目先のニンジン



「家の中でこんなに忙しいの、2歳以来だよ(笑)」


新型コロナウイルス感染拡大により、外での活動が制限され始めた4月上旬。緊急事態宣言が発令される少し前に「うちで踊ろう」と言う曲をInstagramに投稿してからの源さんは、とても忙しそうだった。

真っ先に「生活に必要のないもの」として、ライブやイベントの中止を余儀なくされ、保障もすぐには無かったエンタメ界に生きる一人。きっと色んな想いもあり、きっと私なんかが思っているよりずっと怒りや悔しさも持っていると思う世界の人。

しかし源さんは、いろんな制限がかかった中で「ファンの人が喜ぶこと」を沢山考えては実行してくれた。

自身がパーソナリティを務める「オールナイトニッポン」ではANN史上初の自宅ラジオを開始。リモートで「俺んちをキーステーション」に2ヶ月もの間、生放送を続けてくれた。ファンからすれば、好きな音楽家の"言葉"が毎週届くのだから本当に有難い。

また、音源の全曲解禁を働きかけ、自由にSNSに投稿出来るようにしてくれたり、「おげんさんといっしょ」をマペットでやってくれたり(自身で企画書を書いたとか!)。
中には利益の上がらないものもあっただろう。自分も私たちも楽しめるものを…とこの状況だからこそ、発信してくれたのではないだろうか。

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先日放送のおげんさんのお部屋に飾ってある「ばらばら」の額を見て、源さんは「うちで踊ろうと ばらばらという曲は繋がっているんですよ。この額は偶然だったんだけど、すごいよね」と言ったニュアンスの話を5月26日放送のANNで語っていた。意図的にではなく、彼の信念がこの流れを作っている。うちで踊ろうは、必然性を持って作られた曲ではないだろうか?
本当になんていう人間なのだろう…ブレない男ホシノゲン。


ANNでは、常に「みんな頑張ってる!えらい!」とリスナーに声をかけ続けてくれた。
当たり前が当たり前では無くなっている今の状況を嘆く、リスナーからのメールに目を潤ませる優しい男ホシノゲン。

インスタライブで、とんでもない画力を見せてくれた画伯ホシノゲン。

くさくさしていて、とっても疲弊しているこの世の中に彩りを与え、生きる力を与えてくれたのは間違いなく星野源。音楽のチカラだと私は思う。

「ここで学んだことっていっぱいあるし…(中略)この期間を無駄にせず、良いところ悪かったところを見つめて、色んなことを抱えて…そして精査しながら未来に進んでいきたいと思う所存でございます」(5月26日 星野源ANNより)

今日も顔を上げると、空は変わらずそこにあって。別々の場所で見上げた誰かの空と繋がっている。


ひとつにはなれないけれど、重なりあい、繋がることはできる。また同じような状況になった時も、きっと乗り越えられる。

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これから先もずっと、源さんが音楽を続けられるように私は全力で応援を続けたい。源さんが全力を尽くしてくれているから…


頑張った源さんにも「ゴールド金賞!!!」

声を大にして伝えたい

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