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帰国子女の小2娘に英検5級(中学初級程度)の過去問を解いてもらいました

こんにちは、少人数で訪問型の英語教室「スロース英語教室」を
運営するNaokoです!
また私はアメリカに2年住んでいた小2の娘を持つ親でもあります。



私の教室では英検対策は今のところしないのですが、「英検対策をしてほしい!」とおっしゃる家庭が多いのも承知しております。
そこで実際どんな試験なのか、娘に協力してもらって見てみることにしました。

使ったのは2023年度の英検5級の過去問です。
英検5級は英検の中では最も易しく、将来の高校や大学受験を見据えて「試験慣れ」するために小さいうちから受験されるご家庭も多いそうです。
最も簡単、と言われる5級ですが、見た感じ全く簡単ではなかったです。


娘に解いてもらった私の感想は、
「これを小学生(特に10才以下)で受ける必要はないんじゃないかな…。特に英検テスト対策、みたいなのを学習の中心に据えると英語嫌いの子どもが増えてしまう気がする」です。


娘は問題自体はほぼ満点に近い正解でした。
ただし、問題文を私が音読したり、リスニングもたまに聞き取れない問題があるともう一度問題文を聞き直したりした結果です。
つまり、実際のテストを受けた状況とは異なる状態での結果でした。


小学校のテストを受け始めて1,2年の子どもたちが、


・マークシートの解答がずれないように気を配ること
・制限時間内に全て英文を黙読すること、見直しをすること
・分からない問題が出たとき、パニックにならずに飛ばして次の問題にうつること


などの受験テクニックを駆使するのは難しいのではないか…という印象です。
現に娘は一度分からない問題があったら席を立って逃亡してしまいました…。


一方、我が子に英検を受けさせたい親御さんの気持ちも少し想像してみることにします。
例えば労力とお金をかけて英語の習い事に通わせているのだから、我が子の英語が上達したという実感が欲しいと思ってもなんの不思議もありません。


あるいは大学受験と英検が強く結び付けられる昨今、
「少しでも楽に受験を突破できるように」とスモールステップのつもりで
子どもに受けさせているのかもしれません。


親御さんに「お子さんの上達を可視化する」ことは子ども用の習い事を運営するにあたって避けられない大事な仕事です。
英検合格ではない方法で可視化をして、親御さんに安心して頂けるようにします。
それが「ふりかえりシート」です、毎回レッスンが終わったら生徒さんにお渡しします。




ただ、日本で英語の先生をした経験のない私は、英検を取らせようとする親御さんや先生方の事情がよく把握できていないのかもしれない…とも思います。
 

中学受験に一部の学校で英検が必要になる、というウワサは聞いたことがあります。
ぜひ保護者の方や先生をされている方、よろしければお考えをコメント欄で教えて下さい。

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