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20240322 友人のこと

私が11年勤めた会社で、いっときは部下、同僚、友人だった人が、残念ながら退職すると連絡がありました。


歳も私の一つ上だから、さぞ転職活動も大変だろうな。


いやいや、それより、なんで辞めることになったんですか?と聞いたところ、かなり衝撃的な発言が…こりゃ完全なハラスメント。



類似したお話を例にあげますと。
※実体験済みっていう。


私が結婚した時のこと。
結婚したとき、私は外部機関に出向しておりました。

この年に何人か選ばれた若手(私が最年長)が、研修と称して出向に行くことになりました。

私の職場は、とにかく閉鎖的な環境で、同族経営。
出向なんて極めて異例なことで、周りはマンセー!と喜び応援してくれましたが、召集令状を出された気分でしたね。

出向先に行ってみると、まぁ楽しい体験が待ち受けていて、能力の高い人間たちがこんなにたくさんいるのか、と衝撃を受けたのも鮮明に覚えています。

そこの職場にも打ち解けて、ついに結婚の話を切り出すわけです。

皆喜んでくださって、「新婚旅行も行くんでしょ?なら10日くらいは休まないとだね!気をつけて行ってきてね!」なんて気を遣ってくださって。結婚式にも出席くださいました。


一方元の会社。
そこでは慣例として、社長、役員たちを必ずお呼びするルールがありました。しかもスケジュールですら彼らを最優先にしなければいけないくらいの縛りがありましてね。

とはいえ私は出向中の身。
秘書と密にやり取りができる環境でもないので、ある程度出向先の予定に合わせることで日取りは決まったんですが。

その結婚の切り出しの時の話。
総務のNo.2が衝撃的な発言。

「君は出向中の身なのに結婚式をあげるのか?そういうのは出向が解かれたときにやれば良いじゃないか。社長たちはどうするんだ?まさか呼ばないなんであり得ないだろう?延期しなさい。」


カッチーン、ときまして。

出向中だから、結婚式を挙げるなと?
何言ってんだこの会社は。
新婚旅行はね、自粛しますよ、そりゃ。
そのくらいは仕方ないですよ。


でも、人生に一度の(予定の)結婚式を、仕事の理由で延期せよと、直接命令しますかね?

その段階で、偉い人たちを呼ぶことすらやめました。
慣例なんて知るかぁ!と、怒っちゃって怒っちゃって。

結果的に、私が男性として初の偉い人呼ばない披露宴だったらしく、それもまたびっくり。これまでの人たちは、おかしいって思わなかったのかな。
閉鎖的な環境って、よくないですね。業績もかなりよくないらしいですが、それもなんかわかるような気もします。





とまぁ、これに近いことがあったらしく、辞めるんですって。

友人にあっぱれと言って、祝福してあげよっと。

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