見出し画像

今年も会えたおげんさん


今年もやってきた「おげんさんといっしょ」放送の知らせ。放送日までココロオドル日々だったぁ。



予告で、ちょいちょい匂わせていたけれどまさか本当にやるとは思わなかった「サザエさん一家」の披露!!
作曲家、筒美京平さんへの想いものせた選曲なのだろうが、なんと言っても他局で放送されているアニメのエンディング曲を、NHKで演奏することが凄い。

これを1曲目にやるもんだから、最初っから変な声出たし鳥肌たったわよ。
アレンジの素晴らしさはもちろん、おげんさん(星野源さん)、お父さん(高畑充希さん)、隆子(藤井隆さん)、庭師の大ちゃん(三浦大知さん)の声できくサザエさん一家の曲、最高だったわー。隆子と動きをあわせて、左右に動く長岡亮介氏も最高だったわ(笑)

サザエさん側にも、NHK側にも歴史に残る出来事よこれ、たぶん。


それから更に、(いい意味で)信じられないコーナー「パペトーーク」

ハッチポッチステーションと、クインテットとのコラボ!!教育番組で過去に放送されていたあの2番組が集結したのだ…


私は小学生の頃、ハッチポッチステーションを見ていた。音楽に興味はなかったけど、グッチさんが歌っている曲のジャンルが洋楽だということを、この番組で知り、それがパロディ交じりで面白くてつい見入っていた。
ジョン・トラボタル、インパクト強くて覚えてたよ(笑)

そして私も母となり、息子と見ていたクインテット。「人形が楽器を演奏している!動きが本物みたい!」とその程度ではあったけど、クラシックは耳にも優しく、夕方の時間は自然と見るようになっていた。

そして今、「おげんさんといっしょ」で、またもやパペットに元気をもらっている。
成長と生活を見守ってくれていた3番組が、一同に介している。それだけでなんだか心が震えた。

それなのに、集まったパペット達が「うちで踊ろう」を歌う…?!
とにかくすごいことが起きていると思った。

口説いようだが、私の生活に寄り添ってくれていた番組のパペットたちが、私の好きな歌を歌う。演奏が始まる前から泣きそうだった、ほんと。アキラさんのアレンジとか、やばくね?
えー?クインテットのみんな演奏するの?
おげんさんめちゃくちゃ嬉しそうじゃん!
と感情も目も忙しいわ、このコーナー(笑)


聴いてからの感想は言わずもがな…「うちで踊ろう」という曲は、時代も超えて繋がることができる曲だった…!!胸熱ッッッ!!


コーナー終わりのおげんさんも泣いていた。
「本当嬉しいね」

私なんかが絶対に想像出来ないくらい、音楽活動でも生活の中でも苦しい日々を送っているであろう源さんが、「今年も本当に大変だったじゃない?」と回顧して涙を拭く姿。
あまり涙を見せたことがなかったことも重なり、余計にグッときた。

そしてそして、「不思議 ~Dance Remix〜」
三浦大知さんのダンスパートだ。

これは一言。「とにかくやばかった」
当然なのかもしれないが、歌詞をなぞるだけのダンスではなく、曲を通して源さんが伝えたかった部分を抑え、きちんとそれが表現されていた。照明とカメラワークとの息もピッタリだった。

その表現の中に「夢の外へ」「時よ」の振り付けも取り入れてあったことを知り、見返して感激した。
全体的に、源さんへの…そして不思議という楽曲へのリスペクトがないとこんな空間造れないよ。すげぇよ大知くん…

ちょっと控えめだった隆子も、自身のキャラ設定に迷い中の豊豊さんも、西サモアで産み落とされた新しい息子も、みんなみんな素敵だったー!

そんなみんなを見つめながら
目尻を下げてクシャッと笑うおげんさんが印象的で。
ファミリーそれぞれが、歌に、ダンスに、演奏に、「愛」をしっかり持ってて。出演者同士も、スタッフさんとの間にも「愛」があって。
何より、出演者それぞれから、この「おげんさんといっしょ」という番組への愛を感じる。

だからこそ、ほぼぶっつけ本番みたいな放送なのにあれだけ素晴らしい時間が出来たのだと思う。

ゆる~い音楽番組という名目はありながら、それぞれの「表現」への向き合い方は全然ゆるくない。

「この番組で影響受け、音楽が広がった」と、ハッチポッチステーションやクインテットを見て源さんが影響を受けたように、おげんさんを見て、影響を受けた(受けている)人もたくさんいると思う。

"世をずらせば 真ん中"
"独(いち)を創り出そうぜ"
最後にみんなで歌った「創造」は、この番組そのものだと私も思う。
これまでにないものを創る。創り出す。
新しい「何か」が生まれる瞬間を何度も見せてもらえるなんて贅沢なことだし、私は本当に幸せだと改めて思ったよ(;_;)

「面白い世の中をつくりましょう」
最後におげんさんが言った。こんな世の中でも、こんなに豊かな時間を創ることができる。私はまた泣いた。



おげんさんファミリーに、また会えることを楽しみに、日々をおもしろく生きてみよう。また愛ましょうね!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?