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【全部嘘日記】 2024.4.29.

ゴールデンウィーク前半の三連休最後の日。
昭和天皇の誕生日で昭和の日。
自分ではそれほど長い時間が経ったようには感じなくて、40年前の事ですら4〜5年前の出来事のように思えるのだけれど、それはきっと精神年齢が実年齢の1/3ほどしかないせいなのかもしれない。
「勝手に時間ばっかり流れていきやがって」と悪態の一つも付きたくなる。

何かしらテーマを掲げて書くことに飽きてしまって、単なる雑文ですら書く気が失せてしまった。
となればただの日記を書くことが最も簡単で、最も意味があることのように思えている。
もはや誰かに読ませる〜読んでもらうことを想定したり、期待することに意味を感じられなくなってしまったということなんだろう。

近所の図書館へ造本の参考になる資料を探しにいく。
適当な資料は見つからず、空振りに終わってしまったが、館内整理で除籍になった本の棚に沢木耕太郎の日記エッセイ『246』と小鷹信光訳の『ダシール・ハメットの生涯』を見つけて、両方とも引き取ってきた。
『246』は新潮の文庫版ではなく、元のスイッチパブリッシング版だ。これはなかなか拾い物であった。
唐突に雑文から日記に方向転換したのは『246』を手に入れたのが原因でもある。こうした変わり身の早さは飽きっぽさの唯一いい点かもしれない。

このところまた本の量が増えていて、置き場に困り始めた。
未読の本はまだ40冊ほどで済んでいるが、いずれ読み終えたら保管場所が必要になってくる。すべての本ではないにしても場所がまったく不要で済むわけではない。
ただでさえ普段遣いの道具とか材料でとっ散らかっている部屋ではあるのだが、正直、これ以上モノを増やしたくはない。
やはり写真関係の機材を一気にすべて処分するぐらいしかスペースを作る方策はない気がするんだが、これまた結構な労力がいる(もう使わなくなってしまった引伸機も3台もあるし。
かといって今より広い部屋に転居する気にはならない。
掃除するスペースが広くなると考えただけで嫌になるし、掃除が行き届かなければ、部屋の中での失せ物が増えるだけだ。

明日から3日は通常通りの会社生活。
無闇に片付けの手を広げずに、お茶を濁す程度で終わらせておこう。

———全部嘘です。

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