【家族との繋がりがないと死ぬ】

こう書くと少し強烈かもしれないが、偽らざる私の感覚です。私の育った環境では父が支配者として君臨していました。私たち子供との感情的交流はほぼなかったと言えます。子供の目標はウチを出ること。独裁政治の国から脱出していくようなイメージと重なります。

支配者として君臨した父は、気づくと家で一人になってしまったのです。繋がりが全くなくなりました。その後、父は亡くなってしまうのです。父は優秀な開業医でしたから、社会との繋がりはあったし経済的にもなんとかなったはずなのです。幸せの原型となるようなパーツはあったにも関わらず。

昨夏の三木清に言わせると、人はどんな時でも幸せになれるといいます。アウシュビッツ生存者のビクター・フランクルも同様の言葉を残してます。しかし、人は幸せになりたい!と言いつつ幸せになることを拒んでしまうところがあります。このパターンに気づく必要があります。

家族との繋がりがあると、自分のパターンに気づいたり、より良くなるきっかけを作ることができます。私は病院で看護師をしていましたが、見舞い客がいる患者とそうでない患者は回復に差があるような感じがしました。家族との繋がりが命を育む。私はそう見ています。

さて、あはたは誰と話しますか?

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