連載小説 アンドロメダから僕は来た(41)
四国山地のど真ん中にあるじいちゃんの家からは天の川がくっきりと見える。そして彼方に僕達のアンドロメダ星雲も肉眼で確認出来る程に星の綺麗な所だ。
じいちゃんとおばあちゃんは僕達二人の為に盛大なお別れパーティーを開いてくれた。この味をしっかりと舌に焼き付けて行こうと、僕達二人はカレーとシチューを何杯もおかわりしてお腹いっぱい食べた。
僕達は四人並んで縁側に座り夜空を見上げた。真夏、アンドロメダはどれだい?とおばあちゃんが尋ねると、ほらあそこに見える星雲、あの中に私達の星がある