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劇場で6回見てしまった...何度見ても飽きない映画『ズートピア』#30DayFilmChallenge

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毎日連載七日目!今日もネタバレは無しでお送りします。

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これまでの対談

登場人物

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ことイナリ(文中”🦔”) https://twitter.com/flandore
絵が描けるオタク。ゲームを作った。アニメを作っている。映画が好き。映画絡みの仕事が欲しい。この記事のヘッダーを描いている。

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いってつ(文中”👓”) https://twitter.com/ittetu_
脚本が書けるオタク。ゲームを作った。アニメを作っている。映画が好き。映画絡みの仕事が欲しい。

DAY7「何度見ても飽きない映画」

🦔「これは映画館で六回くらい見た」

👓「IMAXと、4DXでも見た」

ズートピア
(原題Zootopia,2016年,アメリカ)
 草食動物は肉食動物に襲われる運命にあったが、文明を獲得した動物たちは種の垣根を越えて生活することができるようになった。うさぎのジュディは正義感が強く、警察官になる夢を持つ。トラやサイといった屈強な動物と同じ過酷な訓練を経てジュディは差別のない先進的な都市”ズートピア”に配属される。しかしジュディは駐車違反を取り締まるよう命じられてしまう。それでもジュディはくじけず、店員に差別されているキツネのニックを助ける。しかしそのニックは詐欺師だった。利用されたと気づき怒るジュディに対しニックは「ズートピアは言われているほど先進的ではなく差別が根強く残っている街だ」「田舎へ帰れ」と言い放つ。翌日、被害者家族に同情したジュディは行方不明者捜索の任務に強引に就くが、48時間以内に解決できなければ辞職するという条件を課されてしまった。警察組織のバックアップを全く受けられないジュディは相棒に詐欺師のニックをリクルートする。

👓「3DCGっていうのは毛の表現が難しいから、3DCG映画のパイオニアであるピクサーでさえ一作目はプラスチックのおもちゃを主人公にした。二作目も『バグズ・ライフ』虫が主人公だ。三作目になってようやく『モンスターズ・インク』のサリーといった毛の生えたキャラクターを主人公にできた。そんなモンスターズインクからも十五年経って、いよいよ動物しか出てこない作品の登場だ!」

🦔「しっぽがかわいい」

👓「サスペンスとしてもすごくよくできていて、探偵ものが好きな人でも楽しい。美術も凝っていて見るたびに発見があって楽しいね」

🦔「ズートピアという街はネズミからゾウまで幅広い動物が暮らしているから、建物や乗り物が超バリアフリーになっている。背景をよく見ると小さい動物用のドアがあったりする。なんとなくで通さず、ちゃんと説得力をもたせる工夫がある。それが気持ちいい。でもその一方で偏見意識は心の中に残っている」

👓「警察署は小動物には優しくないつくりだよね」
👓「あれはズートピアの通念的に警察官=大型の動物という印象が強いことの表れだね。ドアノブだってジャンプしないと届かない。うさぎの警察官はジュディが初という説明があるから、小動物の警察官がこの世界には凄く少ないゆえの設計なのかもしれないけれど、ジュディの居心地の悪さを感じられる。制服だからわかりにくいだけかもしれないけれど、女性の警察官も見当たらないのでかなり少ないんじゃないかな」

🦔「主人公ジュディでさえ偏見を持っている。これがこの作品の素晴らしいところで、ジュディのような素晴らしい人物であっても偏見を少なからず持っている。差別をしないのは当然として、”自分の仲にも偏見や差別思想があるかもしれない”と意識することが大事だと教えてくれる」

👓「あの映画が作られた当時、アメリカでも差別撤廃を訴える運動が活発になっていた時期で、この映画は”反差別を啓蒙するいい映画だ”と受け入れられたけど、そうじゃないと思う。”人は差別をする。私たちはその意識とどう折り合いをつけていくか”という物語だ」

🦔「話を少し戻して美術の話。電車のドアにネズミ用ゾウようがあったり、駅でもエスカレーターに乗れない小動物用にチューブ状のエレベーターがあったりする。その世界観の説明を序盤で理解させてしまうのがエライ」

👓「冒頭のジュディが電車に乗る場面だけでも、様々な街の様子がわかりやすく説明されているね」

👓「脚本、美術、テーマ、すべてが完璧にそろった作品で、何年たっても愛される作品になると思う」

🦔「死ぬまでに百回以上は見るな。年二回以上みるだろうから楽勝だ」

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