読書記録『禅とジブリ』鈴木敏夫
スタジオジブリのプロデューサー、鈴木敏夫氏が3人の禅宗の和尚・老師と対談する本作。信仰心はかけらもないが、感じることの多い1冊だった。
親戚に禅寺を営んでいる家があるもので、信心はなくても禅宗は身近だった。
座禅も、瞑想だとかマインドフルネスとか言われるとインチキ臭さやカルトっぽさを感じてしまうけれど、寺を営んでいるのが父の従妹の嫁ぎ先であればそんなこともない。
「人生に迷ったとき」と言うと大げさだが、僕は割と頻繁にくだんの寺に遊びに行き、遊びに行ったついでに座禅にも加わっ