発展性
この2つの評価ものせておきます。
1000円以上するが、それに見合うパワーのあるカード
記事執筆時点で4000円。昨年の『ダブルマスターズ2022』で再録されたが、相場は戻りつつある。汚い白枠を探すのもいいだろう。汎用性は非常に高い。
マナを前借りするようなカードで、無色の《暗黒の儀式/Dark Ritual》。《通電式キー/Voltaic Key》などでアンタップすればお得に利用できる。これを採用する場合は《通電式召使い/Voltaic Servant》もぜひ。
記事執筆時点で1200円。再録されたばかりなので今がチャンス。
エルドラージ呪文を唱えるコストを2マナも軽くできる!実質3マナで2マナ加速!実質《ウギンの目/Eye of Ugin》。
記事執筆時点で1400円。これも昨年採録されました。
打ち消しコジレック着地後は打ち消しを探しに行くことができる。
《神秘の炉/Mystic Forge》があれば1マナで1ドローできるようになり、さらに《ジョイラの使い魔/Jhoira's Familiar》などがあれば無限ドロー!
無限マナ成立時には、《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth》でコマのドロー能力をコピーすることで無限ドロー!
《通電式キー/Voltaic Key》などともシナジー。本当にたくさんのテクニックがあるので、上手に回せるように練習しましょう。
記事執筆時点で1000円。マストバイ。
コジレックの着地を早めるだけでなく、コジレック着地後には7マナ構えておけばライブラリーからクリーチャーをサーチしてどんな呪文でも打ち消せる!
記事執筆時点で1400円。
出たときにクリーチャー除去or2枚ドロー!!すごい!!しかもマナ加速も兼ねる!ここから出るマナでコジレックを唱えることはできないが、《玄武岩のモノリス/Basalt Monolith》をアンタップしたり、《通電式キー/Voltaic Key》の起動コストに充てることができる。
《溜め込み屋のアウフ/Collector Ouphe》を除去できる数少ないカード。
裏面になんか書いてありますが無視して大丈夫。
1000円未満の良カード
記事執筆時点で900円。
コジレックや《晶洞ゴーレム/Geode Golem》が着地即攻撃できたり、《カルドーサの鍛冶場主/Kuldotha Forgemaster》が能力を即起動出来たり。
30円!!
4マナから2マナ出るアーティファクトシリーズ。墓地対策も兼ねることができる。2マナ以上出るアーティファクトを増やせば増やすほど《通電式キー/Voltaic Key》《多用途の鍵/Manifold Key》《前兆の時計/Clock of Omens》が強くなる。
100円!
マナ・アーティファクトとしてはあんまり強くないのだが、5ターン目まで毎ターン土地を置きたいデッキなので、次のドローを土地に固定できるのはかなりうれしい。
記事執筆時点で600円。
マナ総量が偶数の呪文を唱えられず、マナ総量が偶数のクリーチャーではブロックができなくなる。通称「偶数禁止」「偶禁マン」。
これがいるとほとんどのコンボは成立しなくなり、コジレックの統率者ダメージも通しやすくなる。
参考:パイオニアEDHコジレック
https://deck.hareruyamtg.com/deck/434553
ところで、これは記事執筆時点で3万円する。
《魔力の墓所/Mana Crypt》そのものが持つカードパワーにはある意味見合っている。仮に購入後に再録されたとしても、値動きは一時的なもので、遅かれ早かれまた3万円前後まで相場が回復するだろうし、3万円ぶんマナを出せばよいのだ。
しかし、必ずしも《魔力の墓所/Mana Crypt》は必須カードではない。競技的に統率者戦を遊びたいなら必要なカードだというだけだ。
幸い、統率者戦には「デッキやプレイヤーのレベルをすり合わせて遊ぼう」という概念がある。周囲を見ているとみんなが高額カードを買っているように見えるかもしれないが、そんなことはない。ぜひ、自分のペースで、無理のない範囲で楽しんでほしい。
まあでもカード買うのは楽しいからね!どうしても欲しいカードがあるなら、それを目標に仕事を頑張るというのも健全だと思う。
関連記事
この記事を書いたのは
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?