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読書記録

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個人的な読後連想の記録
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2024年1月の記事一覧

読書記録2024(#5〜#9)

#5 『村上春樹全作品1990−2000 ① 短編集Ⅰ』 / 村上春樹 去年から短編小説を意識的に読んでいて、その一環として村上春樹の短編をまとめて読み直している中の一冊。 村上春樹はデビューから同時代をリアルタイムに読むことができている数少ない作家の一人だけに、短編作品の変化も実感を伴って読むことができる。 #6 『文学のレッスン』 / 丸山才一 聞き手の湯川豊氏のインタビューに答える形式の分、他の著書の旧仮名遣いがなくて、読みやすい。 インタビュー形式とはいえ、実質

読書記録2024(#1〜#4)

#1 『いつか必ず死ぬのになぜ君は生きるのか』 / 立花 隆 2021年に亡くなった立花隆の著書からエッセンスを抜き出して、ジャンルごとに再構成したパイロット版、ガイドブックのような本。 著書の8割ぐらいは読んでいるけれど、こうしてまとめてあると、これから立花隆に触れる人には便利に使えるかもしれない。 イマドキの人だと「タイパ」とか言って、この1冊だけで全部読んだ気になってしまうのかもしれないけど。 情報洪水状態の現代社会のキーは何は無くとも教養のはずなんだけどな。リベラル